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前編:曲面型LEDビジョンとは?種類やメリット・デメリット、導入事例などを紹介!
- 公開日:2024.03.04
- 更新日:2024.10.12
- LEDビジョン
LEDビジョンは、商業施設や交通機関、野外イベントなど、あらゆる場所で映像を発信するために導入されています。
広告発信に使われることが多いですが、曲面型の登場によってLEDビジョンの使い道がますます広がってきました。
前編となる今回は曲面型LEDビジョンの概要や種類、メリット・デメリットに焦点を当ててご紹介します。
曲面型LEDビジョンの導入を検討している方はぜひ本記事をお役立てください。
曲面型LEDビジョンとは?
一般的なディスプレイは、家庭にあるテレビと同様に平面の形状が基本です。その点、LEDビジョンには画面が平面ではなく曲面の形状をした製品もあります。
曲面型LEDビジョンは、表示面が曲がっていたり旗のようになびいた形をしていたりするLEDビジョンです。
カービングビジョンやフレックスビジョンなどとも呼ばれています。
具体的には、ゴム板のように自由に曲げられるLEDモジュールによって曲面を実現するタイプがあります。
スチール背面板を曲面加工して、LEDモジュール背面のマグネットで取り付ける仕組みです。
曲面型LEDビジョンは平面型LEDビジョンのようにクラウド型に対応している製品もあります。
たとえば、インターネット、LAN・Wi-Fi、パソコン、ビジョンコントローラーを接続して運用します。
個性的な画面にスムーズに映像を発信できるでしょう。
曲面型LEDビジョンの種類
曲面型LEDビジョンの種類は主に下記の通りです。
・長方形型
・くの字型
・L字型
・円柱型
・リボン型
・オブジェ型
それぞれの特徴を簡単にまとめてみます。
長方形型
長方形型は、少し弧を描くように湾曲した曲面型LEDビジョンです。
見た目は平面型と似ていますが、画面が中央に向かって緩やかにカーブして奥行きがあるように見えます。
くの字型
くの字型は、画面がくの字を描くよう緩やかに折れ曲がった曲面型LEDビジョンです。3D映像の放映にも採用されています。
L字型
L字型は、画面がL字を描くように折れ曲がった曲面型LEDビジョンです。直方体の建物の壁面に導入されることがあります。
円柱型
円柱型は、その名の通り円柱の形をした曲面型LEDビジョンです。全方位に映像を映し出せます。
リボン型
リボン型は、細長いひも状の形をした曲面型LEDビジョンです。
テキストの情報を発信するというよりも、デジタル模様を表示させる装飾品として施設に設置できます。
オブジェ型
オブジェ型は、自由なデザインで形成された曲面型LEDビジョンです。天井から吊り下げられる球体のビジョンなどが挙げられます。
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曲面型LEDビジョンのメリット
曲面型LEDビジョンの概要や種類を簡単にお伝えしました。
曲面型LEDビジョンは平面型と違ってどのような魅力を持っているのでしょうか。
引き続き、曲面型LEDビジョンのメリットを解説します。
メリット1.空間演出に役立つ
曲面型LEDビジョンは平面型にはない空間演出効果を備えています。
たとえば、トンネルの内側部分に曲面型LEDビジョンを取り入れることが可能です。
映像を流せばトンネル内を物理的に飾らず空間演出できます。
全面をLEDビジョンで構成したトンネルもすでに誕生しており、内側全体が煌びやかに輝く迫力のある映像体験もできるようになりました。
曲面型LEDビジョンは、情報発信ツールとしてだけでなく、人々を楽しませるエンタメツールとしても普及していきそうです。
メリット2.個性的なオブジェを作れる
施設の魅力を高めるためにオブジェを配置するケースも少なくありません。
その場合、より多くの人に注目してもらうためにはオブジェの個性が鍵を握ります。
曲面を作れるLEDソフトモジュールを用いれば、オブジェの表面に映像を流すことが可能です。
たとえば、炎や雪の映像が流れる細長い曲面オブジェなどを実現できます。
施設の集客率に課題があれば、曲面型LEDビジョンをベースとしたアート作品の創作も試してみるとよいかもしれません。
メリット3.デジタルリボンとして装飾に使える
すでに種類の解説でも触れましたが、曲面型LEDビジョンは床に配置するオブジェとしてだけでなく、細長くなびく形状を活かしてリボン(ひも状の織物)のような装飾品としても役立てられます。
電子的なリボンであることから、デジタルリボンと名付ければイメージが湧くでしょうか。
通常のリボンとは違って映像による模様を映せます。施設のオリジナリティが高まり、訪問者から注目されやすくなるでしょう。
メリット4.設置場所の選択肢が広がる
曲面型LEDビジョンは、一般的な平面型LEDビジョンよりも設置場所の選択肢が広いです。
たとえば、建物を支える柱が円柱の場合、円柱に平面型LEDビジョンを設置するのは難しいでしょう。
その一方で、曲面型LEDビジョンは円柱の表面を覆うことができます。
これまで設置できなかった場所に導入すれば、より多くの人々に情報を発信できるようになります。
メリット5.小さな画面でも映像の迫力・魅力を高められる
ディスプレイの設置場所が狭く、画面の大きな製品を導入できないケースもあるでしょう。
曲面型LEDビジョンは、正面から見た画面の幅が平面型と同じ場合であっても、画面が弧を描くので画面の面積を増やせます。
つまり、小さな画面しか導入できない場合でも、画面の面積を大きくして映像の迫力を高められる可能性があります。
曲面という目新しさも加わるので、映像がより魅力的に見えるでしょう。
メリット6.複数の方向から視聴しやすくなる
平面型LEDビジョンは基本的に正面から映像を視聴します。たくさんの人が集まると画面が隠れてしまい、後から来た人は視聴しづらいです。
その点、曲面型LEDビジョンは折り曲げるように設置することで、正面以外からも映像を視聴できるように調整できます。
たとえば、やや折り曲げられたLEDビジョンであれば2方向から視聴可能です。サークル状のLEDビジョンであれば、正面からではなく後ろからも視聴できます。
混み合ってしまう場所でも、より多くの人がじっくりと映像を視聴しやすくなるでしょう。
メリット7.建物の角にビジョンを設置できる
平面型LEDビジョンは建物の角に画面を設置できません。通行人が角で曲がらなければ、建物に設置されているLEDビジョンに気づかない恐れもあります。
その点、曲面型LEDビジョンは角にも設置できるため、通行人が角に向かって歩くとき必ずLEDビジョンが視界に入ります。
アイキャッチ効果の向上により、LEDビジョンを多くの人々に視聴してもらえる可能性が高まるでしょう。
メリット8.SNSで話題になりやすい
曲面型LEDビジョンは、平面型LEDビジョンと違ってディスプレイの形にオリジナリティがあります。
通行人にとって目新しく感じやすく、SNSでディスプレイの画像や映像を投稿する方も少なくありません。
SNSで見かけて気になった方が現地に出向くこともあるでしょう。設置場所に人が集まりやすく、導入エリアの活気を高める効果も期待できます。
曲面型LEDビジョンのデメリット
曲面型LEDビジョンにはさまざまなメリットがありましたが、デメリットがないわけではありません。
曲面型LEDビジョンのデメリットを解説します。
デメリット1.視聴する方向によっては画面のすべてが見えない
曲面型LEDビジョンは、円柱に画面を構成できることをお伝えしました。すでにサークルタイプのLEDビジョンも普及し始めています。
ただ、サークルタイプの曲面型LEDビジョンは、正面から視聴したときに後ろ側の画面が見えません。
文字列を表示したときにすべてが見えず、視聴者が情報を取得し損ねる恐れもあります。
視聴者が画面の情報を不足なく瞬時に認識できるよう、表示するコンテンツをよく検討することが重要です。
デメリット2.装飾用に使う製品は移動させづらい
平面型LEDビジョンは、キャスターが備わったスタンドタイプなどが用意されており、必要な場所に持ち運んで使える製品が見つかりやすくなっています。
その一方で曲面型LEDビジョンは、装飾用として固定するパターンがあり、移動を前提とした使い方ができない場合があります。
たとえば、リボンのように天井や部屋の入口を装飾する曲面型LEDビジョンが挙げられます。
両端が天井と壁面の両方に接着されるなど、固定の方法が複雑なケースも珍しくありません。
一度固定してしまえば、ほかの場所に移動させて映像を流すことは難しいでしょう。
デメリット3.必ず曲面にできるとは限らない
曲面型ビジョンとして有名なのが、新宿駅東口付近にあるユニカビルのユニカビジョンです。
ユニカビルは壁面形状を曲面にしており、ビジョンも曲面に設置する必要がありました。
LEDメーカーに壁面のLEDユニットを曲げられないか依頼したところ、対応が難しいと断られてしまいました。
最終的に平面の小さな液晶パネルを細かく接続して、曲面を構成して液晶ビジョンを設置したようです。
LEDビジョンは必ずしも曲面にできるとは限らないとわかります。
デメリット4.導入事例が見つかりづらい
曲面型LEDビジョンは平面型LEDビジョンと違って導入事例が見つかりづらいです。
インターネットで検索すればメーカーの販売ページにたどり着くため、スペック情報の入手は難しくありません。
しかし、導入事例はプレスリリースやSNSの口コミをリサーチしても、たくさん見つかるとは言い難い実情です。
スペックだけがわかっても、どのような場所で設置されているのか、イメージが湧きづらいでしょう。
導入を検討している方であれば判断材料が少ないと感じるかもしれません。
本記事では可能な限り曲面型LEDビジョンの代表例や導入事例をまとめているので、参考にしてみてください。
デメリット5.価格相場がわかりづらい
平面型LEDビジョンは、インターネットで導入価格を確認できるケースが珍しくなくなってきました。
簡単なリサーチで把握できるので、導入イメージが湧きやすいです。
その一方で曲面型LEDビジョンは、スペックが公開されていても価格は非公開にされているケースがほとんどです。
メリットがたくさんありますが、価格がわかりづらく気軽に導入しづらいといえます。
価格相場を把握するためには、各LEDビジョン会社に問い合わせが必要です。
デメリット6.レンタル製品が見つかりにくい
平面型LEDビジョンは、すでにレンタルで利用できる製品も普及し始めています。
たとえば屋内用・屋外用のLEDビジョンが1枚あたりの価格を提示してレンタルされています。
その一方で曲面型LEDビジョンは、レンタルで利用できる製品が見つかりにくい現状です。
曲面型LEDビジョンはさまざまな形状を実現できることから、一つの作品として創り上げて購入する方が多いのでしょう。
とはいえ曲面型LEDビジョンのレンタルサービスが普及しないとは限りません。
気軽にレンタルできるサービスが始まるのを待ってみましょう。
後編では導入事例も併せてご紹介
今回の前編では曲面型LEDビジョンについてメリット・デメリットを含め解説しました。
曲面型のLEDビジョンは意外と知られていないことが現状です。
湾曲した場所へ設置することで他とはひと味違う映像演出を可能とします。
後編では曲面型LEDビジョンの導入事例をご紹介します!
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