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前編:デジタルサイネージを購入するメリット5選!導入のポイントやレンタルとの違いも解説!

  • 公開日:2024.02.22
  • 更新日:2024.10.12
  • LEDビジョン

広告やイベントなどでデジタルサイネージの導入を検討される際、購入するかレンタルするかで迷うことがあるかと思います。

この記事では前編・後編に分けて、デジタルサイネージ導入のための基本知識や導入のメリット・注意点について解説し、購入とレンタルの違いについても説明します。また、具体的に導入する場合に抑えるポイントや導入手順についても解説します。

デジタルサイネージとは

まずは、デジタルサイネージの概要について説明します。

デジタルサイネージの機能や仕組み

デジタルサイネージの仕組みと機能は主に2つに分類されます。
一つ目は「スタンドアロン型」で、これは独立して機能し、外部のネットワークに依存しません。
もう一つが「ネットワーク型」で、これはインターネットやローカルネットワークを通じて情報を取得・表示します。

スタンドアロン型はオフラインでも利用可能で、導入が比較的簡単です。
しかし、更新やコンテンツの変更が手動で行われるため、柔軟性に制約が生じます。一方で、ネットワーク型はリアルタイムな情報の収集や更新が可能で、遠隔からでも簡単に制御できますが、ネットワークに接続する必要があり、その点を注意する必要があります。

どちらのタイプも利用目的や環境によって選択するべきです。
スタンドアロン型はシンプルで信頼性が高く、ネットワーク型は柔軟性やリアルタイム性を求める場合に適しています。

スタンドアロン型

スタンドアロン型デジタルサイネージは、あらかじめUSBメモリやSDカードなどの記憶媒体にコンテンツを保存し、それを本体に挿し込んで再生します。
ネットワーク接続が不要なため、配線工事の手間が少なく、コストを節約できる利点があります。

ただし、新しいデータを読み込んで変更・更新する際には、手動で行う必要があります。
また、複数台で同時に発信することが難しく、その点がデメリットとなります。
このスタンドアロン型は、コンテンツの種類が限られたり、1台だけを設置したい場合に最適です。
柔軟性やリアルタイム性よりも、シンプルで信頼性が求められる環境で活用されることがあります。

ネットワーク型

ネットワーク型デジタルサイネージは、ネットワークに接続して利用される仕組みです。
ネットワークを経由してコンテンツを配信するため、複数のデバイスへ同時に配信できるだけでなく、急なコンテンツの変更や更新も遠隔操作で手軽に行えるのが特長です。

予約配信も可能で、あらかじめ設定したタイミングに応じて異なるコンテンツを配信できます。
ネットワーク型はオンプレミス型クラウド型に分かれ、オンプレミス型は自社でサーバーを管理する必要があり、それに伴う維持費が発生します
一方、クラウド型は導入費用に加えて運用にランニングコストがかかる点がデメリットです

導入時にはネットワーク機器の設置や配線工事などのコストが発生するため、利用環境やコスト面を考慮して適切な選択を行う必要があります。

デジタルサイネージの用途

デジタルサイネージには様々な用途があります。ここからは、主な3つの用途について解説します。

1:広告配信

デジタルサイネージは、広告配信において広く活用されています。
企業や店舗は、映像や音を活かし、ポスターや紙媒体では伝えきれないリッチなコンテンツを提供できます。
これにより、商品やサービスに対する具体的な情報を視覚的かつ臨場感を持って伝えることができ、広告の効果が期待できます。

特にネットワーク型デジタルサイネージは、複数の商品を順次に紹介したり、スーパーのタイムセールの店内広告やイベントの宣伝予告など、様々なシーンで柔軟に活用できます。
広告の配信先やコンテンツの更新も遠隔操作可能なため、迅速かつターゲットに合わせた情報提供が可能です。

2:情報提供

ネットワーク型デジタルサイネージは、リアルタイム情報を瞬時に配信できる特長を持っています
これにより、常に最新情報を提供する必要がある場所で効果的に活用されます。

例えば、駅の構内では、リアルタイムな鉄道の運航情報を確認でき、病院や銀行では待ち時間の案内や呼び出しの番号表示に利用できます。
また、天気予報や災害情報など、緊急性の高い情報も効果的に発信可能です。
これにより、利用者にとっては迅速で確実な情報提供が行え、情報の鮮度や的確さが求められる環境で有効に機能します。

3:空間演出

デジタルサイネージは、広告や情報発信だけでなく、空間演出の一環としても効果的に利用されます。
商業施設やテーマパークでは、施設案内やイベント紹介だけでなく、プロジェクションマッピングを駆使した幻想的な演出が可能です。

大型ディスプレイを駆使し、映像と音を融合させたコンテンツを展示することで、魅力的でインパクトのある空間を演出できます。
これにより、来場者に感動や驚きを提供し、話題性を高めることができます。

デジタルサイネージを通じた空間演出は、視覚と聴覚を同時に刺激し、印象的な体験を提供します。
これにより、訪れる人々に施設や場所の独自性や特別な雰囲気を感じさせ、より魅力的な空間を構築します。

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デジタルサイネージを導入するメリット

デジタルサイネージを導入することで、以下のようなメリットがあります。

  • リアルタイムな情報発信ができる
  • 広告効果を高められる
  • データを利活用できる
  • 遠くからでも視認できる
  • 広告コストを削減できる

これらについて解説します。

導入メリット1:リアルタイムな情報発信ができる

デジタルサイネージがもたらす導入メリットの一つは、リアルタイムな情報発信が可能である点です。
これにより、ポスターや紙媒体のように情報を変えるたびに手間のかかる差し替え作業が不要です。
時間帯や来場者の属性・状況に合わせて柔軟にコンテンツを変更でき、タイムリーかつ効果的な情報提供が実現されます。

デジタルサイネージを利用することで、利用者は紙媒体に比べてより詳細かつ即座に最新情報を入手できます
同時に、配信側もデジタルデータを利用し、遠隔から手軽に情報を更新・変更できるため、多岐にわたる情報を迅速に発信できます。
このメリットにより、ターゲットに向けた効果的なコミュニケーションが構築され、情報伝達のスピードと精度が向上します。

導入メリット2:広告効果を高められる

デジタルサイネージは、動画や音声を活かしたコンテンツの配信が可能です。
これにより、紙媒体の広告に比べて商品やサービスの情報をより詳細かつ具体的に伝えることができます。
視覚と聴覚を同時に刺激するため、発信内容がより強く印象付けられ、広告効果を高めることが期待されます。

田園都市線LEDビジョン

特に飲食店や食品関連の店舗では、実際の調理過程や飲食の様子を動画で伝えることで、視聴者の五感を刺激し印象づける効果があります。
視覚と聴覚から得る情報が具体的であるため、商品やサービスに対する興味を引きやすく、それが購買意欲の向上につながります。
デジタルサイネージは、広告をより魅力的に表現し、視聴者に深い印象を与える手段として優れた効果を発揮します。

導入メリット3:データを利活用できる

デジタルサイネージには、タッチパネル型のタイプが存在し、利用者が直接データを得ることができます。
例えば、大型商業施設では、タッチパネルを操作して目的の店舗の位置を探し出すことが可能です。
これにより、利用者はスムーズに目的地に移動でき、店舗も効果的な案内ができます。

書店やアパレルショップでは、タッチパネルを活用して商品の配置場所や値段などを直接調べることができます。
これにより、利用者は気軽に情報を取得でき、購買行動がスムーズになります。

さらに、タッチパネル型デジタルサイネージは、店舗側で検索された商品や押されたデータを蓄積できます。
これにより、店舗は利用者の行動分析が可能で、利用者数や視聴時間などのデータを活用して、より効果的な店舗運営につなげることができます。
デジタルサイネージは情報の双方向の流れを可能にし、データの利活用を通じて効果的な顧客サービスや店舗運営が実現できます。

導入メリット4:遠くからでも視認できる

デジタルサイネージは、明るい画面と鮮明な画質により、遠くからでも視認しやすく、情報を確認しやすい特長があります。
通常、暗い場所や街灯の少ないエリアでは、看板やポスターが見えにくくなりますが、デジタルサイネージはそのような状況でも目を引くことができます。

広告_効果

これにより、時間帯や天候の影響を受けやすい場所でも、デジタルサイネージを活用することで、情報が遠くからでも明瞭に視認でき、宣伝効果を向上させることが期待されます。

遠くからでも魅力的なコンテンツが視認できるため、広告や情報の効果的な発信が可能となり、視覚的な訴求力を高めることができます。

導入メリット5:広告コストを削減できる

デジタルサイネージの導入により、広告コストを効果的に削減できます。
デジタルサイネージでは、デジタルデータを記憶媒体やインターネットを通じて活用するため、従来のポスターや看板の印刷・制作に伴うコストが不要となります。

これまでの紙媒体は、交換や撤去、差し替えなどが人の手を必要とし、設置場所によっては手間とコストが大きな課題でした。
しかし、デジタルサイネージはデジタルデータを活用し、柔軟にコンテンツを更新・変更できるため、手間や人的コストを効果的に削減できます。
デジタルサイネージは、持続的かつ経済的な広告展開を可能にし、変動する市場状況に迅速に対応できる柔軟性も提供します。

デジタルサイネージを導入する際の注意点

デジタルサイネージを導入する際、以下の点に注意する必要があります。

  • 機材トラブルが発生することがある
  • 初期費用が高くなることがある
  • 法規制を確認する必要がある
  • 更新頻度を高める必要がある
  • 設置場所によって効果が異なる

これらについて解説します。

注意点1:機材トラブルが発生することがある

デジタルサイネージの利用に際しては、急な停電によって情報発信が滞る可能性が考えられます。
屋外設置の場合は、雨風や直射日光などの天候条件が原因で液晶ディスプレイが故障する可能性もあります。
加えて、急な停電や人の多い場所に設置されている場合は、衝突や転倒などによるトラブルも検討されます。

これらのリスクを踏まえ、スタンドアロン型やネットワーク型のデジタルサイネージは定期的なメンテナンスが欠かせません
急な故障が発生した場合にも迅速な対応が必要であり、信頼性の維持とトラブルの早期解決が重要です。
設置環境や利用シーンに合わせた適切な対策を講じることが、デジタルサイネージの効果的な運用に不可欠です。

注意点2:初期費用が高くなることがある

デジタルサイネージの導入には、設置場所や必要な台数、状況によって初期費用が高額になる可能性があります。液晶ディスプレイや情報配信に必要な機器が必要であり、特にネットワーク型を選択した場合は、大型のディスプレイ、データ再生用のセットアップボックス(STB)、ネットワーク構築、インターネット回線などの用意が必要です

ディスプレイの大型化に伴い、設置費用も相応に増加します。
スタンドアロン型はネットワーク型に比べて初期費用を抑えることができますが、依然として情報を映し出す液晶ディスプレイの用意が必要です。
また、ディスプレイの大きさや設置場所によっては、設置費用が高額になる可能性があります。これらの初期費用には慎重な計画と調整が必要です。

注意点3:法規制を確認する必要がある

デジタルサイネージを屋外に設置する場合は、法規制の確認が必要です
設置する場所を検討する際には、設置目的やマーケティング戦略とともに、各自治体が制定する法令や条例に従って仕様を検討する必要があります。

地域によっては、広告表示の大きさや点滅の頻度などに関する厳格な法規制が存在することがあります。
これらの法的な制約を遵守することで、トラブルや法的な問題を未然に防ぐことができます。従い、法規制の確認はデジタルサイネージを導入する上で欠かせないステップとなります。

関連記事:「景観条例」「屋外広告物法」とは?LEDビジョンを取り付ける際の注意点

注意点4:更新頻度を高める必要がある

デジタルサイネージを導入する際に注意が必要なポイントの一つは、設置した後もコンテンツの定期的な更新が不可欠です
単に設置するだけではなく、定期的な更新を行うことで、情報の鮮度を保ち、視聴者にとって魅力的で興味深いデジタルサイネージを提供することが可能です

更新頻度を高めることで、季節やキャンペーンの変化、新製品やサービスの紹介など、常に最新かつタイムリーな情報を発信できます。
これにより、視聴者の興味を引き続け、広告や情報提供の効果を最大限に引き出すことができます。
定期的な更新作業を組み込むことで、デジタルサイネージの効果的な活用が期待できます

注意点5:設置場所によって効果が異なる

デジタルサイネージの効果を最大限に引き出すには、設置場所の選定が鍵となります
異なる環境や場所によって、視認性や訴求力が大きく変わることを考慮することが必要です
例えば、繁華街や商業施設では多くの人が行き交うため、効果的な広告媒体となりますが、一方で屋外での天候の影響や周囲の騒音に注意が必要です。

設置する場所によっては、目標とするターゲット層や周辺の状況をリサーチし、適切なコンテンツやメッセージを検討することが重要です。
また、人々の滞在時間や視線の動線を把握することで、より効果的な訴求が可能です。
設置場所を検討する際には、視点を見る側の視点に置いて、綿密な調査と検討が求められます。

購入とレンタルについては後編へ

今回の前編でデジタルサイネージ導入の際のメリットや注意点を確認することができたかと思います。
後編では購入・レンタルのメリットについて解説します。
デジタルサイネージの導入を考えている方は併せてご覧下さい。

本記事後編はこちらから(2/26 13:00公開)

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