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LEDビジョンの最新事例&利用法12選!
- 公開日:2024.10.10
- 更新日:2024.10.10
- LEDビジョン
LEDビジョンのイメージ
LEDビジョンといえば、画像のようなテレビや液晶モニターを拡大した長方形のスクリーンが一般的なイメージとして広く認識されてきました。
実際、今までは大規模なイベントや大都市のビル広告で目にすることが多かったLEDビジョンですが、近年では「長方形のビジョンを壁面に設置する」という従来のイメージを覆す、様々な活用方法が増えてきています。
本記事では、LED TOKYOが手掛けた実際の事例を通して、LEDビジョンの多様な活用方法についてご紹介いたします。
知っておきたいLEDビジョン事前情報
実際の事例をご紹介する前に、LEDビジョンについて事前に押さえておくべきポイントをお伝えいたします。
LEDビジョンと液晶ディスプレイの違い
LEDビジョンと液晶ディスプレイ
液晶ディスプレイに使われる液晶とは、液体と結晶の性質をあわせ持った物質です。一部の液晶は電圧を加えることで光の透過率が変化します。この特徴を活かし、バックライトから発生した光を一部遮断し、通過する光(色)をコントロールすることで映像を表示するのが、一般的な液晶ディスプレイです。
一方、LEDとは電子部品のひとつで発光ダイオードとも呼ばれ、電気を通すと発光する性質があります。ひとつのLEDが出せるのは1色だけですが、これまでに様々な色のLEDが開発されてきました。ディスプレイの表面をLEDで覆い、発生する異なる色の光を組み合わせることで映像を表示するのが、LEDビジョンの仕組みです。
モジュール式構造
液晶ディスプレイとの大きな違いの一つとして、モジュール式構造が挙げられます。
液晶ディスプレイが一枚のスクリーンで構成されているのに対し、LEDビジョンはモジュールと呼ばれる小さなパネル単位で構成されています。
このモジュールをタイルのように組み合わせることで、一枚の大画面を作り上げ、設置場所や用途に応じて柔軟にサイズや形状をカスタマイズすることが可能です。
ピッチサイズ
また、液晶ディスプレイにはない概念として、ピッチサイズが挙げられます。
ピッチサイズとはLED素子同士の間隔を指します。素子は図の黒い点のように素子が縦横に等間隔で配置されており、ピッチサイズが小さくほど素子同士の間隔は狭くなります。
最適なピッチサイズは視認する距離(視認距離)によって異なり、近くで見られることが想定される場合にはピッチサイズが小さいものが、遠くから見られることが想定される場合にはピッチサイズが大きいものが適しています。
【関連リンク】
LEDビジョンの仕組み~画面の構成から解像について~
LEDビジョンとデジタルサイネージの違いは? 事例や導入方法、おすすめの人なども解説!
LEDビジョンを導入するメリットとデメリット
このセクションでは、液晶ディスプレイを導入する場合と比較して、LEDビジョンを導入する際のメリット・デメリットについてご紹介いたします。
メリット1. 明るさ(輝度)
一般的な液晶ディスプレイの輝度は350~500cd/㎡(カンデラ)程度ですが、LEDビジョンは屋内向けでも800~1000cd/㎡、屋外向けでは更に高く、6,500cd/㎡に達するものもあります。LEDひとつひとつが発光するLEDビジョンは、屋外の日射しにも負けないような視認性の高い映像を表示することができます。
メリット2. ベゼルレス
また、映像を表示できない外周部分(ベゼル)が無いため、複数枚を組み合わせてもつなぎ目が気にならず、いくらでも大きな画面を構成することができます。
そのためLEDビジョンは、街頭やスポーツ会場の大型ビジョンとしても使用されています。
メリット3. 自由自在なカスタマイズ
モジュールパネルをタイルのように組み合わせることで、設置場所の形状や大きさに合わせて、さまざまなサイズや形状にカスタマイズすることが可能です。
狭いスペースや不規則な形状など、従来の液晶ディスプレイでは設置が難しかった場所でも、LEDビジョンなら柔軟に対応することが可能です。また、平面に並べるだけでなく、直角に並べたり、球体型に並べることも可能です。
直角に並べる
パネルの裏側には固定用の器具や配線などがあるため、通常は直角に並べることはできません。しかし、表側のパネルの角から裏側に向かって45度にカットすることで、パネル同士を直角に並べることができます。
画像は側面にLEDビジョンを配置し、上部に商品を載せて展示する什器として利用される例です。陳列する棚自身にその製品のPR映像を流すことで、より強く目を引き付けることができます。
さらに固定・配線用の1面だけを残して5面を繋ぎ、立方体型のLEDビジョンを作ることも可能となります。
球体型
先日、ラスベガスで球体型のLEDビジョンが設置されたというニュースがありましたが、同じように球体型の設置も可能です。ラスベガスの事例は球体というものの実際にはドーム型に近いものでしたが、球体の下部までLEDビジョンで覆った加工も可能です。
メリット4. 防水・防塵性能
屋外にLEDビジョンを設置する際に、特に気になるのが天候の影響です。防水や防塵性能の指標として使用されるのが「IP規格」です。屋外用のLEDビジョンは通常、IP65以上の等級を備えており、これは「いかなる方向からの水の直接放水によっても浸水しない性能をもち、台風にも問題なく耐える性能」であることを意味しています。
そのため、強風や大雨などにも問題なく耐えることができ、悪天候時でもLEDビジョンを取り外したり片付けたりする必要はなく、安心してご利用いただけます。
デメリット1. 導入コスト
LEDビジョンは、液晶ディスプレイと比較して導入コストが高いというデメリットがあります。そのため、導入コストを抑えたい場合には、液晶ディスプレイの方がおすすめです。
デメリット2. 設置が複雑
LEDビジョンはモジュールパネルを組み合わせて構成されているため、設置が液晶ディスプレイよりも複雑で難しい点もデメリットとして挙げられます。設置には専門の技術者や施工業者が必要となり、その分、設置にかかる手間やコストが増加する場合があります。
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ここからは、LED TOKYOが手がけた事例の中から、様々な活用方法についてご紹介いたします。
屋内用LEDビジョン
①舞台演出 タオエンターテインメント
様々な長方形のLEDビジョンを舞台上に設置することで、映像空間と現実の空間を交錯させる舞台演出を行いました。縦長のビジョンにはキャスターが付けられており、映像を表示しているビジョン自体も動きます。繋ぎ合わせて好きな形を作成可能というLEDビジョンの特徴を生かし、演出表現の幅を拡げた事例となります。
屋内・屋外用LEDビジョン エントランスゲート
②株式会社 静岡新聞社 / 静岡放送 株式会社
LEDビジョンを入口部分の周りに配置することで、訪れる人々に視覚的なインパクトを与えるエントランスを演出しています。従来であれば無機質な壁面になってしまう場所にLEDビジョンを設置することで、四季折々の美しい映像を投影したり、特別なイベントや祝い事の際には専用のコンテンツを流したりすることが可能です。
屋外用LEDビジョン ビル壁面
④ニトリ 池袋サンシャイン60通り店
人通りが多く、多くの店が立ち並ぶ道路に面するビル外壁に、縦型の大型LEDビジョンを設置しました。
大型のLEDビジョンには、屋号やフロアガイドなど多様なコンテンツが放映されており、多くの通行人の目を惹きつけます。
その大きさ、明るさにより、日中の繁華街においても抜群の視認性を保ち、強い存在感を出すことが可能です。
床用LEDビジョン
⑤Bershka / AW18 PRESS DAY
⑥東レ・ファッションテキスタイル展
足下からの映像演出を可能にする床用LEDビジョンは、ファッションショーや展示会、ミュージックビデオなどで多く使用されます。
多くの人が気になる耐久性に関しても、優れた設計がなされています。警察の防弾盾にも使用される高強度素材である「ポリカーボネート」という素材がビジョンの表面に使用されており、その耐荷重は1㎡あたり2トンにも及びます。車両が乗っても壊れる心配はなく、激しいダンスパフォーマンスも問題ありません。
衝撃に弱い性質に関しては、表面に透明のゲルシートを貼ることにより衝撃を吸収し、転んだり、物を落としたりしても安全なLEDビジョンとなっています。
【関連リンク】
床面LEDビジョン(フロアビジョン)の設置事例まとめ! – LED TOKYO | 導入面積シェアNo.1
曲面LEDビジョン
⑦でじたるちッく!カフェ
フレキシブルタイプのLEDビジョンを湾曲した円柱面の内側に設置し、Vtuberやコスプレイヤーの背景演出として利用されました。
⑧SUIT SELECT_SHAPO FUNABASHI
同じくフレキシブル型LEDビジョンを円柱面外側に設置し、店舗への集客を促すための効果的なディスプレイとして活用しています。
これらを可能にしているのが、湾曲可能なフレキシブル型LEDビジョンです。
今まで不可能だった曲面への設置を可能にし、空間演出の幅が格段に拡がりました。
これにより、建築物のデザインや店舗の外観を最大限に活かしつつ、視覚的にインパクトのある映像表現が可能となっています。
パネル角度による曲面表現
⑨ゆめソーラー館
緩やかな湾曲面の場合には、平面タイプのLEDビジョンに少しずつ角度をつけることで、疑似的に曲面を作ることもできます。
フレキシブルLEDビジョンはどちらかといえばまだまだ希少ですが、平面タイプの屋内用LEDビジョンは製品の種類も多く、近距離で見ることを目的とした高精細な製品も多数あります。
映像のクオリティとコストパフォーマンスを考えた場合、平面タイプの組み合わせで曲面を作ることも一つの選択肢となります。
透過型LEDビジョン(ウィンドウビジョン)
⑩第68回日本透析医学会学術集会・総会/神戸コンベンションセンター
こちらはイベント会場でブース内に設置された柱の内側に透過型LEDビジョンを設置した事例となります。
透過型LEDビジョンとは、外光を遮らないシースルータイプのLEDビジョンであり、その透過率は最大で90%を超えるのが特徴です。
展示会やイベント会場では、映像モニターとして屋内用LEDビジョンや液晶ディスプレイが設置されているケースが多いですが、透過型LEDビジョンを設置することで、来場者に圧迫感を感じさせない空間演出が可能となります。
LEDスタジオ
⑪FLS/YOKOHAMA STUDIO
弊社が運営しているYOKOHAMA STUDIOで、7人組ダンス&ボーカルグループ「FLS」のSE撮影が行われました。
YOKOHAMA STUDIOには、コの字型に配置された垂直LED3面と床面LEDを組み合わせた4面構成のLEDビジョンが常設されています。
4面すべてに同じ映像を映し出すことはもちろん、4面全体を活用した立体的な映像演出も可能です。
YOKOHAMA STUDIOにご興味のある方は、こちらをご覧ください。
窓の外の風景を表示
⑫YKKAP株式会社 富山工場/富山県
窓枠、サッシを製造する工場でLEDビジョンのユニークな活用例が見られます。
窓の外に広がる雪景色ですが、実際の風景ではありません。窓枠全体にLEDビジョンを設置することにより、まるで外の景色が実際に見えているかのような空間を演出しています。
実際に設置した際、窓の外がどう見えるかを工場でイメージするのは難しい場合がありますが、LEDビジョンを利用することで、設置した後に「イメージと違った」という状況を防ぐことができます。
この使い方を応用すれば、窓のない地下室や、隣接する建物が近くて窓が設置できない環境でも、LEDビジョンの窓を設置することで、自然光を取り入れたかのような開放感や季節感を感じることが可能となります。
LEDビジョンは「LED TOKYO」
LED TOKYOではデジタルサイネージの販売・レンタルを行っております。
また多くのお客様にお選びいただき「2022・2023年度 2年連続常設サイネージ導入面積No.1」を獲得。
日本全国の販売設置はもちろんのこと、レンタルではアーティストMV撮影・大型ライブコンサート等のLEDビジョンを手掛け
「累計導入企業数:6,000社以上」「累計導入事例数:50,000件以上」と実績を積み上げてまいりました。
デジタルサイネージのプロフェッショナルがお客様の多種多様な課題やニーズに寄り添い、多くの実績や経験を元に最適なご提案させて頂きます。
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