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デジタルサイネージとは?
使い道や種類、メリット、導入事例などを紹介
- 公開日:2019.08.08
- 更新日:2024.11.22
- LEDビジョン
ITの発展にともない情報発信の手段が多様化し、デジタルサイネージの活用が身近になっています。今回は、デジタルサイネージとは何かがわかるよう、概要をはじめ使い道や種類、メリット、価格、導入事例などを紹介します。デジタルサイネージの導入に迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
デジタルサイネージとは?
デジタルサイネージとは、電子ディスプレイを使っている情報媒体・広告媒体です。電子看板・デジタル看板ともいわれています。
従来の看板やポスターでは建材や紙に情報を印刷していましたが、デジタルサイネージでは液晶ディスプレイやLEDビジョンなどで情報を発信します。
物理的に広告を張り替えなくとも次々に画面が変わっていくため、手間をかけずに多くの広告を表示できます。動画も放映できるので、従来の広告媒体と同じスペースであっても、発信できる情報量が多くなります。
デジタルサイネージの使い道
デジタルサイネージの使い道の例は下記の通りです。
- 大型店舗や交通機関での案内、相談
- 店内情報や商品価格の表示
- 学校や病院、企業内における連絡
- 空間アートとして街の景観を向上
- 公共空間における緊急情報の発信
デジタルサイネージの種類
デジタルサイネージにはスタンドアロン型やネットワーク型などの種類があります。
スタンドアロン型
スタンドアロン型は、USBメモリーやSDカードなどに保存したコンテンツを画面に映すデジタルサイネージです。比較的手軽に始められるのが特徴です。
ネットワーク型
ネットワーク型は、インターネットに接続してコンテンツを放映するデジタルサイネージです。複数拠点で放映を管理できます。
デジタルサイネージの種類については下記の記事で詳しく解説していますので、詳細を知りたい方は確認してみてください。
デジタルサイネージに必要な機器
デジタルサイネージを構成する主な機器やシステムは下記の通りです。
ディスプレイ
基本的にはデジタルサイネージ専用に開発された業務用のディスプレイが用いられます。タブレットやモバイル端末に掲出できるサービスもあります。
STB(セットトップボックス)
デジタルサイネージのコンテンツを再生するためのプレーヤーです。
CMS(コンテンツマネジメントシステム)
広告配信を管理するシステムです。コンテンツの放映スケジュールに沿ってプレーヤーを起動させたり、指定されたコンテンツを配信したりします。
デジタルサイネージの価格
ディスプレイの価格の目安を挙げると、43インチ~55インチの屋内用が10~40万円程度、32インチ~42インチの屋外用が40~80万円程度です。壁掛け・据え置きなどのタイプによっても価格が変わります。
STBは安い製品だと10,000円程度で購入可能です。ネットワーク接続や縦置きの可否、機能・性能によって価格帯は変わります。ハイスペックな製品だと10万を超えることもあります。
CMSの利用料は1端末あたり月額4,000円~10,000円程度が目安です。機能や扱えるデータ量によって変動していきます。
デジタルサイネージのメリット
デジタルサイネージにはどのような魅力があるのでしょうか。デジタルサイネージを利用するメリットを解説します。
メリット1:紙媒体よりも視認性が高く劣化しにくい
デジタルサイネージは紙媒体より明るく鮮明です。そのため、暗いところや遠くからでも広告を見てもらえます。夜中でも視認されるので、夜間営業をしているガソリンスタンドや飲食店などの看板にも向いています。
従来の広告媒体である紙や建材の場合は時間が経つと劣化してしまいますが、デジタルサイネージのディスプレイは長期間劣化しないので、いつでも鮮明なコンテンツで訴求を図れます。
メリット2:情報の更新が簡単
デジタルサイネージでは情報の更新が簡単です。ディスプレイの表示内容を変更したい場合、スタンドアロン型であればUSBでデータを差し替え、ネットワーク型であればパソコンでデータを転送します。
情報更新や緊急情報が発生しやすい業種にとって、デジタルサイネージは非常に利用価値が高いでしょう。
メリット3:状況に適したコンテンツを発信できる
デジタルサイネージは、配信スケジュールを設定できるので、状況に応じた画像や動画を発信できます。
飲食店を例に挙げると、昼の時間帯はランチメニューを表示し、夕方からの時間帯はお酒などを含めたディナーメニューを表示するなどの使い方ができます。
デジタルサイネージの導入事例
デジタルサイネージがどのように活用されているのか実際の事例を紹介します。
導入事例1:飲食店におけるメニュー表示や宣伝
メニューボードと店内の壁面ポスターをデジタルサイネージに変更した飲食店の導入事例があります。
おすすめメニューや新作メニューなど、その時期にPRしたい商品を紹介できるようになったほか、メニュー表の作り替えやポスターの張り替えにかかるコストも削減できました。
店頭に設置されたディスプレイでは店内風景や料理、シェフのこだわりなどを流しています。通行人に対して効率的に宣伝でき、見込み顧客の醸成にも成功しています。
導入事例2:宿泊施設における情報発信
宿泊情報やウェディング、宴会、会議、イベントなどの情報を発信するためにデジタルサイネージを導入した宿泊施設があります。
ロビーなど人の多く集まる場所に1台設置して、複数の情報を宿泊客に提供しています。観光地の写真も表示できるため、外国人観光客にも正確に情報を伝えられます。
導入事例3:化粧品専門連における店舗看板
化粧品専門店で、店舗ガラス窓面にポスタータイプのウィンドウビジョン(透過型LEDビジョン)を導入した事例があります。透過型LEDビジョンは、美しい映像を再生できるのが特徴です。ブランドが狙うとおりのいイメージを正確に映し出せるので、美容業界への導入が急速に進んでいます。
設置場所は人通りの多い1階路面店で、通行人の視線が集まりやすい立地です。店舗の看板としてだけではなくプロモーションにも活用しており、情報拡散と集客アップに貢献するとみられています。
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