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後編:曲面型LEDビジョンとは? 種類やメリット・デメリット、導入事例などを紹介!
- 公開日:2024.03.06
- 更新日:2024.03.06
- LEDビジョン
前編では曲面型LEDビジョンの基礎的な部分に加え、メリット・デメリットについてもご紹介しました。
後編となる今回は、実際に導入されている曲面型LEDビジョンの紹介・解説を行いながら、Q&Aにも回答していきます。
前編をご覧になられていない方はこちらからご覧になれます。
この記事の目次
曲面型LEDビジョンの代表例:LINKS Vision(ヨドバシ梅田タワー)
曲面型LEDビジョンについて理解を深めるには、代表的なビジョンを知ることが近道です。
曲面型LEDビジョンの具体例を挙げるとすれば、ヨドバシ梅田タワーにあるLINKS Visionがあります。
ここではLINKS Visionの詳細を解説し、曲面型LEDビジョンの特徴に迫っていきます。
曲面型LEDビジョンの構成
LINKS Visionは円柱タイプとL字タイプの2つで構成されており、人通りが多い通路で映像を発信しています。
円柱タイプはどのような方向からでも映像を視聴しやすくなっており、L字タイプは通行人が進行方向を曲げながらも映像を視聴することが可能です。
2つの巨大ディスプレイによって通行人が映像を視聴できる時間が長くなります。比較的長めのコンテンツも流しやすいのではないでしょうか。
曲面型LEDビジョンの設置場所
設置場所はヨドバシ梅田タワーです。家電量販店、ファッションビル、ホテルなどからなる大型複合商業施設として知られています。
曲面を活かして多方面からの視認を実現しており、特にOsaka Metro梅田駅からの来館者に効果的に訴求できるとのことです。
曲面型LEDビジョンで放映された映像
LINKS Visionではさまざまな映像が放映されました。曲面型LEDビジョンの放映例として、いくつか詳細をご紹介します。
ヨドバシカメラのタイトルと歯車の水槽
「ヨドバシカメラ LINKS UMEDA」とのタイトルがホワイトを基調とした背景に全面的に映し出されていました。
映像はとてもシンプルですが、円柱タイプとL字タイプの両方に同時表示される光景はとてもインパクトがあります。
タイトルが表示されたあとには画面内が水槽のような光景となり、おしゃれな時計と歯車で埋め尽くされていきます。
非日常的な光景に多くの通行人が目を奪われていました。
エベレストの登山
円柱タイプとL字タイプの両方にエベレストの光景が放映されました。
エベレストの山頂から日の光が現れる映像や、光に染まった美しい山の斜面、登山をする方の映像などです。
ダイナミックな映像に心を奪われ、立ち止まって視聴している方もいました。
円柱タイプとL字タイプはいずれも曲面型であり、さまざまな方向から視聴可能です。
自由な場所で視聴できるので、視聴者が立ち止まっても通行人の邪魔にはなりづらいようです。
曲面型LEDビジョンの基本情報
LINKS Visionの基本情報は下記の通りです。
都道府県:大阪府
施設名:ヨドバシカメラ梅田
広告料金:360,000円(税別)
期間:1週間
開始日:随時
放映時間:7時00分~24時00分
数量:15秒
納品形態:データ入稿
申込方法:希望放映開始日の4週間前までに先着順で受付
参照:LINKS Vision B1F_ENT曲面ビジョン(エキコ)
曲面型LEDビジョンの導入事例
LINKS Vision以外にも、曲面型LEDビジョンはさまざまな場所で導入されています。
ここでは曲面のLEDビジョンを導入した事例をご紹介します。
エストレード麻布十番支店
不動産会社「株式会社エストレード 麻布十番支店」では、2019年12月のオープンに伴い曲面のあるLEDビジョンを導入しました。
LEDビジョンは、ガラス張りの店内にあるカウンター上部に設置されており、屋外から視認できるようになっています。
カウンターに沿うよう部分的に曲面形状を取り入れているのが特徴です。
6.67ミリピッチ、1枚320×160mmのLEDパネルを52枚つなぐことで画面を構築しています。サイズは横8.32m×縦320mmです。
画面には「エストレード 麻布十番支店 12月上旬OPEN予定」との文字が流されていました。
付近の壁には緑の装飾が施されており、スタイリッシュなLEDビジョンのデザインと相まって、カウンターはエレガントな雰囲気になっています。
エストレード麻布十番支店 / LEDビジョン・床用LEDビジョン
上野駅広小路口
株式会社ジェイアール東日本企画は、上野駅広小路口駅前広場に初の曲面サイネージを導入しました。2024年1月24日から放映をスタートしています。
1932年に落成した2代目上野駅舎のファサード横に設置されており、高さは5.0m、幅は9.5m、曲面角度は110度となっています。
3D映像放映に対応しているのも特徴です。パンダのキャラクターが勢いよく登場し、時計をかざして時間を知らせるコンテンツなどが放映されています。
今後はイベントスペースとしても活用されるとのことです。上野駅広小路口駅前広場は活気あふれる魅力的なエリアになっていくことでしょう。
参照:上野駅広小路口の新しいシンボルとなる大型曲面サイネージ「上野広小路口ビジョン」が誕生(株式会社ジェイアール東日本企画)
SUIT SELECT_SHAPO FUNABASHI/千葉県船橋市
JR総武線船橋駅直結のショッピングセンター「シャポー」にグランドオープンした「SUIT SELECT_SHAPO FUNABASHI」は曲面型LEDビジョンを導入しました。
ピッチサイズは2.5mm、製品サイズはW1,664mm×H2,240mm、画面解像度は1,664×896pxです。
フレキシブルな製品であり、柱上の湾曲部分に柔軟にLEDビジョンが取り付けられました。
曲面型LEDビジョンが設置されたのは店舗の入り口であり、堂々とそびえたつ姿はインパクトがあります。
スーツを着たモデルの姿がさまざまな方向から視界に入りやすくなっており、製品アピールの幅も広がったといえるでしょう。
SUIT SELECT_SHAPO FUNABASHI/千葉県船橋市
きつねeyeタヌキ
次世代型お土産ショップ「きつねeyeタヌキ」は、店内に曲面型の3D LEDビジョンを導入しました。
ビジョンの名称は「結 MUSUVI」であり、新たな観光スポットや撮影スポット、待ち合わせスポットとして注目されています。
ビジョンには、きつね目のタヌキ「モユニ」と、タヌキ目のきつね「ユユニ」の織りなす札幌物語が立体映像で映し出されます。
物語をデジタルメダル(NFT)にしてキャラクターグッズと一緒に自動販売機で販売するビジネスモデルです。
曲面型の3D LEDビジョンは新たなビジネスモデルを立ち上げるのにも役立つようです。
参照:屋内設置は日本“初” 曲面型の巨大3D LEDビジョン「結 MUSUVI」誕生!(株式会社SORN)
でじたるちッく!カフェ/東京都新宿区
新宿区歌舞伎町の店舗「でじたるちッく!カフェ」が曲面型LEDビジョンを導入しました。
ピッチサイズは1.875mm、製品サイズはW2,400mm×H1,800mm/W2,160mm×H960mm、画面解像度は1,280×1,024px/1,152×512pxです。
でじたるちッく!カフェは、AI技術によりコンセプトカフェを超越したエンターテイメント型次世代プレイスです。
曲面型LEDビジョンはコスプレイヤーやVtuberなどの背景演出として活用されました。
演者のパフォーマンスと背景映像の演出は店内を盛り上げるのに役立っています。
曲面型LEDビジョンは店舗に最先端のイメージをもたらし、他店との差別化を図るのに重宝しそうです。
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まずは資料ダウンロード >曲面型LEDビジョンの導入を成功させるためのポイント
初めて曲面型LEDビジョンを導入するにあたって不安を抱えている方も多いでしょう。ここでは曲面型LEDビジョンの導入を成功させるポイントを解説します。
使える場所を確認する
一般的に平面型LEDビジョンは屋内用と屋外用の製品が販売されています。
しかし曲面型LEDビジョンの製品は、メーカーによっては屋内用しか用意されていないことがあります。
屋外用は基本的に見つかりにくい印象ですが、中には軒下スペースなど半屋外への常設設置に対応した製品も存在しています。
野外での導入を検討している方は、スペック表で屋外に対応しているかどうか見落としなく確認しましょう。
導入事例をチェックする
デメリットでお伝えした通り、曲面型LEDビジョンのスペックを公開しているメーカーは多い一方で、導入事例を公開していないメーカーも多いです。
導入事例を公開しているメーカーの製品であれば、曲面型LEDビジョンの使い道がイメージしやすくなり、導入後の失敗を防ぎやすくなるでしょう。
曲面型LEDビジョンを選ぶときには、ひとまずLEDビジョン会社のホームページで導入事例をチェックしてみてください。
カテゴリ名は曲面型LEDビジョンだとは限らず、特殊型ビジョンやフレキシブルビジョンなどに区分されて紹介されるケースもあります。
曲面型LEDビジョンが見当たらない場合は別のカテゴリ名で紹介されていないか確認してみましょう。
映像制作の対応を確認する
曲面型LEDビジョンを導入しても、肝心のコンテンツ制作がうまくいかなければ、想定した効果が得られません。
とはいえ、曲面型LEDビジョンに適したコンテンツが思い浮かばないケースもあるでしょう。
LEDビジョン会社によっては、映像制作まで請け負っている場合もあります。
プロに映像制作をお願いすれば、曲面型LEDビジョンの特徴を最大限に活かしたコンテンツを提案してもらえる可能性が高いです。
曲面型LEDビジョンを選ぶときは、LEDビジョン会社が映像制作に対応しているか確認してみましょう。
曲面型LEDビジョンに関するよくあるQ&A
ここまでの説明で曲面型LEDビジョンについて詳しくご理解いただけたでしょう。
ただ、細かい疑問が残っている方もいるかもしれません。引き続き、曲面型LEDビジョンに関するよくある疑問についてQ&A形式で回答します。
Q1.LEDビジョン以外にも曲面のディスプレイはある?
A1.あります。
有機ELディスプレイも曲面に対応した製品が販売されています。有機ELディスプレイは、バックライトや放電スペースがない自発光方式のディスプレイです。
発光材料に有機物を使用しており、有機物に電圧をかけることで発光させます。バックライトや放電スペースが不要なため、非常に薄く作られているのが特徴です。
Q2.曲面型LEDビジョンは従来製品より品質が低下する?
A2.品質が低下するとは限りません。
曲面型LEDビジョンは平面型製品よりも設置の自由度が高まる点が便利ですが、曲面型にすると品質・解像度が低下するのではないかと不安に思うかもしれません。
その点、従来同様の品質・解像度を実現しているメーカーもあります。
導入にあたって不安があればLEDビジョン会社に問い合わせて、従来品との違いをスペックの観点から解説してもらうと安心でしょう。
曲面型LEDビジョンの導入を検討するならLED TOKYOに相談!
今回は曲面型LEDビジョンの概要をはじめ、種類やメリット・デメリット、導入事例などを解説しました。
曲面型LEDビジョンは、表示面が曲がっていたり旗のようになびいた形をしていたりするLEDビジョンです。
曲面の取り入れ方はさまざまであり、長方形型やくの字型、L字型、円柱型などさまざまな種類に分かれています。
平面と違って面の数を増やせるので、通行人の視界に入りやすいです。
特に円柱型は360°の面を構成できるため、より広範囲に映像を発信できます。
リボンのようなデザインを形成して装飾品として利用したり、本格的なオブジェとして設置したりすることも可能です。
曲面型LEDビジョンを導入すれば情報発信の効率が高まるだけでなく、施設のオリジナリティを高めることもできるでしょう。
ただ、曲面型LEDビジョンを導入してもコンテンツがマッチしなければ、通行人から注目してもらえません。
LED TOKYOは曲面型LEDビジョンの導入実績があるほか、映像制作にも対応しています。
曲面型LEDビジョンを検討している方はぜひ一度LED TOKYOまでご相談ください。
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