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HDMIとは?映像等のデータをつなぐ標準規格:デジタルサイネージを起用したコンテンツ再生で訴求力アップ
- 公開日:2020.01.29
- 更新日:2024.10.09
- 液晶ディスプレイ
HDMIとは、モニターとパソコンやゲーム機などを接続する際に用いられるケーブルの一つで、通信規格の一種です。HDMIを利用して、映像や音声を出力先に送ることができます。
現在では、多くのパソコンやテレビやディスプレイ、サイネージなどにHDMIが標準装備されています。
今回は、HDMIという規格の特徴やどのようなことができるのかについて、またデジタルサイネージ(電子看板)導入の際HDMIが必要なのかについて整理します。
この記事の目次
HDMIとは?
HDMIとは、High-Definition Multimedia Interface(高精細度マルチメディアインターフェース)の頭文字をとったもので、映像と音声の両方を伝達する通信インターフェース(ネットワークに接続するための装置)の規格の一つです。
HDMIケーブルは、パソコンやレコーダー、プレーヤーなどの機器から出力された映像をモニターやテレビなどに映し出すために接続するケーブルとして、昨今広く利用されています。
最新のゲーム機ではHDMI対応のものが中心となっており、以前よりも身近な存在となっていると言えるでしょう。
HDMIコネクタの種類
一口にHDMIと言っても、コネクタ(接続部品)の形状は3種類存在します。
HDMI(Type A)、Mini-HDMI(Type C)、Micro-HDMI(Type D)です。
一般的にデスクトップPCや据え置きゲーム機、テレビやディスプレイなどの表示機器に利用されているコネクタはHDMI(Type A)となっています。
Mini-HDMIやMicro-HDMIは一部のカメラや薄型ノートパソコン、タブレット端末に搭載されていた例があるのみで、現在あまり一般的ではありません。
もし、これらの小型のHDMI端子を搭載した機器からモニタに接続する場合には、それぞれの接続先に合わせたコネクタ形状をもったケーブルを調達する必要があります。
※これ以降HDMIと表現した場合HDMI(Type A)のことを指すこととします。
HDMIケーブルを利用する際に注意すべきこと
HDMIケーブルは2002年の規格策定以来コネクタの形状は変っていません。
しかし、最新のケーブルとは伝達することのできるデータ量に大きな差があります。
古いケーブルでは4kや8kといった映像の伝達をすることが想定されていないため、こうしたデータの投影に利用しようとすると、できない場合があります。
また、ケーブルは長くなればなるほどノイズの影響や信号の減衰が大きくなります。
長さにかかわらず、新規に購入したケーブルであっても、使用する環境によってノイズが乗ったり、正常に利用できない場合があります。
こうしたトラブルを防ぐためには、シールド性に優れている、質の高いメーカーの製品を利用すると安心です。
ある程度離れたデバイスをつなぐ場合には?
この他にも、ノートパソコンやデジタルカメラ、ビデオカメラ等のポータブル機器から接続を行う場合は、電力供給が不足しがちなため、10mを超えるケーブルで接続した場合に映像が表示されなくなる場合があります。
この問題は外部から電源供給を行うことのできるHDMIブースター(リピーター)と呼ばれる専用のケーブルを利用し解決できます。
また数十メートル先の機器と接続と接続したい場合はHDMI LANエクステンダーという製品を利用します。
HDMIでは長距離の伝送に向かないため、途中でLANケーブル(線LANのケーブル)に変換し、再度HDMIに戻して機器に接続することで、より長距離での利用が可能となります。
その他の映像伝送規格
HDMIの他の通信インターフェース(ネットワークに接続するための装置)の規格を一部紹介します。
- DisplayPort
HDMIと間違えやすい大きさのDisplayPort(ディスプレイポート)という規格があります。最新のデスクトップPCやモニターを中心に搭載されています。
一部のノートパソコンにも搭載されていた例があります。
HDMIと同様に音声と映像を同時に伝達可能ですが、その伝送方式が異なるため、基本的には互換性はありません。
市販されている変換アダプターを利用することでHDMIに変換して利用できる場合もありますが互換性は保証されません。
- DVI
HDMIと同様にデジタル信号で映像の伝達のみを行うことのできる規格です。
数年前までのデスクトップPCを中心に搭載されていた規格です。DVI規格の中にもいくつか種類があります。
DVI-Dはデジタル信号のみに対応し、DVI-Iは後述するアナログ形式であるVGA信号とデジタル信号の両方に対応しています。
- VGA
VGAは赤青緑の3色の信号をそれぞれアナログ信号で伝達する規格です。プロジェクターや据え置きタイプのノートパソコンなどに搭載されているコネクタです。
台形のコネクタでほどんどの場合青い色をしています。アナログRGB端子とも呼ばれ、幅広い機器に搭載されていました。
変換アダプター利用時に注意したいこと
規格の合わない機材同士の接続のためには変換アダプターを利用します。
その際には、信号の向き(入力・出力のどちらであるのか)を考慮する必要があったり、単純にコネクタの形状を変換しただけでは使用できない場合などがあったりします。
機材の接続の際、ケーブルの選択には注意が必要です。
HDMIを利用して映像を映すには
HDMIは今や新品で購入できるパソコンやテレビなどのほとんどが対応している規格です。(一部機器では変換アダプターを利用する必要があります。)
ここでは、パソコン、テレビの両方にHDMI端子が搭載されている前提で説明を行います。
家電量販店やインターネット通販で購入可能な一般的なHDMIケーブルは、両端をそれぞれの機器に接続することで映像を映し出します。
単に差し込むだけで接続が完了するので、電子機器の取り扱いに慣れていない人でもストレスなく利用できるでしょう。
パソコンとモニターを接続した場合は、パソコンの画面と同じものを表示するミラーリングモードと、パソコンの画面の領域を広げるように利用する拡張モードの二種類が利用できます。
HDMIが標準装備されない電子機器も
最新のノートパソコンの場合、薄型化のため、HDMI端子が標準装備されていない製品が増えてきています。
MicrosoftのSurfaceや、AppleのMacbookを始め、国内メーカの製品でもHDMI端子の代わりにType-C端子を搭載することがトレンドとなっています。
こうしたパソコンにHDMIのケーブルをつなぐには変換アダプターが必要です。インターネットで「Type-C HDMI変換」と検索すると様々な商品が見つかります。
また、家電量販店でも広く取り扱われています。外部の機器に接続する予定がある場合は予め変換アダプターを用意しておくと安心です。
スマートフォン、タブレットとの接続方法
HDMIケーブルを用いて、モニターなど外部機器とスマートフォンやタブレットと接続することもできます。
- 有線の場合
iPhoneやiPadの画面を映したい場合には、Apple純正のApple Lightning – Digital AVアダプタもくはApple USB-C Digital AV Multiportアダプタなど製品に合わせた変換アダプターを利用して接続をします。
Androidスマートフォン、タブレットの場合には有線接続での外部映像出力に対応していない端末が多いので予め仕様を調べておく必要があります。
- 無線での接続
Android、iPhoneともに利用可能な方法です。操作環境にWi-Fi環境が整備されており、接続する機器全てが同一のネットワークに接続している必要があります。
Chromecastなどの機器をモニター側のHDMI端子に接続することで、無線での映像転送を行うことができます。
こちらの方法は有線出力非対応のAndroidスマートフォンでも対応している場合が比較的多く、様々なタイプの電子機器の利用が想定される場合におすすめの方法です。
デジタルサイネージ(電子看板)で映像を再生する
デジタルサイネージ(電子看板)とは、LEDビジョンなどの電子媒体を用いて情報を表示する看板を指します。
デジタルサイネージには、HDMIを利用してパソコン等の電子機器から直接データを送り、再生することのできるものもあります。
HDMI等のケーブルは用いず、USBメモリやSDカードに格納したコンテンツをそのまま再生できる機種も存在します。
デジタルサイネージ導入のメリットは?
アナログ媒体の看板とは異なり動画の再生も可能で、時間帯や季節、天気、時間、場所、ターゲットなどの条件に合わせて発信する情報を切り替えられるため、効果的な宣伝が可能です。
初期費用こそ屋内型デジタルサイネージで10万円程、屋外型デジタルサイネージで40万円程となるものの、その後は月額数千円〜1万円程度のCMS費用と定期メンテナンス費用のみで運用できます。
昼夜共に映像を鮮明に映し出せるため、アナログ媒体の看板と比べてインパクトが増し、街を歩く人々に対してアナログ看板よりも強く印象付けることができます。
情報発信を効率化させるだけでなく、紙媒体での情報発信にかかっていた費用も削減できるデジタルサイネージは非常に魅力のあるデバイスです。
デジタルサイネージ導入のメリットとは?紙媒体から変更すべき理由
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