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ガラスサイネージ

ガラスサイネージ | 普通のデジタルサイネージと何が違う?特徴を解説

  • 公開日:2020.01.15
  • 更新日:2024.08.01
  • LEDビジョン

ガラスサイネージを導入すれば、通常のデジタルサイネージでは実現できない方法で情報発信ができるほか、魅力的な演出によって建物の付加価値を高めることも可能です。ただ、どのようにガラスをサイネージ化しているのか、イメージが湧かない方もいるでしょう。今回は、ガラスサイネージの概要をはじめ、設置方法や種類、活用方法などを解説します。ガラスサイネージの導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

ガラスサイネージとは? 

ガラスサイネージは通常のデジタルサイネージとどのように異なるのでしょうか。早速、ガラスサイネージについて概要をおさらいしつつ、特徴・メリット、設置方法などについて解説します。

ガラスサイネージの概要

ガラスサイネージとは、ガラス面を活用したデジタルサイネージです。窓やガラスの内側にディスプレイを設置することで、ガラス部分をサイネージ化あるいはガラスの近くで画面が見えるようにして情報を発信できます。

後述しますが、一般的にはガラス面に液晶ディスプレイを設置したデジタルサイネージや、フィルム型LEDビジョンなどと同一視されることが多いです

通常、屋外に情報を発信するときはデジタルサイネージを屋外に設置することを検討しなければなりません。雨やほこり、飛来物などの影響を受けるため、ディスプレイに対する影響を考慮して製品を選ぶ必要があります。

その点、ガラスサイネージはガラス面の内側で映像を屋外に向かって発信できます。汚れや破損を気にせずデジタルサイネージを導入できる点が安心です。

ガラスサイネージの特徴・メリット

ガラスサイネージには通常のデジタルサイネージにはない特徴・メリットがあります。特徴・メリットの詳細は下記の通りです。

外光を遮らない 

液晶ディスプレイを除いて、ガラスサイネージは外光を遮らない設計の製品もあります。
メッシュ状やフィルム状のようにすることで透過性を高め、外光を取り入れやすくしています。

窓にデジタルサイネージを設置しても屋内に光が差し込むため、部屋が暗くなりません。室内で過ごす来客や室内で作業する従業員に不便な思いをさせることなく、屋外に情報発信できるのが画期的です。

窓ガラス を活かしてサイネージのコンテンツを作成できる

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ガラスサイネージは窓ガラスを活用して建物全体をコンテンツ化できます。

たとえば、ビルの壁面にある個々の窓を光らせて数字を表現する時報コンテンツのアイデアがあります。
窓に人が映っているような演出をすることも可能です。

窓ガラスという要素をサイネージコンテンツに活かせば、オリジナリティの高い映像で視聴者を惹きつけられるでしょう。

巨大なガラスサイネージであれば、ランドマークとして機能させることも可能です。
SNSで話題になれば集客効果が劇的に高まるかもしれません。

ガラスサイネージの設置方法 

ガラス面を活用したデジタルサイネージの設置方法は、台座設置・天吊設置・直貼設置など に分かれます。

設置方法によってガラスサイネージの利用環境が変わるため、快適に使えるように特徴を区別しておくとよいでしょう。各設置方法の詳細は下記の通りです。

台座設置 

台座設置は、ガラスの内側に台座と一体化したディスプレイを近づけて直立させる方法です。

ディスプレイはガラスと一体化していませんが、ガラスの外側から画面を視聴できます。
ガラス面を利用したデジタルサイネージの従来の設置方法として知られています。

ガラスの近くに画面を設置するだけなので、特別な技術は必要ありません。
初めてガラスサイネージを利用する方でも導入イメージが湧きやすいでしょう。

ただし、ガラスとディスプレイの間に隙間があるので、反射が多いです。
隙間が生じる点で空間を無駄なく活用できません。室内のスペースが圧迫される恐れもあります。

天吊設置 

天吊設置は、ガラスの内側で天井からディスプレイを支柱で吊り下げる方法です。
台座設置と同様にディスプレイはガラスと一体化しておらず、ガラスの外側から画面を視聴できます。

台座設置と違ってディスプレイの下に土台がなくスペースが生まれます。
空いたスペースに装飾品を設置するなどして、外からの見栄えをきれいに見せることも可能です。

大画面を設置する場合は支柱の数も増えます。
場合によっては天井と支柱を接続するだけでなく、画面の下も床と支柱で接続するケースもあります 。
床を支柱で接続する場合だと画面下のスペースに装飾品を置くことはできません。

直貼設置 

直貼設置は、ガラスの内側に近づけて設置するのではなく、窓ガラスに直接ディスプレイを貼り付けて設置する方法です。

ガラスとディスプレイの間に隙間がないことから反射が少なくなっており、高コントラストでクリアな映像を表示できます。
輝度も低減しにくく、省電力でランニングコストも削減しやすいです。

そのほか、架台が不要で空間を圧迫しにくく、狭いスペースでも設置しやすくなっています。
不要時や故障時に撤去することも可能です。ただし、ディスプレイは再利用できない場合があります。

樹脂によっては常温で作業できるため、現場で施工することも可能です。
なお、設置前にガラス診断が必要になります。

ガラスサイネージの種類

ガラスサイネージは、主に透過型LEDビジョンやフィルム型LEDビジョン、ガラス設置型液晶ディスプレイなどの種類に分けられます。各種類について理解することで、建物や施設に適した設置方法が浮かんでくるでしょう。それぞれの種類について詳細を解説します。

透過型LEDビジョン

透過型LEDビジョンは、外光を遮らない薄型、軽量、シースルータイプのデジタルサイネージです。ウィンドウビジョンとも呼ばれており、窓面の内側に設置して固定します。既存の窓面をそのまま活用可能です。

すでにガラスサイネージの特徴・メリットでお伝えした通り、屋内に外光を取り込める製品であるため、窓ガラスに設置しても部屋が暗くなりません。完全に透明ではありませんが、内側から外側が見えるため、中で過ごす人が圧迫感を感じづらいようになっています。

LEDビジョンは柔軟に大きさを選べるので、小さな窓面にも設置しやすいです。幅の狭い店舗の出入り口でもポスター代わりに利用することもできます。

透過型LEDビジョンの概要や導入事例、導入までの流れ、よくある質問などについては下記のページでご確認ください。

・WINDOW VISION

フィルム型LEDビジョン

フィルム型LEDビジョンは、透明なフィルム(薄膜)に回路を形成してLEDチップを実装したデジタルサイネージです。

粘着加工によってガラスに直接貼り付けして簡単に設置できる製品もあります。フレキシブルに曲げられる製品もあり、曲面のガラスに設置することも可能です。創造的な空間演出をするのにも適しているでしょう。

透過型LEDビジョンと同様に外光を取り込めるので、内側が暗くならず圧迫感も感じづらいです。
ガラスと一体化するため、見た目も美しく仕上がります。

フィルムを組み合わせて自由なサイズに拡張したり、フィルムを裁断してサイズを微調整したりできる製品もあります。故障時はフィルム単体の交換によって対応できるため、素早くメンテナンスできるのも便利です。

ガラス設置型液晶ディスプレイ 

ガラス設置型液晶ディスプレイは、液晶ディスプレイを窓ガラス面に貼り付けて設置するデジタルサイネージ、あるいは液晶ディスプレイをガラス面の内側付近に設置するデジタルサイネージです。

液晶ディスプレイはLEDビジョンよりも暗く 、目立ちにくい恐れがあります。また、最大サイズの多くが120インチ程度にとどまり、大画面で導入しづらいです。大画面を構成するには複数のモニターを組み合わせてマルチディスプレイサイネージとして導入する必要があり、ベゼル(つなぎ目)で文字が見えづらくなります。

その点、LEDビジョンは複数のモジュールを組み合わせてベゼルのない大画面を自由に設計できるため、ガラスサイネージもインパクトのある大きさで見栄えよく映像を表示しやすいです。

コンテンツをインパクトのある大画面で発信したい方であれば、ガラス型液晶ディスプレイは不向きだといえます。

ガラスサイネージの活用方法

ここまでの説明でガラスサイネージの全体像をご理解いただけたでしょう。ただ、ガラスサイネージをどのように導入すべきか、イメージが湧かない方もいるかもしれません。ガラスサイネージの導入イメージを湧かせるには具体的な活用方法を知る必要があります。引き続き、ガラスサイネージのよくある活用方法について解説します。

活用方法①屋内窓面 

ガラスサイネージの活用として、屋内の窓面で店舗の関連コンテンツを発信して集客に役立てる方法があります。たとえば、薬局であればヘルスケア用品など健康をイメージさせるコンテンツをガラス面から屋外に発信します。

コンテンツが視界に入れば、店舗の種類を想像しやすくなるので、初めて付近を通りがかった人も集客しやすいです。透過型であれば店内の様子も見えるため、よりターゲットの興味を引けるでしょう。複合施設で店舗が乱立している場合に特に役立つ活用方法だといえます。

屋内の窓面で活用するため、店舗の前にディスプレイを設置せずに済み、通行人の邪魔にもなりません。店舗前の通路が狭い場合にも、屋内窓面のガラスサイネージは有力な情報発信手段になるでしょう。

SUGI+ 羽田イノベーションシティ店/東京都大田区

活用方法②ショーケース内 

ガラスサイネージの活用として、店内のショーケース内で店舗の関連コンテンツを発信して空間演出や宣伝に役立てる方法があります。

たとえば、商業施設のアパレルショップで直方体のガラスケース内にデジタルサイネージを配置してファッションモデルの姿を映します。アパレルショップらしい華やかな雰囲気を演出できるほか衣類製品も魅力的に宣伝できるでしょう。

ディスプレイとガラス面の間にマネキンを設置して実物の衣類を展示することも可能です。背景にロゴなどを表示させてブランドの認知度を高めるのにも役立てられます。

ガラスがあるため、来店者はディスプレイに近寄れないため、画面が汚れたり割れたりするリスクもありません。ショーケース内の活用方法であれば、デジタルサイネージを安全に運用できるのも安心です。

NANO universe ルミネ横浜/神奈川県横浜市

活用方法③屋内柱巻き 

ガラスサイネージの活用として、屋内でフィルム型LEDビジョンを柱の側面に導入し、空間演出に役立てる方法があります。

たとえば、透明・軽量である長所を活かしてフィルムを2枚ぶら下げ 、内側の鏡に反射させるアイデアを取り入れた設置方法が見受けられます。

カラフルな模様や宇宙のように幻想的な光景などを映して、無個性の柱をアート作品のように仕上げることが可能です。

柱に貼り付ければ360度に映像を発信できるため、歩く方向を問わず通行人から視認してもらえます。

フィルム型LEDビジョンを用いれば、柱のように従来設置できなかった場所にもデジタルサイネージを導入可能です。建物や施設の付加価値を高めて集客につなげたい場合に導入を検討してみてください。

まとめ

今回は、ガラスサイネージの概要をはじめ、設置方法や種類、活用方法などを解説しました。ガラスサイネージはガラス面を活用したデジタルサイネージです。ガラスにディスプレイを直接貼り付けたり、窓面の内側にディスプレイを配置したりして設置します。

ガラスサイネージの種類としてフィルム型LEDビジョンや透過型LEDビジョンなどがありました。フィルム型LEDビジョンと透過型LEDビジョンはいずれも外光を取り込めるので、内側が暗くなりません。室内を明るく保ったまま屋外に情報発信できます。

ガラスサイネージを導入すれば店舗の内部を見せつつ関連コンテンツを発信したり、ショーケース内の背景演出で空間を華やかに彩りつつ宣伝したりできます。店舗や建物にガラス面がある場合は、施設の付加価値を高めるためにガラスサイネージの導入を検討してみるとよいでしょう。

LED TOKYOではさまざまな種類のデジタルサイネージを取り扱っており、機器の選定から設置、運用、映像制作、保守まで最適なソリューションをワンストップで提供しています。ガラスサイネージを含めてデジタルサイネージの導入を検討している方はぜひLED TOKYOまでご相談ください。

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ガラスサイネージ | 普通のデジタルサイネージと何が違う?特徴を解説
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ガラスサイネージ | 普通のデジタルサイネージと何が違う?特徴を解説
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ここでは、デジタルサイネージにさらなる活用場面を作り出せる可能性を持つ、ガラスサイネージについて紹介します。 ガラス面に設置することのできるメリットや活用方法について紹介していきます。
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LED TOKYO

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