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クラウド型デジタルサイネージとは?配信方式から機能・メリットなどを解説!
- 公開日:2023.03.22
- 更新日:2023.03.20
- LEDビジョン
クラウド型デジタルサイネージは、インターネットを活用して遠隔地からでもコンテンツを更新・管理できるデジタルサイネージです。オフィスや店舗、公共施設など複数の拠点をまとめて一元管理できるため、最近では導入事例が増加傾向にあります。
本記事では、クラウド型デジタルサイネージについて、配信方法の種類やクラウド型の便利な機能、導入メリットなどを詳しく解説します。
クラウド型デジタルサイネージとは?

クラウド型デジタルサイネージとは、インターネット経由でアクセスできるクラウドサーバー上で利用してコンテンツを配信する仕組みを持つデジタルサイネージです。インターネット接続さえあれば、遠隔地であっても管理画面から簡単にコンテンツを変更したり、スケジュールを設定したりできる点が大きな特徴です。
映像プレーヤーに加えてサーバー環境を自前で用意する必要がないため、導入時の初期投資を比較的低く抑えられるのもメリットの一つです。スタンドアロン型やオンプレミス型と異なり、保守やサポートもベンダー側に任せられるため、セキュリティ面や運用負担が軽減しやすいと言われています。
また、クラウド上で提供される管理画面は、WEBブラウザさえあれば現場以外のどこからでもアクセスできることが多いです。その結果、本部が遠隔の店舗をまとめてコントロールするといったケースでも、ごく短時間で全拠点のコンテンツを更新できる利便性が注目されています。
デジタルサイネージの配信方法
デジタルサイネージの映像配信方法は「クラウド型」「スタントアロン型」「オンプレミス型」の3つのタイプが存在し、それぞれ運用方法や特徴が異なります。。
そのため、それぞれのタイプの特徴を理解した上で配信方式を選択することが大切です。こちらでは、それぞれのタイプについて解説します。
スタンドアロン型

スタンドアロン型はUSBメモリやメディアプレーヤーを使って、ディスプレイに表示するコンテンツを手動で更新する方式です。ネットワークに接続しなくても作動するため、インターネット環境が不要であり、導入コストやランニングコストも比較的安く抑えられるのが大きな特徴です。
一方で、店舗や施設が複数ある場合、コンテンツを更新するたびに各拠点へ訪れて手作業で差し替える必要があるため、運用負担が大きくなる可能性もあります。そのため、単一拠点や更新頻度が低いケースでの導入には適していますが、広域展開を視野に入れる場合は注意が必要です。
最近ではUSBメモリの対応メディアフォーマットが多様化し、動画や静止画なども容易に表示できますが、コンテンツ管理を効率化したい場面だと少々物足りないこともあるでしょう。
オンプレミス型

オンプレミス型は自社サーバーを利用してネットワーク経由でサイネージを管理する方式です。サーバーを自前で運営するため、セキュリティや管理方針を細かくコントロールしやすいというのが大きな強みです。
ただし、サーバーを維持・運用するためのコストや専門知識が必要になる点は考慮すべきでしょう。特に大量のデータを扱う場合、サーバーの増強やメンテナンスに相応のリソースを割く必要があります。
クラウド型

クラウド型はクラウド上のサーバーを利用するため、初期コストの低減と運用管理の簡便化を同時に実現できる方式です。導入の際に大がかりなサーバー構築が必要ないのは、企業にとって大きな魅力でしょう。
オンプレミス型とクラウド型はネットワーク型とも呼ばれますが、オンプレミス型は自社サーバーで運用する方式に対し、クラウド型は社外のクラウドサーバーで運用する配信方法です。
アクセス権限の設定やセキュリティ対策はベンダー側によってサポートされることが多く、ユーザー企業はコンテンツ運用に専念できます。店舗数が多い場合やリアルタイムでのコンテンツ変更が頻繁に行われる場合に特に相性の良い選択肢です。
クラウド型デジタルサイネージの機能

クラウド型デジタルサイネージは、インターネットを通じて一括で情報を配信・管理できるだけでなく、多彩な機能を提供します。特に運用担当者が複数にわたる拠点を管理することを想定して、コンテンツをフレキシブルにアップロードできる仕組みや、スケジュール管理がしやすい設計が特徴です。
また、エラー監視機能やパブリックコンテンツ配信といった付加価値がある機能を備えることも多く、企業や団体がフォーマルな情報を迅速に表示するのに役立ちます。こちらでは主な機能を順に紹介します。
機能1.コンテンツのアップロード
クラウド型の大きな強みは、管理画面からの簡単なコンテンツアップロードです。画像や動画といったファイルをドラッグ&ドロップするだけで登録できる場合が多く、更新のたびに現場へ出向く必要はありません。
作業時間を短縮できるうえ、担当者がどこからでもアクセスできるのでリモートワークの推進にも役立つでしょう。
機能2.配信スケジュールの管理
時間帯や曜日を指定してコンテンツを切り替える機能により、ターゲットに合わせた情報発信が可能です。朝と昼で集客プランを変えたい場合や、平日と週末で異なる告知を出したい場合などに有効です。
タイムリーな情報を的確に届けられることで、サイネージの訴求効果を最大限に高めることができます。
機能3.コンテンツの作成
クラウド型ではテンプレートを用意しているケースが多く、テキストや画像を簡単に置き換えるだけで新規のコンテンツを作成できます。専門的なデザインソフトを使わなくてもある程度魅力的な表示を実現できるため、スピーディーな運用に役立ちます。
制作のノウハウが少ない企業でもすぐに始めやすく、特定のスタッフに負荷が集中しにくいのが利点です。
機能4.エラー監視
表示端末の稼働状況をクラウド側でモニタリングし、もしエラーや停止があった場合にすぐアラートが出る仕組みは運用上重要です。早期発見・迅速対応が可能になるため、サイネージのダウンタイムを最小限に抑えられます。
特に企業イメージの訴求や大規模施設での告知にサイネージを活用している場合、障害の発生を見逃さないことは信頼性やブランド向上に大きく寄与します。
機能5.パブリックコンテンツ配信
緊急地震速報や災害情報などを多拠点に同時配信できるのもクラウド型の利点です。地域や施設の利用者に向けて重要な情報を即時に周知できるため、防災や安全対策においても大きな効果が期待できます。
一括配信はもちろん、拠点ごとに細かく表示内容を変えることも可能で、タイムリーかつ柔軟な運用が可能です。
クラウド型デジタルサイネージのメリット

続いては、クラウド型デジタルサイネージを導入することによるメリットについて紹介します。
メリット1.複数のデジタルサイネージを一括管理できる
最大のメリットは複数のデジタルサイネージを一括管理できる点です。
外部のサーバーとインタネット経由で情報のやり取りをするため、地理的に離れた拠点でも一度にコンテンツ更新ができます。新製品の発表や季節限定のセール情報など、タイムリーに告知したい場合に威力を発揮します。
デジタルサイネージの管理を一括化することで、各施設でコンテンツを管理する必要がなく、人件費や広告費の削減に繋がります。
メリット2.小規模の導入だと設備投資の金額を抑えられる
クラウド型デジタルサイネージは、インターネットさえあればコンテンツの送受信や管理ができます。小規模な店舗で運用する場合は、比較的安価なタブレット端末をディスプレイとして利用することで、設備投資の資金を抑えられます。
複雑な配線や効果な本体を不要とすれば、コスト面での導入ハードルが低くなります。
メリット3. タイムリーなコンテンツ更新が可能
従来のスタンドアロン型ではUSBメモリでコンテンツを差し替えるため、場所によっては更新に時間や手間がかかりがちです。一方クラウド型であれば、リアルタイムにコンテンツを切り替えられるので、突然のイベントやキャンペーンにも素早く対応できます。
緊急情報の発信や災害時のアナウンスなど、社会的ニーズが高い場面でも即時に表示を切り替えることで、利用者に適切な情報を迅速に届けることができるでしょう。
クラウド型デジタルサイネージの導入に必要な機器・環境

クラウド型と言っても、情報を表示する物理的なディスプレイやコンテンツ配信を受信するための装置、安定したネットワーク環境が不可欠です。導入の成功は、これらの機器・環境を適切に選定し構築できるかどうかで大きく左右されます。
こちらでは実際にクラウド型デジタルサイネージを導入する際に揃えておきたい機器や環境を紹介します。
LEDビジョンや液晶ディスプレイ
サイネージとして使用されるディスプレイは屋内・屋外の設置環境や、視認距離、演出内容によって最適な選択肢が異なります。一般的には液晶ディスプレイが多く採用されますが、大型の表示が必要な場合にはLEDビジョンが選ばれることもあります。
映像の表示品質や耐久性を重視するかどうか、メンテナンス性や消費電力などもあわせて検討しながら選定すると良いでしょう。
LEDビジョンについて、詳細を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
STB(セットトップボックス)
STBはディスプレイに接続してコンテンツを受信・再生するための小型のプレーヤー端末です。クラウドから配信されるデータを受け取って表示できる性能が必要となるため、対応フォーマットや接続端子も重要なチェックポイントです。
また、商業施設などで複数のディスプレイを運用する場合、それぞれのディスプレイに対応したSTBを適切に配置することでスムーズな配信が期待できます。
STBについて、詳細を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
安定したインターネット環境
クラウド型サイネージの要となるのが、安定したネットワーク回線です。回線速度が遅かったり通信が途切れがちだったりすると、スムーズなコンテンツ更新や端末状況の監視に支障が出る可能性があります。
特に動画コンテンツを配信する場合は、十分な帯域幅を確保することが理想です。光回線など高速通信につながる環境を整えることで、遅延や不具合を最小限に抑えられます。
まとめ
クラウド型デジタルサイネージは低コストで導入しやすく、遠隔管理など便利な機能が豊富です。ぜひ導入前に必要環境や運用目的を整理し、最適なシステムを検討してみてください。
クラウド型デジタルサイネージは、ネットワーク経由でどこからでも簡単にコンテンツを更新できる柔軟性を持ち、さらに初期費用を抑えられることで幅広い企業や団体が導入しやすい選択肢になっています。スタンドアロン型やオンプレミス型と比較する際は、配信頻度や拠点数、運用コストなどを総合的に考慮しましょう。
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