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屋外用デジタルサイネージとは? 防塵・防水機能や価格などを解説!

  • 公開日:2024.10.25
  • 更新日:2024.10.24
  • LEDビジョン

デジタルサイネージは屋内だけでなく、屋外でも利用できます。情報発信の幅を広げたいのであれば、屋外用デジタルサイネージの利用を検討してみてはいかがでしょう。今回は屋外用デジタルサイネージの概要をはじめ、屋内用との違いやメリット、価格などを解説します。屋外用デジタルサイネージの事例も紹介しているので、導入イメージを湧かせるのにお役立てください。

屋外用デジタルサイネージとは?

屋外用デジタルサイネージとは、屋外での使用に特化したデジタルサイネージです。

屋内用と見た目がほとんど変わらない場合もありますが、防水・防塵性能、輝度、防熱耐性などに優れており、価格も高い傾向です。

屋外用デジタルサイネージとは何かをイメージしやすいよう、まずは種類や設置場所を解説します。

種類

屋外用デジタルサイネージには下記の通りさまざまな種類があります。

屋外用にはさまざまな種類があり、建物がない屋外でも臨機応変に設置できます。スタンドタイプなどであれば通販でも気軽に導入できますが、基本的には専門スタッフのサポートを受けて施工してもらいます。

種類 概要
壁面タイプ

・建物の壁面に設置する。通行の邪魔にもならない。

・装着器具が見えずスッキリとした見た目。

・建物入口付近を通る人々に広く訴求できる。

スタンドタイプ

・土台と一体になっているデザインで自立させられる。

・ローラーがついていると転がして移動可能。

イベントタイプ

・門のようなフレームでディスプレイを囲んで浮かせるように支える。

・ビルのように固定できる建物がなくても設置可能。

野立て看板タイプ

・ディスプレイを数本の支柱で支えて従来の大型アナログ看板のように設置。

・路上で情報を発信できる。

オリジナルフレームタイプ

・デジタルサイネージをオリジナルのフレームで装飾して設置。

・個性的な演出で視聴者に興味を持ってもらえる。

 

設置場所の例

屋外用デジタルサイネージの設置場所の例は下記の通りです。

  • 店舗前
  • 商業施設の入り口付近
  • 会社の外壁
  • 屋外イベントのステージ
  • ガソリンスタンド
  • 道路
  • 駐車場
  • 交差点
  • トラックの側面

店舗の屋外看板として設置するイメージが多いかもしれませんが、イベントのステージや道路などあらゆる場所に設置できます。専門業者によってはトラックでの導入に対応しているケースもあります。

屋外用と屋内用のデジタルサイネージとの違い

屋外用デジタルサイネージの概要をお伝えしました。屋外用デジタルサイネージの特徴を詳しく知るには、屋内用と比較することも大切です。

引き続き、屋外用デジタルサイネージと屋内用の違いについて解説します。

防塵・防水機能

屋外用デジタルサイネージと屋内用で大きく異なる違いが、防塵・防水機能です。

単純に、防塵はデジタルサイネージに塵が入ることを防ぐこと、防水は水が入ることを防ぐことを意味します。屋外用は屋内用よりも防塵・防水の機能に優れているのが一般的です。

防塵・防水のスペックはIP規格によって度合いを確認できます。

IP規格は、キャビネットの保護構造のレベルを記号で示した表示です。「IP+数字(2桁)」のパターンで記され、左の数値が防塵性能をあらわす第一特性数字、右の数値が防水性能をあらわす第二特性数字を意味します。

屋外用の製品は、屋内用と違って十分な保護性能が求められるため、基本的に仕様書でIP規格を確認できる場合がほとんどです。目安としてはIP44以上の保護性能が必要だといわれています。屋外用のデジタルサイネージを導入する場合はIP規格を必ず確認しましょう。

防水に関するIP規格について、具体的な数値と対応する性能を知りたい方は、下記の記事でご確認ください。

防水仕様のデジタルサイネージとは?メリットや性能の指標、価格、活用事例などを紹介!

輝度

輝度(きど)は、光源が単位面積あたりに生じさせる光の強さを意味する言葉です。単位はcd/m²(カンデラ/平方メートル)となっています。デジタルサイネージを直接視認するときに感じる明るさを示す指標として知られています。

屋外は日差しで画面が見えづらくなるため、屋外用は屋内用よりも輝度が高い傾向です。

同じメーカーの43型デジタルサイネージの製品でスペックを比較した場合、屋外用が2,500cd/m²で、屋内用が700cd/m²となっている場合もあります。屋外用が屋内用の3倍以上の輝度を持つ場合もあり、屋外用は高輝度が求められているとわかります。

屋外用は、最低でも目安として1,200cd/m²はあると望ましく、一般的には4,500cd/m²くらいが多いようです。

同じ大きさの製品でも輝度によって見え方が変わります。屋外にデジタルサイネージを導入する場合は必ず輝度を確認しましょう。設置場所によって必要な明るさは異なるので、詳細は専門スタッフに相談する必要があります。

屋外用と屋内用の輝度の違いは下記の記事でも解説しているので、詳細を知りたい方はチェックしてみてください。

デジタルサイネージは輝度(きど)で視認性が変わる!屋内/屋外状況別に紹介

防熱

屋外でデジタルサイネージを利用する場合は、水や塵などの影響だけでなく、熱にも配慮しなければなりません。防熱対策がなされていないと、ブラックアウトの発生が危惧されるからです。

ブラックアウトとは、デジタルサイネージの画面の一部が黒くなる現象であり、直射日光によって耐熱温度を超えると発生します。したがって、屋外用は屋内用と違って防熱対策のある製品が重要です。

たとえば、外気温によって自動で作動するファンを搭載した製品があります。ただ、必ずしもファンが必要とは限りません。排気口から自然排熱できる仕組みのファンレス設計もあります。

屋外にデジタルサイネージを設置するメリット

屋外用デジタルサイネージと屋内用の違いについて解説しました。屋外用デジタルサイネージの特徴がよく理解できたのではないでしょうか。

屋外用デジタルサイネージの特徴を知っていく中で具体的なメリットまで知りたくなった方もいるでしょう。引き続き、屋外にデジタルサイネージを設置するメリットを解説します。

集客効果が得られる

デジタルサイネージを屋外に設置すると集客効果が得られます。屋外は、屋内とは違って通行人や車が行き交っているため、交通量の多い場所を選べばたくさんの人々にデジタルサイネージを視聴してもらえるからです。

たとえば、道路脇に街路樹とともに大きな屋外用デジタルサイネージを立てることで、通行人やドライバーなどに情報を発信できます。病院の宣伝であれば、対応している病名や医師、最先端の治療などをアピールすることで、集客につなげることが可能です。

最近では都心の屋外で3Dサイネージを導入するケースも増えています。画面から飛び出して見える派手な演出が可能です。目新しさからSNSでも共有されやすく、高い集客効果を誇っています。集客効果を高めたい場合は屋外用のデジタルサイネージとして企画を検討してみるとよいでしょう。

3Dサイネージの概要や事例について知りたい方は下記の記事もぜひご覧ください。

3Dサイネージとは? メリットや導入事例などを解説!

視認性が高い

屋外では、たくさんの店舗や施設などが情報を発信しています。一派的な看板やポスターを設置しても、膨大な広告・宣伝に埋もれてしまいがちで、必ず通行人から視認されるとは限りません。

その点、デジタルサイネージは視認性が高く、屋外でも情報を受け取ってもらえる確率が高いです。

看板やポスターと違って動画コンテンツを表示させられるので、動きのある映像や音声などによってディスプレイの方向に視線を集められます。

また、夜だと看板やポスターの内容が見えづらくなる一方で、デジタルサイネージは常に光を発しているのため、夜間もストレスなく視認してもらえるでしょう。

情報更新が容易

従来は屋外で広告・宣伝をする場合、ビル壁面や路上脇などで看板を設置する方法が主流でした。

しかし、ビル壁面や路上脇などに看板を設置すると、新たな情報を発信するために更新が必要です。高所のように更新が難しい場合であれば費用が高額になるケースもあり、運用コストに課題が生じやすくなっています。また、屋外では風雨の影響から看板が劣化しやすいです。更新が遅れると、汚れや錆などが目立って、広告・宣伝の魅力も激減します。

その点、屋外用デジタルサイネージであれば、遠隔でコンテンツを管理できるため、情報更新が極めて簡単です。防塵・防水性能もあり、劣化も気にせず運用し続けられます。

屋外の広告・宣伝において、屋外用デジタルサイネージは欠かせないアイテムといえるでしょう。

屋外用デジタルサイネージの価格

屋外用デジタルサイネージの価格例としては、43型が75万円~115万円程度、49型が85万円~135万円程度、55型が95万円~150万円程度、65型が130万円~200万円程度で販売されていた事例があります。基本的に屋外用は屋内用と違って価格が高くなりやすい傾向です。

価格は最終的にディスプレイの大きさやそのほかの条件などによって変わってきます。特にサイズが大きいディスプレイを導入する場合は、多額の資金を見積もる必要も出てきます。

詳細を知りたい場合は、専門スタッフに問い合わせが必要ですが、いずれにせよ屋外用デジタルサイネージを導入するには、資金に余裕を持たせておいたほうがよいでしょう。

屋外用と屋内用のデジタルサイネージについて、大手通販サイトでの価格相場を比較したい方は、下記の記事でチェックしてみてください。

デジタルサイネージの価格はどれくらい?屋外用・タッチパネル式・床用など種類別に相場を紹介!

屋外用デジタルサイネージは購入・レンタルのどちらがおすすめ?

屋外用デジタルサイネージを導入する方法は、購入・レンタルがあります。

購入・レンタルのどちらで導入すべきか迷う方も多いでしょう。ここでは、屋外用デジタルサイネージのレンタルがおすすめの場合と、購入がおすすめの場合について解説します。

屋外イベントはレンタルがおすすめ

屋外用デジタルサイネージを屋外イベントに利用するときはレンタルがおすすめです。前述した通り、屋外用デジタルサイネージは屋内用と比較して、金額は高い傾向にありました。

屋外イベントに短期間導入して、その後利用しなかったとすれば、コストパフォーマンスが低下する可能性は高いです。

レンタルであれば、導入する期間に必要な金額を支払えばよいので、無駄なコストが発生しません。レンタルというと、小さなディスプレイしか借りられないように思うかもしれませんが、巨大な画面を借りることも可能です。

屋外ステージでインパクトのある巨大画面を構築したい場合もレンタルを検討してみるとよいでしょう。

店舗やビル壁面などの常設は購入がおすすめ

屋外でデジタルサイネージを長期間利用する場合、レンタルだと費用を払い続けなければならず、最終的にデジタルサイネージの本体価格を超えてしまいます。したがって、屋外にデジタルサイネージを常設する場合は購入が現実的です。

たとえば、店舗やビル壁面に常設する場合も基本的に購入が適しています。

巨大なデジタルサイネージを導入して店舗のブランド名を広く発信したり、入り口を装飾して店舗を華やかに見せたりする使い方があります。

このような使い方は永続的な設置が前提となるため、そもそもレンタルは検討できません。店舗やビル壁面に導入する場合は基本的に購入を検討してみてください。

屋外用デジタルサイネージの事例

ニトリ/東京都豊島区東池袋

BEPPU ONSEN SHOWER FES. 2023/大分県別府市

PRO-Keds HARAJUKU / 東京都渋谷区

屋外用デジタルサイネージを導入するならLED TOKYOに相談

屋外用デジタルサイネージは、屋外の設置に特化したディスプレイです。防水・防塵、輝度、防熱などに優れており、屋外でも快適にかつ安心して利用できます。

集客効果や視認性が高く、情報更新も容易です。屋外での広告・宣伝の効果を高めたいのであれば、導入を検討しない理由はないでしょう。

LED TOKYOは、屋外用デジタルサイネージの選定、設置、映像制作、運用管理、保守まで、最適なソリューションをワンストップで提供しています。さまざまな設置方法に対応しているほか、購入だけでなくレンタルも受け付けています。屋外用デジタルサイネージの導入を検討する際は、ぜひLED TOKYOまでご相談ください。

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屋外用デジタルサイネージとは? 防塵・防水機能や価格などを解説!
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屋外用デジタルサイネージとは? 防塵・防水機能や価格などを解説!
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屋外用デジタルサイネージの概要をはじめ、屋内用との違いやメリット、価格などを解説します。屋外用デジタルサイネージの事例も紹介しているので、導入イメージを湧かせるのにお役立てください。
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