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シェルフサイネージとは?メリットや運用方法も解説!

  • 公開日:2024.08.28
  • 更新日:2024.08.28
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店舗の商品を魅力的に宣伝したいときに役立つのがシェルフサイネージです。棚の限られたスペースを有効活用して商品のすぐ近くで情報を届けられます。ただ、デジタルサイネージの中でもマイナーな種類に該当するため、導入イメージが湧きづらい方もいるでしょう。そこで今回は、シェルフサイネージの特徴やメリット、運用方法、価格などについて解説します。シェルフサイネージで店舗の売り上げを高めたい方はぜひ最後までご覧ください。

シェルフサイネージとは?

シェルフサイネージとは、店舗の商品棚に設置して商品情報を発信できるデジタルサイネージです。

バナー型ディスプレイなどとも呼ばれます。シェルフは英語で棚を意味する言葉であり、板を横に配置して上に物を置く場所です。店舗では商品を陳列するための設備として配置されます。棚にシェルフサイネージを設置することで、商品の価格やキャンペーン、広告などを陳列した商品のすぐそばで表示できます。

引き続き、シェルフサイネージの概要がわかるように主な特徴を解説します。

特徴1.横長のデザインが基本

シェルフサイネージは、棚の狭い場所に設置しやすいよう、横に細長いデザインとなっています。

高さの例としては60mm、100mmなどの製品があり、数値からも通常のデジタルサイネージと違って、かなり細長いことがわかるでしょう。

細長い形状を活かして、複数の棚板に設置可能です。土台ごとの商品に応じて各ディスプレイで情報を発信できます。

販売員が商品の近くに立って説明する必要がないため、接客効率を高めることが可能です。来店者も店員のいない場所で気兼ねなく買い物できます。

特徴2.棚板の正面部分に設置される

シェルフサイネージは、棚板の細長い正面部分に設置されます。

棚を上から見たときの面や、棚の側面には設置されません。たとえば、壁から突き出るように配置された棚板を正面から見たとき、細長いラベルが貼られているように設置可能です。

「New Arrival」「Recommend Item」などの文字を表示させれば、棚の商品が新着製品であることやおすすめ商品であることなどを来店者に簡単に伝えられます。

基本的にシェルフサイネージは店舗内の陳列棚として一般的なゴンドラ什器に取り付けられます。既存の店舗什器を入れ替えせずに利用できる点が経済的です。

特徴3.トップボードと各棚のディスプレイで構成

シェルフサイネージは、トップボード(最上段に設置したディスプレイ)と、各棚板に設置したディスプレイで構成されています。

各棚板に設置されるディスプレイの本数は決まっておらず、10段を設置するパターンも珍しくありません。

運用方法によってはそれぞれを連動させてコンテンツを表示することも可能です。複数の画面を連結して1つの映像を放映できるため、ダイナミックな演出によって来店者からの注目を集められます。

連動機能は、シンクロモードなどとも呼ばれるので、対応しているかどうかも確認するとよいでしょう。

シェルフサイネージのメリット

シェルフサイネージの特徴をお伝えしました。シェルフサイネージがどのようなディスプレイなのかおおよそイメージが湧いてきたでしょう。

シェルフサイネージの魅力がさらにわかるよう、引き続きメリットについても解説します。

スペースを有効活用できる

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商品棚は商品を置くことが目的の棚であるため、通常のデジタルサイネージを設置するスペースは基本的にありません。

一部のスペースに商品を置かず、棚板の上に小型デジタルサイネージを置くという方法も検討できるかもしれませんが、その分配置できる商品数が減ってしまいます。

その点、シェルフサイネージは省スペース設計なので、商品棚にあるわずかなスペースを有効活用して情報を発信できます。わざわざデジタルサイネージを置くためのスペースを確保する必要もありません。

訴求力を高められる

シェルフサイネージは目立たない小物の商品などの訴求力を高めるのに最適なディスプレイです。店舗には数多くの棚が配置されるため、魅力的な商品であっても気づいてもらえない場合があります。

その点、シェルフサイネージを棚にラベルを貼るようにして導入すれば、配置されている商品ジャンルが何か一目でわかるようになります。

動画コンテンツを放映できるので、動きのある演出や音声、BGMなどによって遠くにいる来店者を引きつけることも可能です。

省スペース設計でも訴求力が高く、来店者が欲しいものに気づきやすくなるため、購入機会の損失を防げる可能性が高まります。

トップボードやプライスレールをデジタル表示できる

シェルフサイネージを導入すれば、トップボードやプライスレールをデジタルで表示することも可能です。

デジタルのメリットは、アナログと違ってデータ更新が簡単なことです。具体的には、管理用パソコンからコンテンツ内容を簡単に変更できるので、今まで手作業で行っていた値札の張替えや、期間限定ポップの作成・掲示などの作業も省けます。

また、デジタルならではの見やすい表示ができるのもメリットです。たとえば、値段表示と商品映像をセットで表示することで、商品ごとの値段を区別しやすくすることも可能です。缶のお酒であれば、リンゴフレーバーが〇円、レモンフレーバーが□円といったように判別できます。

そのほか、商品映像をタップするとトップボードのデジタル表示を該当商品の映像に切り替えるという仕組みにも対応可能です。デジタル表示によって商品棚における情報発信の幅が大幅に広がるでしょう。

センサーを用いてコンテンツを放映できる

シェルフサイネージは、センサーを用いてコンテンツを放映することも可能です。たとえば、棚の近くを来店者が通ったときにコンテンツを再生し、商品棚から商品を取ったタイミングでさらにコンテンツを切り替えることもできます。

商品に適したコンテンツをリアルタイムに放映できるので、効率的に来店者の購買意欲を高められるのが便利です。

さらに高度なセンサーシステムを導入すれば、来店者情報を収集して分析することもできます。

具体的に取得できるデータの例としては、商品棚の前に滞在した時間や商品棚から手に取られた商品、商品棚の前を通過した人数などです。すでにセンサーの収集データを解析用クラウドサーバーに送信し、分析データを管理用端末で確認できるサービスも登場しています。

シェルフサイネージをデータ分析に役立てれば、店舗の売り上げをさらに増やせるかもしれません。

シェルフサイネージの運用

シェルフサイネージは、一般的なデジタルサイネージのようにネットワーク運用とスタンドアロン運用に対応しています。

運用方法ごとにコンテンツの配信・更新作業の負担、導入に必要な機器などが異なり、環境に応じて最適な方法を選択することが重要です。

引き続き、ネットワーク運用とスタンドアロン運用の概要、メリット・デメリットについて解説します。

ネットワーク運用

ネットワーク運用は、ネットワーク通信をベースにコンテンツを放映・更新する運用方法です。遠隔で操作してスケジュールを調整して配信できます。

ネットワーク運用のメリット・デメリットは下記の通りです。

メリット

直接棚に近づいてコンテンツを更新する必要がないため、シェルフサイネージの台数が多い場合でも更新作業の負担が少ないです。

複数の拠点で同時配信できるのも強みであり、各チェーン店でシェルフサイネージを運用する場合にも適しています。

トップボードとそのほかのディスプレイを連動させることで、一つの棚を統一感のあるデザインに見せたり、上から下に模様を流しておしゃれに見せたりするように運用できます。

商品棚全体をクリエイティブな作品として設置できるため、コンテンツを工夫すれば来店者からさらに興味を持ってもらえるでしょう。

デメリット

ネットワーク運用では、スタンドアロンと違ってネットワーク環境の整備が必要です。具体的には、ディスプレイに動画やテキスト、画像などを表示させるためのSTB(セットトップボックス)という機材が必要になります。インターネット接続ができる機器であり、Web上でディスプレイに表示するコンテンツを選択したり、配信スケジュールを設定したりできます。

ただ、インターネット接続に伴い、施設内でWi-Fi環境を構築しなければなりません。ネットワーク環境が不要なスタンドアロンよりも導入ハードルが高いです。LTE回線を利用することで店舗のWi-Fiを使わずにコンテンツを配信することもできますが、その場合はLTE回線の月額費用が発生します。

そのほか、ネットワーク障害が発生すると放映に支障をきたす恐れもあり、トラブルが起きたときの対応策を検討しておく必要もあります。

ネットワーク型のデジタルサイネージの注意点については下記の記事で解説しているので、シェルフサイネージを導入するときにもぜひ参考にしてみてください。

ネットワーク型のデジタルサイネージとは? できることや導入時の注意点などを解説!

スタンドアロン運用

スタンドアロン運用は、本体のスロットに記録装置を挿入してコンテンツを更新する運用方法です。たとえば、本体にコンテンツの情報を記録したマイクロSDカードを挿入して更新作業を行います。

スタンドアロン運用のメリット・デメリットは下記の通りです。

メリット

スタンドアロン運用では、STBなどの機器を使う必要がありません。本体のみでシェルフサイネージでコンテンツを配信できます。

ネットワークに詳しくない方でも直感的に配信方法を理解しやすく、スムーズに放映できるのが便利です。

マイクロSDカードなどの記録媒体は最低限必要ですが、通販サイトでは容量が小さいシンプルな製品を500円前後で購入できます。

シェルフサイネージの運用開始にあたって初期費用を抑えられる点はメリットでしょう。

デメリット

たくさんシェルフサイネージを設置している場合だと、各ディスプレイまで移動して更新作業をする必要があり、スタンドアロン運用では更新の負担が増える可能性が高いです。

したがって、シェルフサイネージを少しだけ設置している環境や、キャンペーンをあまり実施せず更新作業が少ない場面などでの運用方法として適しています。

シェルフサイネージの価格

シェルフサイネージの特徴やメリット、運用方法などがわかり、導入を検討してみてくなった方もいるでしょう。続いて気になるのが、シェルフサイネージの価格です。

本体価格は、23インチが約10万円29インチが約15万円で販売されている事例が見受けられました。10台セットが約100万円で販売されているプランもあります。商品棚に細かくたくさんのディスプレイを設置したい場合は高額になる印象です。

デジタルサイネージの中でもシェルフサイネージは特殊な種類に入るのか、通販サイトでは基本的に購入できず、相場がわかりづらいです。

また、シェルフサイネージを提供している会社のホームページでも、製品の説明があっても具体的な価格が公開されていない場合がほとんどです。

最終的にデジタルサイネージ会社に詳細を確認するとさらにリアルな価格相場がわかるでしょう。

シェルフサイネージを導入すべきか迷ったらLED TOKYOに相談

今回は、シェルフサイネージの概要をはじめ、メリットや運用方法、価格などについて解説しました。

シェルフサイネージは、店舗の商品棚に設置して商品情報を発信できるデジタルサイネージです。横長の細いデザインなので、商品棚の狭い棚板部分に設置して商品のすぐ近くで宣伝できます。

文字だけでなく音声やBGMなども流せるので、遠くの来店者からも注目してもらいやすいです。ネットワーク運用であれば、複数のディスプレイを連動させてクリエイティブなコンテンツを放映することもできます。

ただ、店舗にはシェルフサイネージだけでなく、壁掛けサイネージやウィンドウビジョンなどを導入する選択肢もあります。導入効果を見極めて最適な種類のデジタルサイネージを選ぶことが重要です。

LED TOKYOでは、さまざまな種類のデジタルサイネージを取り扱っており、過去の導入実績をもとに店舗に最適な製品をご提案できます。

店舗にシェルフサイネージを導入すべきか迷った場合はぜひ一度LED TOKYOまでご相談ください。

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シェルフサイネージとは?メリットや運用方法も解説!
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シェルフサイネージとは?メリットや運用方法も解説!
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今回は、シェルフサイネージの特徴やメリット、運用方法、価格などについて解説します。シェルフサイネージで店舗の売り上げを高めたい方はぜひ最後までご覧ください。
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