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展示会は内装で差をつける!ポイントや種類を解説
- 公開日:2023.07.03
- 更新日:2024.10.11
- 展示会
展示会は、さまざまなブースが立ち並ぶビジネスのお祭りです。そのなかで多くの来場者を魅了して集客を成功させるには、内装によるブースの空間演出が欠かせません。
内装で効果的な空間演出ができれば、来場者の目を引くだけでなく、居心地の良い空間となり滞在時間を増やせます。滞在時間が増えるほど自社のことを知ってもらえるため、ビジネスチャンスをつかみやすくなるでしょう。
本記事では、展示会の内装について、そのポイントや種類を解説します。展示会のブースデザインを担当される方は、ぜひご参考にしてみてください。
この記事の目次
展示会における内装のポイント
展示会の内装には、以下のようなポイントがあります。
- 顧客ニーズやブランディングに合わせる
- 統一感を出して、わかりやすくする
- 通路幅や動線などの機能性も考慮する
ポイントをおさえて、効果的な空間演出を図りましょう。
1. 顧客ニーズやブランディングに合わせる
ブースの内装は、ただオシャレにしたり、カッコ良くしたりしても集客につながるとは限りません。ターゲット顧客のニーズや、自社のブランディングに合わせた内装にするのがポイントです。
たとえば、工業製品を取り扱うブースなのに、オシャレなアパレルやカフェのような内装にしても逆効果でしょう。
雰囲気が違いすぎて入りづらかったり、そもそも工業製品のブースとは認識されなかったりして、素通りされてしまう可能性が高まります。
2. 統一感を出して、わかりやすくする
展示会のブースは、パッと見てわかりやすいのが重要です。顧客ニーズは絞って、統一感のある内装にすると良いでしょう。
あらゆる顧客のニーズに応えるために、あれもこれもと欲張って取り入れると、フォーカスがぼやけてしまいます。フォーカスがぼやけると、どの顧客のニーズにも刺さりにくくなります。
商品やサービスによって顧客ニーズが違う場合は、複数のブースにわけるのも一手です。
3. 通路幅や動線などの機能性も考慮する
内装は見た目だけでなく、通路幅や動線などの機能性も考慮する必要があります。
通路幅は、最低でも120cmは確保しましょう。大人ひとりが通るのに必要な幅がおよそ60cmのため、すれ違いを考慮すると2倍の120cm以上が必要です。
また、動線は左回り(反時計回り)が人間にとって自然とされています。たとえば、陸上競技のトラックや野球のダイヤモンド、盆踊りなどは左回りです。
マーケティングの世界では「左回りの法則」として、スーパーやコンビニなどの店舗レイアウトに活用されています。
展示会における内装の種類
展示会の内装には、以下のような種類があります。
- 照明
- 床
- 壁
- 展示台、什器
- 装飾アイテム
効果的な空間演出のために、それぞれ有効活用してみてください。
1. 照明
展示会会場は天井が高く、照明が暗く感じることがあります。そのため、ブース専用の照明が必要です。
照明はブースの見た目を華やかにするとともに、アピールしたいところを強調する機能性も兼ね備えています。
照明は当てる方向が重要で、必ず来場者の視線方向の先に向けます。照明が来場者に向くと逆光になり、眩しいだけなので注意しましょう。
2. 床
ブースの床は、パンチカーペットやタイルカーペット、人工芝などを敷き詰めます。顧客ニーズやブランディングに合った色や柄を選びましょう。ロゴなどを入れることも可能です。
3. 壁
壁は、木工造作ブースであれば壁紙(経師紙)、システムブースであればタペストリーなどで内装を施します。
壁に設置するパネルも内装と考えて、ブースの雰囲気に合わせたデザインにすると良いでしょう。パネルをデジタルサイネージにするのも、空間演出には効果的です。
4. 展示台、什器
展示台や什器は、そのままでも使えます。しかし、ロゴやデザインを入れてデコレーションすると、さらにブースの統一感を出せます。
また、展示台や什器は材質によって、ブースの雰囲気を変えることが可能です。木材はナチュラル、金属はクール、ガラスやアクリルはスタイリッシュ、ダンボール素材はエコなどの雰囲気を出せます。
5. 装飾アイテム
ほかにもテーブルクロスや椅子カバー、フロアマット、バナースタンド、のぼり、等身大パネルなど、さまざまな装飾アイテムが内装として使えます。ただし、動線の邪魔にならないように注意が必要です。
まとめ
展示会の内装について、そのポイントや種類を解説しました。
顧客ニーズやブランディングに応じた統一感のある内装がポイントです。内装には、照明や床、壁、展示台、什器、装飾アイテムなどの種類があります。見た目だけでなく、通路幅や動線などの機能性も考慮が必要です。
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