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IP保護等級とは?LEDビジョン選びに役立つ防塵・防水性能の基準
- 公開日:2024.12.20
- 更新日:2024.12.20
- LEDビジョン
LEDビジョンを選ぶ際、防塵・防水性能を示すIP保護等級は、設置環境における耐久性や安全性を左右する重要な基準です。
この記事では、IP保護等級の基本的な仕組みや具体例を紹介しながら、屋内外の設置環境に応じたLEDビジョン選定のポイントを解説します。最適な製品選びの参考にしてください。
IP保護等級とは
IP保護等級とは、外来固形物の侵入および水の浸入に対する保護の度合いを等級化したものです。
この規格は、国際標準化団体であるIEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)が策定した「筐体(エンクロージャ)による保護等級(Degrees of Protection Provided by Enclosures / IP Code:IEC 60529)」に基づいており、日本では技術的な内容や規格票の形式を変更せず、日本産業規格(JIS)として採用されています。
IPコード
IPコードは、保護等級を示す記号の組み合わせで構成されています。
LEDビジョンの場合、主に「第一特性数字」と「第二特性数字」の組み合わせで表記されます。
第一特性数字
人体や工具、塵などの外来固形物の接近や侵入を防ぐ保護等級をを指します。等級は「0~6」の数字または「X」で記載され、数字が大きいほど高い保護性能を誇ります。外来固形物とは、主にごみやほこりなどを指します。
第二特性数字
水の侵入による機器への有害な影響を防ぐ保護等級を指します。等級は「0~8」の数字または「X」で記載され、数字が大きいほど高い保護性能を誇ります。この等級は水の侵入防止能力を試験し、その結果を数字で表記しています。
IP保護等級の例
例①IP65
IP65は、屋外用LEDビジョンで一般的に採用されている保護等級です。第一特性数字「6」は、塵埃(埃)の侵入を完全に防ぐことをを指します。第二特性数字「5」は、全方向からの噴流水に対しても保護されていることを示しています。この等級は、屋外設置でも高い耐久性を発揮するLEDビジョンの選定基準となります。
例②IP30
IP30は、屋内用LEDビジョンで多く見られる保護等級です。第一特性数字「3」は、直径2.5mm以上の固形物や工具の接近から保護されていることを示します。第二特性数字「0」は、完全に水の侵入からの保護がないことを意味します。そのため、屋内設置で使用する際の一般的な保護要件を満たしています。
例③IP00
IP00は、保護が全く施されていない製品を意味します。第一特性数字「0」は、人体や工具、固形物に対する保護がないことを表します。第二特性数字「0」は、全方向から水の侵入に対する保護がないことを示しています。この等級は、防塵や防水の性能がないことをユーザーに対して注意を促す目的で表記される場合があります。
※IP保護等級の記載がない場合は、IP00に該当します。
例④IPX7
IPX7は、スマートフォンやタブレットなどの電子機器に採用されることが多い保護等級です。第一特性数字「X」は、等級の表記が省略されていることを示しますが、無保護「0」ではなく、何らかの保護が施されている可能性があります(無保護の場合もあります)。第二特性数字「7」は、一定の条件下で水没した場合でも悪影響を受けないことを示しています。
設置環境に適したLEDビジョンを提供
LEDビジョンを導入する際には、設置環境や使用目的に応じた適切なIP保護等級を選定することが重要です。防塵・防水性能を正しく理解することで、耐久性を確保し、長期間の安定した運用を保ちましょう。
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