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デジタルサイネージ広告とは?メリットや費用相場を詳しく解説!
- 公開日:2023.09.07
- 更新日:2024.10.29
- LEDビジョン
商品やサービスを宣伝するにあたってデジタルサイネージ広告が主流となっています。デジタルサイネージは、従来のチラシやポスター、アナログ看板などと違った特徴やメリットを持ち、広告発信の在り方を大きく変えました。売上を高めるためにデジタルサイネージ広告を利用しない手はありません。とはいえ、デジタルサイネージ広告を導入するうえで疑問を解消しておきたい方が多いはずです。そこで今回は、デジタルサイネージ広告の概要をはじめ、特徴やメリット、料金相場などを詳しく解説します。
この記事の目次
デジタルサイネージ広告とは?
デジタルサイネージ広告とは、屋外・屋内のあらゆる場所にデジタルサイネージを設置して商品やサービスを宣伝することです。
乗り物や交通機関などで宣伝する交通広告、ビルの壁面や路上、屋外ステージなどで宣伝する屋外広告、飲食店や商業施設などの店内で宣伝する店内広告などに分かれます。
いずれも商品やサービスを魅力的に魅せる広告コンテンツを計画的に放映します。自社の宣伝目的での利用が一般的ですが、他社の広告コンテンツを掲載することで広告収入を得ることも可能です。
デジタルサイネージ広告の特徴
デジタルサイネージ広告とは何かがわかるよう概要をお伝えしました。デジタルサイネージ広告の性質を理解するために押さえておきたい特徴もあります。
続いては、デジタルサイネージ広告の特徴を解説します。
設置場所に応じたターゲティングが可能
デジタルサイネージ広告は、設置場所を選んでターゲティングすることで、視聴効果を高められます。テレビCMは自宅で視聴されるため、幅広い年齢層が対象となってしまい、ターゲットを絞りにくいです。
その点、デジタルサイネージはあらゆる場所に設置できます。設置場所を訪れるターゲットを想定した広告を流して、コンバージョンにつなげることが可能です。たとえば、オフィス内でデジタルサイネージ広告を発信することで、ビジネスパーソンを狙ったコンバージョンを狙えます。特定のターゲット層に絞って宣伝したい場合は、デジタルサイネージ広告を検討してみましょう。
オフィス以外には美容室やパチンコ店などでの広告も検討できます。詳細は下記の記事も参考にしてみてください。
〉美容室にデジタルサイネージを導入するメリットは?サービス事例や注意点も紹介!
〉パチンコ店にデジタルサイネージを導入するメリットは?広告サービスや注意点なども紹介!
広告配信の視聴効果を把握可能
デジタルサイネージで広告配信しても視聴効果がなければ宣伝の意味はありません。その点、デジタルサイネージ広告はアナログ看板とは違ってデータによる視聴効果の確認が可能です。
たとえば、デジタルサイネージにカメラを装着したり、電子ポップの内蔵カメラを利用したりすることで、広告配信の効果測定を行えます。
特に最近ではAIカメラの利用が流行っており、視聴者の属性や視聴数、滞留時間、視聴時間、目線分析など、詳細な情報取得も可能になりました。
表情まで分析できるデジタルサイネージもあり、広告を見ている方の感情データまで分析できます。あらゆる角度から視聴効果を分析すれば、デジタルサイネージ広告の運用を極限まで最適化できるでしょう。
デジタルサイネージ広告を表示する機器
デジタルサイネージ広告は表示する機器にも違いがあります。表示機器の種類を押さえておくことで、デジタルサイネージ広告における情報発信の幅を広げやすくなります。
デジタルサイネージ広告の代表的な表示機器は、液晶ディスプレイやLEDビジョン、電子POPなどです。ここでは、デジタルサイネージ広告の各種表示機器について解説します。
液晶ディスプレイ
液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)とは、固体・液体双方の性質を持つ液晶分子を活用した表示画面です。液晶は透明な電極を配置した2枚のガラス基板に挟まれます。
高解像度なだけでなく、低コスト・低電力という特徴もあわせ持ち、バランスの取れた長所から店舗や展示会などにおける広告にも導入しやすいです。
ただ、液晶は光を反射しやすいため、直射日光の影響で視認性が低下するケースもあり、屋外使用には不向きだといわれています。屋外でデジタルサイネージ広告を発信する場合は別の表示機器も検討しましょう。
液晶ディスプレイの選び方については下記の記事が参考になります。
LEDビジョン
LEDビジョンは、発光ダイオード(Light Emitting Diode)で電気エネルギーを直接光エネルギーに変換する原理のデジタルサイネージです。
電気エネルギーが無駄になりにくく、低消費電力で広告時の電気代を節約しやすくなっています。液晶ディスプレイよりも寿命が長く、長期的に広告運用するのにも最適です。
パネルを組み合わせて大画面を構築することもできます。屋外で迫力のある広告を発信したい場合にも役立つでしょう。
LEDビジョンの全体像をスムーズに把握したい方は下記の記事がおすすめです。
電子POP
電子POPとは、商品棚や什器に設置できる小型デジタルサイネージ広告です。
POPは、Point of purchase advertisingの略称であり、購買時点で必要な商品名や価格、魅力といった情報をまとめた広告を意味する言葉でした。従来は売り場のポスターやステッカー、看板などが主流でしたが、最近では電子POPが活用される傾向です。
小型ですが、一般的なデジタルサイネージと同様にメモリカードを挿入するなどしてコンテンツを流せます。棚に置いたりバーに吊り下げたりして設置可能です。
電子POPに適した話題のサイネージとしてシェルフサイネージもあります。シェルフサイネージのメリットや運用方法については下記の記事をご一読ください。
デジタルサイネージ広告の市場規模
CARTA HOLDINGSがデジタルインファクトと共同でデジタルサイネージ広告市場に関する調査を実施したところ、デジタルサイネージ広告の市場規模は2023年が801億、2027年予測は1,396億円でした。
2027年予測の市場規模の内訳は下記の通りです。
分類 | 市場規模の金額 |
交通機関 | 590億円 |
商業施設・店舗 | 381億円 |
屋外 | 250億円 |
その他 | 175億円 |
商業施設や店舗、屋外よりも交通機関での広告が多いことがわかります。
引用:CARTA HOLDINGS、デジタルサイネージ広告市場調査を実施~2023年のデジタルサイネージ広告市場規模は801億円の見通し、2027年には1,396億円と予測~(CARTA HOLDINGS)
デジタルサイネージ広告のメリット
デジタルサイネージ広告の市場規模を解説しました。市場規模が高まっているのは、デジタルサイネージ広告を利用するメリットがあるからにほかなりません。具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
引き続き、デジタルサイネージ広告の主要メリットについて解説します。
リアルタイムでコンテンツを切り替えられる
デジタルサイネージ広告は、ネットワーク配信技術によって、リアルタイムにコンテンツを切り替えられます。
細かいスケジュールを設定して配信できるため、朝の時間帯にビジネスパーソンに栄養ドリンクの宣伝をしたり、春の時期に花粉の薬を宣伝したりするといった広告が可能です。
特定の時間帯に、付近を訪れる視聴者に最適な映像を流すことで、広告効果を最大限に高められます。遠隔で切り替えられるので、コンテンツ更新の負担も最小限に抑えられます。
音声や動画で訴求できる
デジタルサイネージ広告は、チラシやポスター、アナログ看板による広告と違って動画コンテンツにより音声や動画での訴求が可能です。
自宅以外の場所でもテレビCMとまったく同じように、インパクトのある魅力的な演出で広告を発信できます。通行人が映像を視聴しない場合であっても耳から確実に情報を伝えることもできます。
ただし、呼び込み型や解説型、メッセージ性が強い音声動画などはエリアの風紀を乱し、通行人に不愉快な思いをさせるケースも少なくありません。音量を下げるなど、地域のルールを守ったうえでデジタルサイネージ広告を運用することが不可欠です。
デジタルサイネージ広告のデメリット
デジタルサイネージ広告のメリットをお伝えしました。デジタルサイネージ広告は便利な反面、押さえておくべきデメリットもあります。引き続き、デジタルサイネージ広告のデメリットを解説します。
広告の制作と掲載に費用がかかる
デジタルサイネージ広告を運用するには、コンテンツを制作する必要があります。簡易的な広告であればパワーポイントなどでお金をかけずに制作することも可能ですが、制作会社に依頼する場合であればコストが発生します。
デジタルサイネージを自社で保有していない場合は、広告コンテンツを制作しても発信できません。他社のデジタルサイネージに広告を掲載してもらう必要があります。
広告掲載費用は短期間でも高額になりやすいので、予算が限られる企業であれば広告を気軽に発信できません。
故障リスクがある
デジタルサイネージは故障のリスクがあり、修理が長引くと広告がしばらく中断してしまいます。
複数台で広告運用していたデジタルサイネージが、まとめてすべて故障するケースも珍しくありません。
期間限定キャンペーンを宣伝したい場合であれば、重要な広告機会を逃してしまいます。
広告手段をデジタルサイネージだけに依存するのも危険だといえるでしょう。
デジタルサイネージ広告の費用相場
デメリットの内容で前述した通り、デジタルサイネージ広告の費用相場は主に広告の制作料金と掲載料金に分かれます。
制作料金については10万円~50万円程度で制作会社に依頼可能です。ワンランク上の長編広告であれば、50万円以上の料金が発生することもあります。
バスの掲出料金であれば、3か月で10万円程度に設定されるパターンがあります。都心の主要駅の中央改札であれば、1か月で50万円程度発生するケースも珍しくありません。
そのほか、トイレやエレベーター、空港など、設置場所によって費用相場はさまざまです。複数の制作会社や掲載先を細かく比較して、費用対効果の高いプランを見つけることが重要です。
デジタルサイネージ広告の主な設置場所
デジタルサイネージ広告の主な設置場所は、公共交通機関や屋外、店内などが主流です。各種設置場所での活用について解説します。
公共交通機関
デジタルサイネージ広告の主な設置場所として代表的なのが公共交通機関です。
たとえば、電車内における乗車扉の上に小型デジタルサイネージを設置するパターンがあります。路線図を表示させるとともに自然な形で広告を発信しやすいです。駅構内では、通路壁に巨大なデジタルサイネージを設置したり、複数の支柱に連続的にディスプレイを設置したりすることで、広告が常に通行人の視界に入ります。
最近ではタクシーにデジタルサイネージを設置して広告を流し、画面から購入・予約ができるサービスも普及してきました。
屋外ビジョン広告
デジタルサイネージは防塵・防水性能に特化した製品もあるため、屋外ビジョン広告として活用されることが多いです。
特に都心ではビル壁面での設置が目立ち、交差点ではビルの巨大ビジョン広告で多くの通行人に大々的に情報を発信するパターンも見受けられます。
そのほか、窓面に画面を設置して屋外に宣伝できるデジタルサイネージ広告も登場しました。設置スペースが限られる建物でもデジタルサイネージ広告を導入しやすくなったといえるでしょう。
インストアメディア広告
デジタルサイネージ広告はインストアメディア広告にも最適であり、店内でもディスプレイの設置がよく見受けられます。
たとえばコンビニでは、レジ付近に小型デジタルサイネージを設置して新商品やセール品を宣伝できます。
ホテルでは、館内で併設レストランのメニュー情報やイベント情報、周辺の観光情報を発信可能です。ホテルでのデジタルサイネージ広告を検討する場合は下記の記事も参考にしてみてください。
デジタルサイネージ広告を導入するならLED TOKYOに相談
デジタルサイネージ広告を導入することで、設置場所や時間帯に適したターゲティングが可能となり、アナログ看板よりも宣伝効果を高められる可能性があります。ただ、設置場所に適した製品を選ばないと広告効果が下がる恐れもあります。
LED TOKYOは、あらゆる業種におけるデジタルサイネージの導入で広告運用をサポートしてきました。過去の成功事例にもとづき広告効果を最大限に高めるデジタルサイネージの導入をご提案できます。デジタルサイネージ広告を導入する際はぜひLED TOKYOまでご相談ください。
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