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LEDビジョントラック(アドトラック)とは?広告宣伝車のメリットや注意点、導入事例について解説!
- 公開日:2025.02.05
- 更新日:2025.02.05
- LEDビジョン
LEDビジョンは広告・宣伝の手段として主流になり、トラックへの活用も進んでいます。LEDビジョントラックに興味を持ち、強みやリスクが気になっている方もいるでしょう。
今回はLEDビジョントラックの概要をはじめ、アドトラックのメリットや苦情のリスク、関連法律などを解説します。LEDビジョントラック、広告宣伝車の導入を検討している方はぜひ本記事をお役立てください。
この記事の目次
LEDビジョントラック(アドトラック)とは?
LEDビジョントラックとは、荷台の側面や背面などにLEDパネルを搭載したトラックです。アドトラックや宣伝カー、広告宣伝車、ビジョントラック、ビジョンカーなど、さまざまな呼び方もあります。
一般的なLEDビジョンは、建物の壁面や施設内の柱などに固定して設置されることが多いです。一度設置してしまうと簡単に移動できないケースも少なくありません。比較的小型のタイプであれば持ち運べる製品もありますが、大画面となると基本的には移動が難しいでしょう。
その点、LEDビジョントラックは移動車体であるトラックに搭載されているため、車を運転すれば臨機応変に大型ディスプレイを移動できます。
LEDビジョントラックという選択肢を知っておくだけでも、必要に応じて広告・宣伝、情報発信のエリアを素早く拡大できるでしょう。

LEDビジョントラックのメリット
LEDビジョントラックの概要をお伝えしました。LEDビジョントラックの細かいメリットに目を向けると、さらなる利便性の高さが浮かび上がってきます。
続いては、LEDビジョントラックのメリットについて解説します。
メリット1.大画面でも施工なしで広告・宣伝できる
LEDビジョントラックは、ディスプレイを移動した先でそのまま広告・宣伝できます。
新たな場所で広告・宣伝が必要になったとき、施工なしで大画面を配備できるのが画期的です。
しかも、LEDビジョンであれば画像や映像の切り替えが可能です。荷台表面の広告内容を切り替えるのに、いちいち施工する必要もありません。
大がかりな施工をせずに済むので、コストも削減できるでしょう。
メリット2.さまざまな方向から視聴してもらえる
LEDビジョントラックは、側面や背面などにLEDパネルが設置されるため、視聴できる範囲が広いです。
通常のLEDビジョンと違って正面方向以外に画像や映像を発信できます。より多くの人々に効率的に広告・宣伝を行えるでしょう。
油圧式昇降機を搭載したトラックであれば、移動先でディスプレイを高い位置に持ち上げ、さらに視聴しやすい環境に調整可能です。
広告・宣伝において視聴範囲の広さが求められる環境であれば、LEDビジョントラックの活用も検討してみましょう。
メリット3.設置・撤去の工程を省ける
一般的にディスプレイの設置にはコストが発生します。工事にかかる作業員の人件費や交通費などです。高い場合に設置するときにはリフトの持ち込みが必要になり、さらに料金が高くなることもあります。
ディスプレイをレンタルして一時的に設置する場合であれば、不要になったときに撤去しなければなりません。撤去のために別途費用が加算されることもあります。
LEDビジョントラックであれば、LEDビジョンを工事なしで移動できるため、現場に設置したり、現場から撤去したりする必要がありません。設置・撤去のコストを気にせず広告・宣伝に活用できます。
メリット4.電源がない場所でも広告・宣伝できる
LEDビジョンはデジタル製品である以上、電源の供給なくして画像や映像を表示できません。
その点、LEDビジョントラックでは発電機を搭載して場所を問わず電源を供給できます。たとえば、モニターの裏側に発電機を搭載したトラックがよい例です。
なお、接続端子の搭載によって商用電源から供給を受けられるケースも珍しくありません。電源環境に左右されず柔軟に広告・宣伝できるのが便利です。
LEDビジョンを含むアドトラックのデメリット
LEDビジョントラックにはさまざまなメリットがあり、広告・宣伝の可能性を広げられる強みがありました。ただ、アドトラックにはデメリットがあります。LEDビジョンを搭載しても不都合が生じないわけではありません。
続いてはLEDビジョンを含むアドトラックのデメリットについて解説します。
視界を遮ったり遮られたりする
LEDビジョントラックをはじめアドトラックは、そもそも通常の車よりも車体が大きく、基本的に巨大なスクリーンが搭載されます。
ドライバーや通行人の視界を遮る場面があるほか、インパクトのある広告・宣伝が注意散漫な状況を引き起こすリスクがないとはいえないでしょう。
また、トラック付近を人が横切る場合は、視聴者の視界が遮られてしまう場面もあるかもしれません。安全に落ち着いて視聴してもらえる環境に停車して広告・宣伝することも検討する必要があります。
交通事故が発生するリスクもある
LEDビジョントラックをはじめアドトラックは、車両であることから交通事故を発生させるリスクがあります。実際にアドトラックのドライバーが過失運転致死の疑いで逮捕されたケースもあるようです。
もしアドトラックで交通事故を起こせば、広告・宣伝したサービスに対するマイナスイメージが広まってもおかしくはないでしょう。LEDビジョンで広告・宣伝することも世間から批判されやすくなるかもしれません。
ドライブレコーダーの設置、ドライバーのアルコールチェックなど、交通事故を起こさないような対策も不可欠です。
うるさいなどの理由で周囲に迷惑をかける恐れがある
LEDビジョンを含むアドトラックは、音によって広告・宣伝できます。ただ、音が大きいと広告・宣伝に興味がない人々にとっては、うるさいと感じられる恐れがあります。最悪の場合では騒音被害を発生させるリスクもゼロではないでしょう。
また、風俗店の広告・宣伝をするアドトラックも見受けられ、住宅街の住民に不快な思いをさせる場合も少なくありません。
広告・宣伝の内容によっては街の風紀を乱す恐れがあります。不適切な広告・宣伝で人々に迷惑をかけないように配慮が求められます。
走行中の広告・宣伝に制限がある
LEDビジョンをはじめアドトラックは、走行中に広告・宣伝できるという強みがありますが、制限によって視聴効果が下がる恐れもあります。
たとえば、速度を上げて移動すればじっくりと画面を見ることができません。肝心の情報を見逃されてしまえば成果につながらないでしょう。視聴しやすい速度制限を意識する必要があります。
また、公道を走行中に映像を流すことを禁止されるケースもあり、広告・宣伝の表現が限られてしまいます。トラックでLEDビジョンを活用する場合、制限に不自由を感じる事態も想定しておきましょう。
LEDビジョンを含むアドトラック運用の注意点
LEDビジョントラックをはじめとするアドトラックのデメリットについてお伝えしました。アドトラックの利用を検討するうえで、デメリットだけでなく見落としてはならない注意点もあります。
引き続き、LEDビジョントラックを含むアドトラックを運用するときの注意点を解説します。
条例による規制や禁止がある
デメリットからもおわかりいただけるように、LEDビジョントラックといったアドトラックには、周囲の人々に迷惑をかける恐れが少なからずあり、条例によって規制や禁止の対象とされるケースも珍しくありません。
たとえば、近年になって都内を走行するすべての広告宣伝車でLEDにより映像を流すといった広告が禁止されることになりました。都外ナンバーも含まれており、規制の範囲も広くなっています。
市区町村に走行ルートを共有して許可を受けたり、業界団体からデザイン審査を受けたりする必要があります。
今後も規制が厳しくなれば、想定したように広告・宣伝するのが難しくなるかもしれません。ルールをうっかり見落として運用しないように注意が必要です。
LEDビジョントラックなどのアドトラックは苦情を受けやすい?
LEDビジョントラックを含むアドトラックのデメリットや注意点をお伝えしました。広告宣伝車は周辺環境に悪影響を与える懸念から、規制対象となっていることがおわかりいただけたでしょう。
ただ、LEDビジョントラックといったアドトラックについてのサービスは、依然として普及しています。本当に苦情を受けやすいのか、利用してよいのか疑問が湧くかもしれません。
現状、規制が厳しくなっているエリアとして注目されているのは東京都内であり、全国で規制されているとは限らないようです。たとえば、大阪ではLEDビジョントラックが走行している事例がSNSなどでアップされています。
エリアによっては広告宣伝車の運用方法について規定がなく、車体の構造や音量、掲示内容などに関して、個々の法律や条例に違反しなければ規制されないようです。
苦情が生じにくい要因として、エリアによって派手さや音の演出を受け入れる風土があるのではないかという見解も見受けられました。
都内の規制が全国に波及する可能性もないとは言い切れません。ですが、ルールを守って周辺環境に配慮すれば、LEDビジョントラックを含むアドトラックは、有用な広告・宣伝の手段として活用できるでしょう。
LEDビジョントラックやアドトラックに関する法律等
LEDビジョントラックやアドトラックは全国すべてで規制、禁止されるわけではないことをお伝えしました。ただ、トラブルを防ぐには各種法律、条令、規則などを守って利用することが重要です。
LEDビジョントラックを含むアドトラックを運用する場合は、関連する法律等を必ず把握しておきましょう。広告・宣伝をするうえで特に把握しておくべき法律等は下記の通りです。
・屋外広告物条例施行規則
・景観条例
・道路交通法
屋外広告物条例施行規則とは、屋外広告物のルールを自治体ごとにまとめた規則です。すでにお伝えしたとおり、東京都は改正東京都屋外広告物条例施行規則を公布し、都外ナンバーのアドトラックに同条例を適用するといった対応を行いました。
景観条例とは、美しい町並みや良好な都市景観を維持するために自治体が制定している条例です。LEDビジョンは町並みや都市景観に影響を少なからず与えるため、LEDビジョントラックを活用する際にも順守すべきルールだといえるでしょう。
道路交通法とは、道路での危険を防ぎ、交通の安全を確保するためのルールをまとめた法律です。アドトラックによる広告・宣伝は通常の道路使用とは目的が異なり、管轄の警察署で道路を使用する許可を得なくてはなりません。
LEDビジョンに関連する法律等について詳しく知りたい方は下記の記事も参考になります。
LEDビジョントラックの事例
LEDビジョントラックに関係する法律をお伝えしました。LEDビジョントラックについてさらに理解を深めるには具体的な事例を知ることも役立ちます。
引き続きLEDビジョントラックの事例をご紹介します。
アドトラック / 屋外用LEDビジョン
広告・宣伝を目的としたトラックにLEDビジョンを導入した事例です。
トラック荷台部分の両側面・後部にLEDビジョンを搭載することで、貼り紙広告からデジタル広告への転換を実現しました。
導入したLEDビジョンは屋外用であり、防水・防塵耐性を有しています。
高輝度であり、直射日光に負けない明るさです。移動中に雨風にさらされても昼夜問わず広告・宣伝を続けられます。
屋外用と屋内用の違いや事例の詳細を知りたい方は下記の記事もご覧ください。
LEDビジョントラックは「走るデジタルサイネージ」
LEDビジョントラックでは、一度固定すると同じエリアでしか広告・宣伝できないデジタルサイネージを遠くまで運搬しつつ情報を発信できます。走るデジタルサイネージといっても過言ではありません。
設置・撤去の手間を減らせるメリットがある一方で、騒音や景観悪化による苦情を受けるリスクもあります。
各種法律等を遵守したうえで、広告・宣伝の手段として活用を検討してみてください。

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