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野球場の大型映像装置「オーロラビジョン」とは? | LED技術でできること

野球場の大型映像装置「オーロラビジョン」とは? | LED技術でできること

公開日:2020.01.17
更新日:2024.01.25
LEDビジョン

オーロラビジョンとは

オーロラビジョンは、野球場などで見かけるお馴染みの大型ディスプレイです。三菱電機株式会によって1980年に開発され、主にサッカー場や野球場で目にすることができます。

世界初の屋外用フルカラー大型ビジョンは、アメリカのドジャースタジアムに設置され、以降世界中の様々な施設で利用されるようになりました。

1980年代の屋外用の電光掲示では白熱電球を利用して文字を表示することが一般的で、フルカラーの映像を屋外で楽しむことのできるオーロラビジョンは非常に画期的なシステムとして誕生しました。

当時導入されたオーロラビジョンは、縦5.8m×横8.7mであり、現在ではより大型のものが一般的になっていますが、映像や音楽で会場を盛り上げることのできる装置としての役割は変わっていません。

オーロラビジョンの構造

非常に巨大で1000型以上(一般的なテレビを50インチとすると、縦横それぞれが20倍以上の大きさ)にもなるオーロラビジョンの仕組みについて紹介します。

1980年当初に導入されたオーロラビジョンでは、まだLEDを採用しておらず小型のCRT(ブラウン管)を赤緑青の三色用意し、それぞれを数万個密集させて並べることで映像を表現していました。

当時は10億円以上のコストを掛けて製造されており非常に高価なものでしたが、現在では赤緑青の三色のLEDを同様に密集させて配置し、映像の表現を行っています。

LEDに変わったことで非常に明るく、低消費電力でコストも抑えた形で巨大なオーロラビジョンを構成できるようになりました。

また、国際的なスポーツの大会やオリンピックなどを控えており、様々な施設でオーロラビジョンが導入されています。

オーロラビジョンでも使われるLEDの技術

LED技術の進歩により、フルカラーでのLEDを利用したオーロラビジョンの製造が可能になりました。オーロラビジョン(LEDビジョン)の構造や特徴について紹介します。

LEDビジョンの構造

LEDビジョンの中にも一般的に2種類の構造の製品があります。DIP(砲弾型)とSMD(表面実装型)の二種類です。

DIPタイプは、赤緑青の単色のLEDが隣り合って配置されている構造となっていて、3色1セットが一つの単位として1ドットを構成しています。

一方SMDタイプは1つのLEDですべての色を表現することが可能なLEDを使用しているため、個々のLEDが1ドットを構成できます。

DIPタイプは高輝度かつメンテナンス性に優れている特徴を持ち、長期利用に向いています。また、SMDタイプは1ドットの大きさを小さくできるため、発色や視野角の広さで優れています。

LEDビジョンは液晶パネルなどと比べ非常に明るく、防水防塵性能も持つため屋外での導入に最適です。また、映像コンテンツの効果的な活用によって様々な表現が可能となります。

明るさ

LEDビジョンと液晶ディスプレイは、どちらも画像や映像を表示するものとして使われるものですが、構造上に大きな違いがあります。

液晶モニタはパネルのバックライトを利用して映像を映し出しています。

一方で、LEDビジョンはLEDが一つ一つそれぞれの色を発光し、映像を表現しているので、直射日光にも負けることなく鮮明に表現が可能です。

一般的な屋内用LEDビジョンは1平方メートルあたり400〜1,200カンデラ、屋外用LEDビジョンは1平方メートルあたり1,200カンデラ以上の明るさが求められます。

オーロラビジョンは、LED自体が発光するため、約1,500~6,000カンデラという高輝度を達成することができます。

ピッチ

同じ面積により多くのLEDが配置されているパネルは、密度の低いパネルよりも解像度が高く、より綺麗に画像を映し出すことが可能です。

ピッチが狭い(解像度が高い)ほど、遠距離から至近距離までどの距離から見ても高画質での投影が可能になります。

しかし、ピッチが狭い製品は、単位面積当たりに使用しているLEDの数が多く、導入コストが高くなる傾向にあります。

ピッチが広い製品は、単位面積当たりの価格が比較的安く、適正距離まで離れて利用すれば十分な画質を確保することが可能です。

しかし、ピッチが広いほど、画質が荒くなり、至近距離での投影には向かないものになるため、利用場面を想定して選ぶ必要があります。

液晶パネルと比較して、LEDビジョンはピッチが広くなってしまいますが、スタジアムや競馬場などの巨大な施設で利用する場合は十分に離れて映像を見ることになるため、実用上問題はありません。

LEDビジョンで出来ること

防水・防塵対応も可能

LEDビジョンは多くのパネルを組み合わせて一つのパネルとして利用しているため、屋外利用時に飛来物などで一部分に欠損が生じても部分的な交換を行うだけで元通りに利用することが可能になるため、長期的な利用に向いています

LEDビジョンは防水・防塵への対応も得意とします。屋外用に作られたLEDビジョンは、国際基準への準拠など防水・防塵を考慮して製造されたものが多いため、安心して屋外に設置できます。

特に人の動きにより砂ぼこりが舞う可能性や、急に雨が降る可能性もある野外スタジアムなどでLEDビジョンを用いる際には、防水・防塵機能を搭載したものを選ぶ必要があります。

液晶ディスプレイの場合は一部分の欠損でもパネルすべてを交換する必要が生じ、維持コストが高くなる傾向にあります。

大型でも見やすい

さらに、LEDビジョンは、液晶パネルと異なりディスプレイにつなぎ目やフレームが存在しないため、大型化しやすい特徴をもちます。

リアルタイム性にも優れ、ニュースや天気予報などの番組を放映することや、ライブ配信を行い、一時的なライブビューイングとしての利用にも期待でき、その場所で行われるイベントに合わせた広告でより効果の高い宣伝を行う事も可能です。

100インチ大型スクリーンから300インチを超える超大型スクリーンまで、環境に合わせた設置設計が可能なLEDビジョンは今後ますます導入が進んでいくと考えられます。

屋外用LEDビジョン

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オーロラビジョンは、野球場などで見かけるお馴染みの大型ディスプレイです。三菱電機株式会によって1980年に開発され、主にサッカー場や野球場で目にすることができます。 世界初の屋外用フルカラー大型ビジョンは、アメリカのドジャースタジアムに設置され、以降世界中の様々な施設で利用されるようになりました。
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