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設置事例インタビュー
LEDビジョンで学生と海外の距離を身近に
- 公開日:2023.10.23
- 更新日:2024.03.13
- インタビュー
ESMOD Tokyo×LED TOKYO株式会社
ESMOD Tokyo ディレクター トーマ ヴァスール様
ESMOD Tokyoのエントランスロビーに屋内用LEDビジョンを設置したエスモード・東京校ディレクターのトーマ ヴァスール様にお話を伺いました。
この記事の目次
ESMOD Tokyoについて
インタビュアー LED TOKYO株式会社 山口 竜馬/以下 山口:本日はインタビューのお時間を頂きましてありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。
ESMOD Tokyo トーマ ヴァスール様/以下 トーマ:よろしくお願いします。
山口:では初めに「ESMOD Tokyo」について教えてください。
トーマ:そうですね、ESMODは1841年にアレクシス・ラビーニュが世界初のファッションの専門教育機関を創立したことが始まりです。彼は、ナポレオン3世の宮廷服飾師でありながらマヌカンやメジャーといった服飾には欠かせない用具を発明した人物です。
ファッションの専門家を育成するために「デザイン・パターン」といった服飾の技術だけでなく、「ビジネス・広報」などのファッション業界でも活躍できるクリエイティブな人材を育成しています。
パリ校と東京校を含め合計18校が存在し、ヨーロッパ・アフリカ・アジアを中心に世界12カ国へ展開しています。
それだけでなく、国際的な学校なのでスイス・フランス・コロンビアなど様々な国から多くの留学生が来ています。
ESMODの卒業生について
トーマ:卒業生は大手ラグジュアリーブランドへの就職やオリジナルブランドの設立、ファッション関連の雑誌記者など多岐にわたります。大手ラグジュアリーブランドでいうと、日本ブランドではCOMME des GARÇONS(コムデギャルソン)・YOHJI YAMAMOTO(ヨウジヤマモト)、ヨーロッパブランドではCHANEL(シャネル)・DIOR(ディオール)・HERMÈS(エルメス)です。
学校の新たなチャレンジ
山口:なにか新しく始めたことや予定しているものはありますか?
トーマ:バーチャル関連の授業である「メタウェアクラス」の導入を考えています。既にESMODパリ校では開始されていて、東京校は来年に導入予定です。ファッションの市場でもバーチャル関連の人材を求めるようになってきています。どの分野でもデジタル機器の使用は必要となっているが、ファッション業界は傾向がとても顕著になっています。
トーマ ヴァスール様について
山口:次にトーマ様について教えていただけますでしょうか?
トーマ:分かりました。私はフランスのESMODを卒業後、フランスクチュールブランドのディレクターアシスタントやBurberry(バーバリー)で活動しました。また、フランスのオートクチュールのコレクションブランドで展示や飾りつけを中心とした活動を行い、その後にオリジナルブランド立ち上げながら、フランス校の教鞭を執りました。そして現在は、ESMOD東京校でディレクターとして活動しています。
LEDビジョン導入・設置について
山口:どうしてLEDビジョン導入しようと考えたのですか?
トーマ:没入感のあるデバイスの導入をすることで、デジタルな雰囲気に学校を持っていきたいと考えたためです。
また、デジタル機器を利用していたインタラクティブなことを始めるための導入という理由もあります。
現段階ではコミュニケーションツールとしての利用をしていて、パリコレクションだけでなく東京、ミラノコレクション等をリアルタイムで放映して世界と学生を繋ぐ役割や外部プロによる講演のスクリーンとして利用しています。
設置後の反響
山口:設置後の反響などなにか変わった点はありますか?
トーマ:そうですね、学生との直接的なコミュニケーションの増加を感じますね。学校全体のコミュニケーションの強化を図れたと思います。しかし、まだ使い始めたばかりなので具体的なことは決まっていないのですが、海外の姉妹校との異文化コミュニケーションについて考えています。現在はコレクション等をリアルタイムで放映していますが、学生が他の国のショーを知るきっかけになることで世界を身近に感じています。
現代の学生はスマートフォンの普及で自分の世界に入っていしまうことが多い中、LEDビジョンを利用して他の学生とのグループ体験が出来るとおもっています。また、LEDビジョンの映像を観ることで、学生同士だけでなく学生と教師をつなぐきっかけを作ってくれてもいます。
今後の設備の導入について
山口:今後、新たにLEDビジョンを導入する予定はありますか?
トーマ:元々は大型のLEDビジョンの導入を検討していたのですが、ロビーは自然光が綺麗なので新しく設置する場合は大型でないものを別の場所へ導入しようと考えています。またガラス窓が多いので自然光を取り入れながらも外からならば放映出来たら面白いと思っています。
「フィジタル」という言葉があるように物理的かつバーチャルでもあるような両方の世界観を感じられる環境をつくりたいと考えています。そんな中、学生とショーの演出について話す機会があった時に「バーチャル・ファッション・観客」を繋いだショーをつくりたいという話にもなりました。
ESMOD Tokyoの今後の課題
山口:では最後に今後の展望について教えてください。
トーマ:私たちは今まで、手ですることに注力してきたのですがそこをデジタルで行えるように様々な機器を導入し、両方の方面で活躍できる学生を育成したいと思っています。
従来のCADを利用したものも多くあるが、ショールームやテキスタイルもデジタルで行えるソフトウェアが沢山あるので、バーチャルやARで行う機会が増えると考えています。
また、ファッション業界自体でも手作業だけでなくデジタルを扱える人材確保を目指しているのでこれからは両方利用できる人材が増えていくと考えています。
山口:なるほど、ファッション市場でもデジタル機器を扱える人材を集める傾向になっているのですね。本日はお忙しい中お時間いただきましてありがとうございました、とても興味深いお話をお聞きできて私の知らない部分まで知ることができました。
トーマ:こちらこそありがとうございました。2月にはラフォーレ原宿で2年生による出品イベントが行われる予定なので、その際は是非訪ねてみてください。
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