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LEDビジョンの選び方は?ピッチと視認距離・屋内用と屋外用・価格
- 公開日:2020.03.16
- 更新日:2024.01.25
- LEDビジョン
LEDビジョンは広告媒体としての利用はもちろん、屋内外での空間演出、施設や街中の案内看板としても活躍しています。
LEDビジョンを組み合わせたデジタルサイネージは、用途に応じて様々な形態で展開されています。
今回は、様々なスタイルのデジタルサイネージの中から、最適な選択をするための重要なポイントについて紹介していきます。
この記事の目次
1. ピッチと視認距離
LEDビジョンを選ぶ判断基準となるのが、導入先の環境と、利用者がそれを目に入れる距離(視認距離)です。
視認距離を把握できれば、それに合わせた最適なピッチをもつLEDビジョンを選べます。
LEDビジョンの仕組み
LEDビジョンは、極小のLEDチップを無数に並べて構成されています。一つ一つのLEDチップが色を発し、それらが集まることで画を作り出します。
例えば、四角いコマを並べた「ドット絵」を想像するとわかりやすいかもしれません。「ピクセル」と呼ばれるマスの一つひとつが、一つのLEDチップに相当します。
しかし、実際に映像が表示されているLEDビジョンは、ドット絵のように粗くは見えません。LEDチップ同士が非常に近い距離で隣り合っており、それを見る人が十分に離れた場所にいることがその理由です。
反対に言えば、LEDビジョンを用いたなめらかな画像表現には、「LEDチップ同士の距離」と「視認距離」がポイントになります。
ピッチとは
ピッチとは「LEDチップ同士の距離」を意味します。一般にLEDのピッチといえば、隣り合うLEDチップの中心と中心の距離を示します。
LEDビジョンでは普通、6mmピッチから20mmピッチ程度の製品がラインナップされています。
ピッチが狭いLEDビジョンは、より解像度が高く、近くから見ても十分になめらかで高画質な画を映し出すことができます。反対に、ピッチが広いLEDビジョンは、解像度が低く、近くから視認する用途での利用には向いていません。
性能面ではピッチの狭いLEDビジョンが有利に感じられますが、ピッチが狭いほどLEDビジョンの価格が高くなる傾向にあるため、予算に上限がある場合には注意が必要です。
視認距離とピッチの関係
続いて、視認距離とピッチの関係について整理します。
LEDビジョンを設置した場所から、それを目にする人が立つ位置までの距離が視認距離です。単位はメートルで換算します。この視認距離の数値を1.16で割り、その値を計算します。計算結果の数値の単位はミリメートルで、ここで算出された値が適切なピクセルピッチということになります。
具体例を出して計算してみます。例えば視認距離が10mの場合、この数値を1.16で割ります。10÷1.16=8.62で、8.62mmピッチ前後のLEDビジョンがこの場合には最適であることがわかります。
計算の際に単位がそろわないことに不都合を感じる場合には、視認距離と1.16の数値をセンチメートルにそろえることもできます。
視認距離をセンチメートルに換算し、その値を1160で割れば、ピッチのセンチメートル単位での数値を算出できます。例えば、10mは1,000cmであり、この数字を用いてピッチ(センチメートル)を計算すると1000÷1160=0.862です。0.862cmは8.62mmであり、同様の結果となります。
この計算式を利用すると、視認距離が大きければ大きいほどピッチが広くても問題なく利用できることがわかります。ピッチが広いことはLEDビジョンに用いられるLEDチップが少なくても済むことを意味しますが、同時にLEDビジョンそのものを大型化する必要もあるため、一概にコストカットができるとはいいがたいことは理解するべきでしょう。
2. 屋内用か屋外用か:LEDビジョンは屋外利用に強み
LEDビジョンは様々な形態、環境を考慮した設計の製品があり、幅広いシーンに対応できます。
ここでは、LEDビジョン全般の特徴と、屋外用のLEDビジョンに搭載されている機能について紹介します。
LEDビジョンの特徴
LEDビジョンには、非常に明るいという特徴があります。これは、画面を構成するLEDチップが直接発光していることが理由です。
また複数枚のパネルを隙間なくつなぎ合わせることで、巨大なLEDビジョンを構築することもできます。大きさの自由度が高い点も特徴の一つです。
屋内、屋外を問わず様々な場所に設置できることも、他のモニターにはない特徴でしょう。壁面はもちろん、天井への貼り付けや、自動車が乗っても問題ない耐久性をもつ床用のLEDビジョン、窓に貼り付けて利用できる光を透過するタイプのウィンドウビジョンなど、多様な製品が存在します。
屋外用LEDビジョンの特徴
LEDビジョンは、画面が非常に明るいため、屋外の直射日光にも負けず、遠くから見た場合でも高い視認性を確保できます。
また屋外に設置されるモニターは、日々の天候による劣化の影響も考慮しなければなりません。防塵防水の性能が必要です。
一般的に大型のLEDビジョンは、IP65というIP規格・防水保護構造及び保護等級に適合しています。完全な防塵構造と、いかなる方向からの水の直接放水によっても浸水しない性能をもち、台風にも問題なく耐えるため安心して利用できます。
屋外では天候の他にも、飛来物などにより部分的にパネルが故障してしまうリスクが存在します。このような場合でも、LEDビジョンであれば、損傷した部分の交換のみで修復が完了します。このようにLEDビジョンは、メンテナンス性の高さという特徴も持っています。
3. 価格
最後に、LEDビジョンの導入に必要なコストについて紹介します。
導入費用の目安
デジタルサイネージそのものを設置するための費用は、屋内用と屋外用で異なります。
性能にもよりますが、屋内用のデジタルサイネージは10万円ほど、防水防塵性能をもつ屋外用のデジタルサイネージは40万円ほどが底値です。
これらの価格は、30インチ程度の小型のLEDビジョンについての価格であり、より大型のデジタルサイネージを設置する場合には追加で費用が必要になります。
また、ピッチ幅によっても価格は変動します。ピッチが狭いほど高価になり、ピッチが広いほど低価格での導入ができます。
デジタルサイネージの導入の際には、LEDビジョンといった本体を構成する機器のほかに、周辺機器や環境を整えるための費用が必要となります。
周辺機器には、映像をサイネージに配信するための機器であるセットトップボックス(STB)が必要です。こちらは1万円台から導入できますが、4K映像などの配信を行う場合にはより上位の機種を購入する必要があり、予算が変動します。
また、配信する映像の管理のための、コンテンツマネジメントシステム(CMS)というソフトウェアも必要です。CMSは有償、無償のものが各種提供されており、必要な機能に応じて導入します。
CMSは、時間帯や曜日に合わせてコンテンツの配信を管理したい、あるいは期間限定でコンテンツを配信したい、ディスプレイの向こうの状況を解析してコンテンツの配信したいなど、目的に応じて選ぶ必要があります。
この他、複数台のLEDビジョンでこれらのコンテンツの管理を一元化する場合には、ネットワーク環境が必要になる場合もあります。また、コンテンツ管理をクラウド化する場合は、さらにインターネット接続環境を用意する必要があります。
LEDビジョンを用いたデジタルサイネージの運用に際しては、こうしたハードウェア、ソフトウェアの購入だけでなく、電気代やデジタルサイネージの保守費用やコンテンツの管理を行う人員の人件費が発生することも理解しておくべきでしょう。
専門店でのレンタル依頼に複数のメリット
LEDビジョンを購入して運用するためには様々な要素を考える必要があり、なかなか導入に踏み切れない場合もあるかもしれません。こうした場合や、LEDビジョンの効果を試したい場合には、レンタルでの導入という選択肢もあります。
購入ではなくレンタルにすることで、初期費用を抑えることができます。LED TOKYOのレンタルであれば、コストカットと同時に、ディスプレイ選びから導入までの過程をプロに相談できるというメリットもあります。
LED TOKYOでは最短1日からLEDビジョンのレンタルを行っています。500×1,000mmの屋外用LEDビジョンを初日¥18,000 / 枚、500×500mmの屋外用LEDビジョンを初日¥9,000 / 枚で提供しています。
デジタルサイネージの価格 │ 導入費用・ディスプレイ区分・屋内と屋外・レンタルの場合・ランニングコストにも注意
LEDビジョンの導入はLED TOKYOにご相談を
LED TOKYOでは、コストパフォーマンスに優れる高品質なデジタルサイネージを提供しています。購入はもちろん、レンタルやリースでのサイネージ導入のサポートも提供します。
専門のスタッフが導入、設置はもちろんコンテンツの作成もご案内いたします。デジタルサイネージにご興味・ご関心を抱かれましたら、ぜひLED TOKYOまでお気軽にご連絡ください。
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