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LEDビジョンの寿命は?液晶ビジョンとの比較・3つのメリット
- 公開日:2019.12.11
- 更新日:2024.10.09
- LEDビジョン
LEDビジョン導入を検討する際に気になるのが、LEDビジョンの寿命です。液晶ビジョンと比較検討している方も多く、よりどちらが長く使えるのかは意思決定の際に重要となります。
そこでこの記事では、LEDビジョンの寿命だけでなく、3つのメリットについて紹介します。
この記事の目次
LEDビジョンのメリット1.長寿命|液晶ビジョンよりも2倍近くの時間使用できる
LEDビジョンの耐久性は約5万時間と言われており、液晶ディスプレイの寿命が3万時間程度と言われているものと比較して高寿命であるといえます。
LEDは球切れもほとんどなく、導入コストに見合うだけの長期間の利用が可能です。
LEDビジョンを業務用として利用する場合、1日あたり10時間点灯させるとした場合は5千時間となり、設計上10年以上の利用も可能です。
また、24時間点灯を行うような場合でも5年以上の耐久性を持ちます。液晶ディスプレイの場合はそれぞれ6割程度の寿命となります。
LEDビジョンのメリット2.コスト削減
LEDビジョンはコスト削減にも有効な手段です。その理由について解説します。
LEDは消費電力が少ない→ランニングコストが少なく済む
LEDビジョンはLEDを利用しているため、消費電力が白熱電球の10分の1で電気代が安く省エネ(低コスト)かつ低発熱です。
また、LEDビジョンの最大の特徴である明るさは最大6000~6500カンデラにもなります。一方で液晶モニタは300~500カンデラ程度となっており10倍以上の差が存在します。
大きな輝度の差があるものの、消費電力の差は小さくなっており、LEDビジョンの効率性の高さがわかります。LEDビジョン(100インチ)の場合の平均消費電力は840W程度で、液晶モニター(90インチ)の場合は660Wとなっています。
10倍近い明るさを発揮しながら消費電力は数割程度の増加で済んでおり、LEDビジョンの効率の高さがよくわかります。
町中で見かけるLEDビジョンで構成される広告などは明るく鮮明に表示できています。LEDビジョンは非常に明るい特性をもち、液晶ディスプレイよりも屋外での利用に向いています。
分割されたパネルのため変わった形にも対応でき、メンテナンスもしやすい
また、LEDビジョンは1枚ずつモジュール化されているので、複数枚を組み合わせ、様々な大きさや設置場所に対応できるといった特徴をもちます。
LEDビジョンは、平面はもちろん設置場所を問わないという性質があります。壁はもちろん床や天井、そして透過する素材を使用した窓ガラスにも映像を表示することができます。
また、球面や曲面など通常と異なる特殊な用途での利用も対応できます。アーチ状や円筒状などのLEDビジョンを床用や壁用など一般的なLEDビジョンと組み合わせて利用することでより印象的な空間を作り出すことも可能になります。
大型LEDビジョンは、既存のショーやイベントなどに新たに導入することで、その価値を更に高める、新たなビジネスチャンスを開拓する可能性を秘めています。
アイデア次第で既存のイベントにアクセントを加えることや、新たなイベントを作り上げる上でも高い効果が期待できるLEDビジョンは、空間演出を行う上で今や必須とも言えるアイテムかもしれません。
変わった形や、平面以外でのLEDビジョンの利用はまだ珍しく、多くの人の目を引くでしょう。
LEDビジョンの構造
LEDビジョンの中にも一般的に2種類の構造の製品があります。
DIP(砲弾型)とSMD(表面実装型)の2種類です。DIPタイプは、赤緑青の単色のLEDが隣り合って配置されている構造となっていて、3色1セットが一つの単位として1ドットを構成しています。
一方でSMDタイプは1つのLEDですべての色を表現することが可能なタイプのLEDを使用しているため、個々のLEDが1ドットを構成できます。DIPタイプは高輝度かつメンテナンス性に優れている特徴を持ち、長期利用に向いています。
SMDタイプは1ドットの大きさ小さくできるため、発色や視野角の広さで優れています。
LEDビジョンは多くのパネルを組み合わせて一つのパネルとして利用しているため、屋外利用時に飛来物などで一部分に欠損が生じても部分的な交換を行うだけで元通りに利用することが可能です。
液晶ディスプレイの場合は一部分の欠損でもパネルすべてを交換する必要が生じ、コストが嵩むことになります。
LEDビジョンはメンテナンス性が高く、長期に渡って利用してこそ金額の価値がある製品です。長期的に安定してメンテナンスを行うことのできる信頼性のある会社から導入を行うことが重要です。
LEDビジョンと液晶モニターの違いとは?
特殊型LEDビジョンの特徴
LEDビジョンのメリット3.屋外での使用にも対応
LEDビジョンは屋内、屋外、水際を問わず使用できるという特徴があり場所を選ぶことなく利用できる利便性があります。
高輝度のため明るい屋外でも使用可能
LEDビジョンと液晶ディスプレイは、どちらも画像や映像を表示するものとして使われるものですが、構造上に大きな違いがあります。
液晶モニタはパネルのバックライトを利用して映像を映し出しています。一方で、LEDビジョンはLEDが一つ一つそれぞれの色を発光し、映像を表現しているので、直射日光にも負けることなく鮮明に表現が可能です。
具体的な例としては、太陽が明るい日に外でスマートフォンを利用したときに、輝度を最大にしても画面が暗く見えてしまう状況です。
ほとんどのスマートフォンは液晶ディスプレイを使用しており、その最大輝度はLEDディスプレイの1/10程度です。
一般的な屋内用LEDビジョンは1平方メートルあたり400〜1,200カンデラ、屋外用LEDビジョンは1平方メートルあたり1,200カンデラ以上の明るさが求められます。
防水・防塵対応も可能
最大の特徴は、LEDビジョンは防水・防塵可能である点です。液晶ディスプレイと異なり、LEDビジョンは屋外や水辺での利用に適した製品があります。
屋外用に作られたLEDビジョンは、国際基準への準拠など防水・防塵を考慮して製造されたものが多いため、安心して屋外に設置できます。
特に人の動きにより砂ぼこりが舞う可能性や、急に雨が降る可能性もある野外フェスティバルやライブ会場などでLEDビジョンを用いる際には、防水・防塵昨日を搭載したものを選ぶと良いでしょう。
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