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電光掲示板(電子掲示板)とは?種類や導入メリットを解説!
- 公開日:2020.01.14
- 更新日:2025.01.22
- LEDビジョン
電光掲示板(電子掲示板)は、社会のいたるところで情報発信を支えている重要なインフラです。導入することで情報発信の幅を広げ、施設や建物の利便性を高められるかもしれません。
ただ、電光掲示板にはさまざまな種類があり、どのように役立つのかイメージできない方もいるでしょう。気軽に導入するのが難しいと感じる方もいるかもしれません。
そこで今回は、電光掲示板の概要をはじめ、種類やメリット、おすすめ無料アプリなどを解説します。電光掲示板の導入に迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
電光掲示板(電子掲示板)とは?
電光掲示板(電子掲示板)は、画面上の細かい素子を発光させることで、画像や映像、テキストなどを表現できる掲示板です。英語では、「electronic billboard」「readout board」「announcement board」「digital display」などさまざまな表記であらわされます。
バナーのように細長いタイプ、自立するスタンドタイプなど、さまざまなデザインがあります。装飾効果が期待できることから電飾看板として販売されるケースも多いです。
最近ではシートタイプでガラス面に吸着できる製品や、スマートフォンアプリから文字入力、色を設定して配信できる製品なども登場しています。
病院の待ち時間を表示したり、おすすめのメニューを紹介したり、使い道は幅広いです。
電光掲示板を導入することで、案内や宣伝といった情報伝達をスムーズに実施できるでしょう。

電光掲示板の種類
電光掲示板の種類は主に、LED電光掲示板やLCD電光掲示板(液晶型電光掲示板)、OLED電光掲示板(有機EL電光掲示板)などに分かれています。スマホを電光掲示板として利用することも可能です。
種類を把握することで目的に適した製品を見つけやすくなり、電光掲示板を有効活用できるでしょう。
引き続き、電光掲示板の種類について解説します。
LED電光掲示板
LED電光掲示板の種類はさらに細かく分かれ、LEDビジョンやドットマトリクス型電光掲示板、ランニング型電光掲示板などがあります。
それぞれの種類は下記の通りです。
LEDビジョン
LEDビジョンは、RGBの3色のLED素子が配列されたパネルで、画像や文字、映像などを表示できるフルカラー型電光掲示板です。LED素子は、Light Emitting Diodeを意味しており、発光ダイオードと呼ばれています。
屋外用・屋内用の製品があり、場所を問わずテレビと同様に鮮やかなコンテンツを放映できるため、商業施設や交通機関、ビルの壁面、オフィスなどあらゆる場所に設置されています。
LEDパネルにおける素子構造はSMD、COB、GOBの種類に分かれており、特徴も異なります。
LEDビジョンの全体像や素子構造について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
ドットマトリクス型電光掲示板
ドットマトリクス型は、LED素子の集合体を光らせて文字や模様などを表現する電光掲示板です。
LED素子を格子状(マトリクス)に並べて、それぞれの明暗によって情報を発信します。
解像度は低く、屋外で活用されやすくなっています。駅や列車の電光表示などで活用されることが多いです。
ランニング型電光掲示板
ランニング型は、流れる文字を表示できる電光掲示板です。一般的には、検索窓やバナーのように細長いデザインとなっています。ニュースやスポーツの速報、株価の伝達などで使われることが多いです。
「新規メンバー募集中」「セール開催中」「予約受付中」といったシンプルなメッセージを伝えるのに役立ちます。
パネルに組み込み、キャラクターが吹き出しでメッセージを話しているように見せるなど、使い方を工夫して人々から興味を持ってもらうことも可能です。
LCD電光掲示板(液晶型電光掲示板)
LCD電光掲示板は、高精細の映像や動画などを液晶ディスプレイで表示するデジタルサイネージです。LCDは、Liquid Crystal Displayの略称であり、液晶ディスプレイをさします。
LED電光掲示板と違って、バックライトを偏向フィルターやカラーフィルター、液晶を通過させることで色のついた光を発信します。
輝度が低い傾向にあり、商業施設や展示ブース、イベント会場など、屋内での掲示が前提とされやすいです。
LCDとLEDの違いは下記の記事を読むと詳しく理解できます。
OLED電光掲示板(有機EL電光掲示板)
OLED電光掲示板は有機EL素材の発光によって情報を表示させる電光掲示板です。
OLEDはOrganic Light Emitting Diodeの略であり、有機化合物を用いた発光ダイオードです。有機ELは有機化合物に通電して発光させる現象であり、最近ではOLEDと有機ELを区別せずに用いるケースも見受けられるようになりました。
掲示板の各ピクセルが自己発光するので、暗いシーンで深い黒色を表現できます。視野角が広く、掲示板を見る角度による影響を受けにくいです。視聴者のポジションを問わず情報を届けられるでしょう。
有機ELのメリット・デメリットについては下記の記事を読めばさらに詳しく理解できます。
スマホ
電光掲示板の導入コストが気になる場合はスマホの活用も検討できます。アプリをダウンロードするだけで、スマホを電光掲示板として簡単に使用可能です。
画面に簡単なメッセージを表示できるほか、色や効果をカスタマイズできます。バナー広告として気軽に使えるため、店舗の宣伝にも役立ちそうです。
サイズが小さくインパクトは低くなりがちですが、必要な場所に持ち運んで気軽に電光掲示板として使えるのがとても便利です。
電光掲示板のメリット
電光掲示板にはさまざまな種類がありましたが、導入の必要性がよくわからない方もいるでしょう。
メリットを把握することで電光掲示板の必要性が深く理解できるはずです。
引き続き電光掲示板のメリットについて解説します。
発光や画面の動きによって視認性を高められる
電光掲示板は、紙媒体のポスターや看板と違って画面が発光します。
明るい画面は暗い時間帯でも視認性を高めてくれるため、夜間営業の情報発信に最適です。
また、流れる文字を表示させる電光掲示板などは、画面の動きによって自然に注目を集められます。たくさんポスターや看板がある場所でも、画面を視聴してもらいやすいでしょう。

美しい装飾による集客効果が期待できる
電光掲示板は味のある発色によって装飾効果を出すこともできます。
たとえば表面のLED素子で、営業中の文字をそれぞれ青・赤・緑の色で別々に表示させ、おしゃれな看板として目立たせられます。
LED素子の点灯のタイミングを調整することで、掲示板のフレームの発光に変化をつけることも可能です。
夜間にチカチカ点滅するフレームは特に美しく見え、集客効果も高められるでしょう。
絵文字アートで情報をポップに表示できる
電光掲示板ではドット調の絵文字アートをつけて情報をポップに表示できます。
文字で居酒屋の営業を宣伝するとともにグラスの入ったビールで乾杯する様子を示すドット絵をつけるパターンや、メニューの文字とともにフォークやナイフ、スプーンのドット絵をつけるパターンなどがよい例です。
単に文字を表示させて情報を伝えるよりもポジティブなイメージを演出できます。
商品やサービスを温かみのある表現で魅力的に伝えたいときに最適です。

必要な情報を必要なタイミングで更新・発信できる
電光掲示板は、紙媒体のポスターや看板などと違って、必要な情報を必要なタイミングで更新・発信できます。
たとえば、駅の電光掲示板では、電車の発信時刻をリアルタイムに更新できます。トラブルが起きたときの原因、発生時刻、影響を受けている区間などを画像とともに表示することも可能です。
そのほか、時期に応じた情報が発信されることもあります。受験の時期に「最後まで走りぬいてください」「がんばれ受験生」といった激励メッセージが突然流れるケースも珍しくありません。予想外のメッセージに感動した方も多かったのではないでしょうか。
電子媒体は、利便性が高い一方で機械的で気持ちが伝わりにくいと思うかもしれませんが、内容次第ではアナログ媒体に劣らない発信効果も期待できます。
電光掲示板を選ぶときの注意点
電光掲示板にはさまざまなメリットがあるとおわかりいただけたでしょう。
ただ、電光掲示板の製品はたくさん出回っており、安易に導入して後悔するケースも想定されます。
電光掲示板の選定にあたって失敗しないためのポイントを押さえておくことも重要です。
ここでは電光掲示板を選ぶときの注意点について解説します。
防水設計だとは限らない
電光掲示板はどこでも設置できるように思えるかもしれませんが、製品によっては室内仕様となっていて、屋外向けに作られていない場合があります。
見た目からは屋外仕様かどうか判別しにくいため、電光掲示板を屋外で業務用として使用する場合は、必ずスペックで防水性能を確認しましょう。「防水」「防滴」「錆にくい」などのワードにも着目してみてください。
なお、LEDビジョンであれば屋外用・屋内用が明確に区別されやすいです。屋外で業務用に導入したい場合はLEDビジョンも検討してみるとよいでしょう。
一度に表示できる文字数が違う
電光掲示板は一度に表示できる文字数が違うこともあります。
例として、6文字を表示できる製品があれば、8文字を表示できる製品などもあります。小型サイズだと表示できる文字が限られやすい印象です。
一度に表示できる文字数が少ないと、瞬間的に把握できる情報量が減ります。視界に入るタイミングによっては情報を伝え損ねてしまうでしょう。
電光掲示板で流れる文字を流したいときには、一度に表示できる文字数も比較して選んでみてください。
電光掲示板を気軽に作れるおすすめの無料アプリ
電光掲示板はアプリを使えば気軽に作れることをお伝えしました。どのような無料アプリがあるのか、気になった方もいるでしょう。
シンプルな操作で流れる文字を表示できる無料アプリとして、「デジタルLED看板(TEXT LED)」の利用を検討できます。
デジタルLED看板(TEXT LED)
デジタルLED看板は、文字を入力して簡単な表示設定をするだけで、スマホを電光掲示板として利用できるアプリです。
アプリを開いて一番上にある入力部分をタップすると、テキスト編集画面が表示されます。文字列を自由に入力したあと設定ボタンを押して表示内容を決定します。
設定後はすぐにプレビューで流れる文字が表示されます。「<」を押すと文字が右から左に、「>」を押すと文字から左から右に流れるように変更可能です。
速度やサイズはバーの丸印を左右に移動させるだけで調整できます。
色を変えられるのはもちろんのこと、点滅テキストの色まで選べば、2種類の色が交互に切り替わるように演出することも可能です。
各種設定が終わったあとに「スタート」ボタンをタップすると、画面全体に設定した通りにテキストが表示されます。
電光掲示板をすぐにでも使ってみたい方、コストをかけずに導入したい方などにおすすめです。
種類が豊富な電光掲示板の導入に迷ったら専門家に相談
今回は電光掲示板の概要をはじめ、種類や導入メリットなどを中心に解説しました。
電光掲示板には、LED電光掲示板やLCD電光掲示板、OLED電光掲示板などさまざまな種類があり、それぞれメリットも異なります。
環境に適さない製品を選んでしまえば、効果をうまく発揮できず、導入費用も無駄になるかもしれません。選び方に迷ったときはディスプレイの専門企業に相談するのが無難です。
LED TOKYOでは屋外・屋内を問わず、各業界、ビジネスのさまざまなシチュエーションに、LEDビジョンや液晶ディスプレイといった電光掲示板を導入してきました。
これまで培ったノウハウをもとに最適な電光掲示板を選定し、設置から保守までサポートいたします。電光掲示板の導入を検討している方は、ぜひ一度LED TOKYOまでご相談ください。

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