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タッチパネル式デジタルサイネージとは?機能や最新技術、メリット、価格相場、活用事例などを解説!
- 公開日:2019.12.20
- 更新日:2025.02.10
- LEDビジョン
スマートフォンでは当然のように行えるタッチ操作技術は、タッチパネル式デジタルサイネージにも応用されています。タッチパネル式デジタルサイネージを活用することで、事業の生産性を高めたり、顧客サービスの質を向上させたりできるでしょう。
今回はタッチパネル式デジタルサイネージの概要をはじめ、主な機能や最新技術、メリット・デメリット、価格相場、活用事例などを解説します。導入コストを削減するための選び方にも触れているので、利用を検討する際の参考にしてみてください。
この記事の目次
タッチパネル式デジタルサイネージとは?
タッチパネル式デジタルサイネージとは、指や専用ペンなどによるタッチ操作に対応したディスプレイです。ユーザーの操作によって情報が変更される仕組みとなっています。対話をするように双方向のやり取りが発生することから、インタラクティブデジタルサイネージと呼ばれることもあります。
一般的な動画広告をはじめ、体験型コンテンツや案内情報の表示などに活用されています。一方的に情報を発信する通常のデジタルサイネージよりも用途の幅が広いといえるでしょう。
タッチパネル式の主な機能
タッチパネル式デジタルサイネージの概要をお伝えしました。タッチパネル式デジタルサイネージは用途の幅が広いという特徴がありましたが、大きな理由は機能が多彩であることにほかなりません。
こちらでは、タッチパネル式デジタルサイネージの主な機能を解説します。
操作機能
タッチパネル式デジタルサイネージでは、タッチスクリーン操作機能を活用できます。ボタンを押して商品を選んで注文するといった操作が可能です。
画面にインクのような筆跡で文字やイラストなどをきれいに描くこともできます。20ポイントで同時書き込みできる製品もあります。
IPS液晶機能
タッチパネル式デジタルサイネージには高解像度の製品や、IPS方式液晶を搭載する製品などがあります。IPS方式液晶はあらゆる角度から視聴しても色彩や輝度、コントラストに変化が生じにくいです。
複数人がさまざまな方向からタッチ操作する大型スクリーンでも快適に利用できるでしょう。
Wi-Fi機能
タッチパネル式デジタルサイネージには、Wi-Fiで高速通信できる機能が搭載されることもあります。インターネットへの接続をはじめ、広告コンテンツの作成やPC・モバイルからのオンライン更新などに対応できます。
リモート操作が可能であれば、コンテンツ管理の負担を大幅に減らせるのが便利です。
AIカメラ機能
AIカメラ機能を搭載したタッチパネル式デジタルサイネージも非常に便利です。タッチパネルを操作する人をAIカメラが判別して、利用者にマッチするおすすめコンテンツをリアルタイムで配信します。
AIで不要な操作項目を臨機応変に減らせば、利用者の使い心地を大幅に向上できるはずです。
OS機能
タッチパネル式デジタルサイネージはOS機能を利用できることもあります。たとえば、スマートフォンのようにAndroid OSを搭載している製品も多いです。
デジタルサイネージの画面でアプリをタッチして選んだり、YouTubeを開いて動画を視聴したりすることも可能です。デジタルサイネージをスマートフォンのように使えるので、1台設置するだけでユーザーの利便性は大幅に高まるでしょう。
タッチコンテンツ作成機能
タッチコンテンツの作成ソフトに対応したデジタルサイネージも登場しています。
作り方がわからない方でも、標準搭載のテンプレートを活用して、簡単にタッチコンテンツを作成することも可能であり、動画や静止画、スクロールテキストなどを自由に配置できます。
タッチパネル式デジタルサイネージの最新技術
タッチパネル式デジタルサイネージは進化を遂げており、最新技術も注目されています。特筆すべき最新技術は非接触式、空中タッチ式です。
画面手前にある赤外線タッチフレーム内に入った指を検知して、指が触れる前にタッチ操作が行える仕組みとなっています。非接触デジタルサイネージやタッチレスデジタルサイネージなどの呼び名も広まってきています。
中には、空中にタッチ画面を浮かび上がらせる製品も開発され始めており、機能拡張や理想形が追求されている現状です。
SF作品で描かれる近未来的な操作が今後は当たり前のように普及していくかもしれません。
インタラクティブ性やマルチタッチのメリット
タッチパネル式デジタルサイネージの主な機能や最新技術をご紹介しました。タッチパネル式デジタルサイネージにはたくさんの機能がありましたが、根本的にはインタラクティブ性やマルチタッチという特性が大幅に利便性を高めています。
タッチパネル式の強みをさらに理解できるように、デジタルサイネージにおけるインタラクティブ性やマルチタッチの利点について詳しく解説します。
メリット1.ユーザーが知りたい情報だけを快適に取得できる
通常のデジタルサイネージでは、設定されたスケジュールに応じて特定のコンテンツが表示されます。視聴者は知りたくもない情報を受け取るケースも多いですが、タッチパネル式デジタルサイネージは一方通行の画面と違ってユーザーがタッチ操作で知りたい情報だけを表示できるため、スムーズな情報収集が可能になります。
観光案内マップをタッチ操作できるようにすれば、スポットの魅力やアクセス経路といった情報を自由に取得して、スムーズに観光できます。マルチタッチであれば2本指で見えづらい部分を拡大することも可能です。
知りたい情報だけを見やすく取得できるタッチパネル式は、ユーザーの情報収集に大きく貢献するでしょう。
メリット2.受付の人件費を削減できる
通常のデジタルサイネージは広告・宣伝に使われることが多いですが、タッチパネル式であれば受付対応にも導入しやすくなります。
来訪者がタッチ操作で受付を済ませられるようにすれば、受付スタッフを配置する必要はなくなります。スタッフの待機時間にかかる人件費の課題も解消できるでしょう。
ビジネスのコストを節約したい場合にもタッチパネル式デジタルサイネージは有効です。
メリット3.外国人にも多言語で情報を発信できる
タッチパネル式デジタルサイネージは、タッチ操作で日本語以外の外国語表示に切り替えることも可能です。
たとえば回転寿司で、注文用に多言語対応タッチパネルを導入すれば、外国人が魚介類の名前などを把握したうえでメニューを楽しめます。
飲食店以外には、駅や高速道路のサービスエリア、空港、観光案内所といった場所で、外国人に向けた情報を臨機応変に発信可能です。
外国人観光客が増加傾向の日本であれば、今後もタッチパネル式デジタルサイネージの出番は増えていくでしょう。
タッチパネル式デジタルサイネージのデメリット
タッチパネル式デジタルサイネージのメリットがわかり、導入を検討しやすくなったでしょう。
ただ、タッチパネル式デジタルサイネージにはメリットだけでなくデメリットもあり、必ずしも使いやすいとは限りません。導入して後悔しないようにデメリットも把握しておきましょう。
デメリット1.高齢者によっては使い方がわからない
タッチ操作に慣れている若い世代にとっては、タッチパネルの使い方に困ることはないでしょう。その一方で、高齢者は若者よりもタッチ操作の経験が少なく、タッチパネル式のデジタルサイネージをうまく操作できない恐れがあります。
高齢者の利用が想定されるのであれば、タッチ操作のマニュアルを用意することが大切です。目や手先の動きが不自由な方でも利用できるように、ボタンや文字を大きくするといった配慮も求められるでしょう。
デメリット2.明確な導入イメージがないと役に立たない
タッチパネル式デジタルサイネージは、タッチ操作ができるという点で便利に思うかもしれません。ただ、目的意識を持って導入しなければ機能が無駄になりやすいです。
大人数でマルチタッチできる大画面の製品を導入しても、会議や打ち合わせの頻度が少ない会社であれば、いつの間にか使われなくなってしまうでしょう。
導入前に本当にタッチパネル式が必要かどうか慎重に判断しましょう。
デメリット3.掃除や消毒などが必要
タッチパネル式デジタルサイネージは、一般的なデジタルサイネージと違って多くの人々が手で触れます。画面に手垢や指紋などの汚れが付着するため、そのまま放置しておくと不衛生になるだけでなく、見栄えも悪くなります。
タッチパネルには雑菌やウイルスが付着する恐れもあり、人によっては感染症が気になって利用しづらいかもしれません。
その点、タッチパネル式の製品を導入する際には、掃除や消毒などが必要になります。維持管理の面で負担が増える可能性も想定しておきましょう。
デジタルサイネージにタッチパネルを活用した事例
デジタルサイネージのメリットを直感的に理解するには、活用事例を知るのもおすすめです。活用事例を知ることで、タッチパネルの技術とデジタルサイネージの相性がよくわかります。
タッチパネルの最新活用事例としてはAI受付システムへの導入が挙げられます。
顔認識機能と組み合わせてタッチ操作の負担を軽減
AI受付用のタッチパネル式デジタルサイネージが活用され始めています。受付システムの前に来訪者が立つと、顔認識によって顔画像と名前が表示され、そのままタッチ操作で受付処理を完了できます。
顔認識機能を組み合わせることで、個人情報を入力する手間を省けるため、タッチパネルの操作を最小限にすることが可能です。なお、顔画像と名前の登録については初回受付時に行われます。名刺のスキャンデータとカメラに映った顔の画像を紐づけることで登録する仕組みです。
このように、AIとタッチパネルを組み合わせれば、デジタルサイネージはさらに便利になっていくでしょう。
導入価格の相場と安い製品の選び方
タッチパネル式デジタルサイネージの利便性がわかっても、価格相場がわからないと導入を検討しづらいでしょう。
引き続き、導入価格の相場をお伝えするとともに、安い製品の選び方まで解説します。
導入価格の相場
タッチパネル式デジタルサイネージの価格例について簡単なスペックとともに挙げてみます。
サイズ | 価格 | 機能・特徴 |
75インチ | 約100万円 |
最上位の高性能タッチシステム ・斜め設置、水平設置、縦向き設置に対応 ・認証端末だけのアクセス許可機能 |
65インチ | 約45万円(※スタンド別売り) |
・20点マルチタッチ |
43インチ | 約35万円 |
・自立型 ・スタンドアローンタイプ |
32インチ | 約8万円 |
ミラースタンド型 ・Android搭載 |
基本的にサイズが大きいと価格が高くなりやすいです。特に機能が豊富な製品は高価になりやすくなっています。
一般的なデジタルサイネージの費用やミラータイプの詳細について気になった方は下記の記事もご覧ください。
安い製品の選び方
タッチパネル式デジタルサイネージを安く購入するのであれば、必要なサイズを慎重に見極めて、可能な限り小さな大きさを選ぶことが重要です。サイズが小さければ、3万円以下といった金額でマルチタッチ対応製品を購入することもできます。
タッチパネル式製品はスタンドを装着して利用するケースも多いです。小型サイズであればスタンドも小さく、別売3,000円程度で購入できることもあります。
小型サイズであっても、インフォメーションボードや顧客用サブディスプレイ、受付画面など多目的で使えます。タッチパネル式のコストが気になるときは、目的をふまえて小型で対応できないか検討してみましょう。
タッチパネル式デジタルサイネージを導入するならLED TOKYOに相談
タッチパネル式デジタルサイネージは、ユーザーがタッチ操作によって自分の知りたい情報だけを取得できるディスプレイです。インフォメーションボードとして活用しやすく、受付スタッフの人件費削減や外国人への翻訳表示などにも役立ちます。
目的に応じて可能な限り小型製品を選ぶことで安く導入することも可能です。LED TOKYOではタッチパネル式のデジタルサイネージも取り扱っております。タッチパネル式デジタルサイネージの導入にご興味のある方はお気軽にご相談くだい。
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