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デジタルサイネージのサイズを選ぶポイントとは?最適なインチサイズを用途毎に解説!
- 公開日:2020.05.07
- 更新日:2025.03.31
- LEDビジョン
デジタルサイネージを導入する際、ディスプレイのサイズはとても重要な要素です。用途や設置環境によって最適なインチサイズを選択することで、視認性や広告効果を高めることができます。
この記事では、画面比率や解像度、小型のデジタルサイネージから大型サイズまで用途別に解説し、最後にサイズ選びのポイントを紹介します。
この記事の目次
画面比率とインチ
まずはデジタルサイネージにおける画面比率(アスペクト比)とインチについて、基本的な仕組みや選ぶ際のポイントについて紹介します。
画面比率(アスペクト比)とは
画面比率とは、ディスプレイの横と縦の長さの比率を指します。近年は16:9のワイド画面が一般的ですが、4:3や16:10など、使われるフォーマットも少なくありません。
特に4:3の比率はアナログテレビ時代の名残ですが、デジタルサイネージであえて活用する場合もあります。例えば、縦長の表示スペースに適した比率を求める場合など、設置場所やコンテンツ次第で選択肢が広がります。
いずれにせよ、最も重視すべきは実際の表示内容に適した形であるかどうかです。動画広告など動きのあるコンテンツなら16:9、古い映像素材の流用を考えるなら4:3など、運用の目的を考慮して検討しましょう。
インチとは
ディスプレイサイズを表す際、「何インチ」と言われることが多いですが、これはディスプレイの対角線の長さを指しています。1インチは25.4ミリメートルで、実際に使用できる表示領域の幅と高さはメーカーのパネル設計によって若干異なります。
例えば43インチのディスプレイであれば、対角線の長さが約109センチメートルほどになり、幅と高さはアスペクト比によって決まってきます。実際の数値を確かめるには製品の仕様書を確認することが大切です。
導入を検討する際には、インチだけでなく、視聴者との距離や設置場所のスペースも確認する必要があります。サイズが大きければ必ずしも見やすいというわけではなく、使われるシーンに合わせて適切な大きさを選ぶのが導入成功へのカギとなります。
アスペクト比と用途別の選び方
16:9は横長の映像コンテンツを最大限に生かせるため、現代の動画広告や映像配信サービスに最適とされています。視覚的なインパクトを重視したい場面では、基本的には16:9を選ぶとよいでしょう。
ただし、表示するコンテンツによっては4:3の方が効率よくスペースを使えるケースもあります。イラストや文字情報が中心で縦方向に情報量が多い場合、4:3の画面比率が好都合となることがあります。
用途や演出効果に応じて、どちらのアスペクト比がよりメリットを生むかを考えることが重要です。見込み客の目を引きたい場合と、詳細情報をわかりやすく伝えたい場合では選ぶ比率も異なるので、運用目的を明確化してからサイズ・画面比率を決めましょう。
サイズ別のデジタルサイネージの用途
デジタルサイネージの用途はサイズによって異なり、最適なサイズを選ぶにはサイズ別の用途を理解することが大切です。
こちらでは、サイズ別のデジタルサイネージの用途を紹介します。
小型サイズ(7~20インチ)の用途

小型サイズのディスプレイは狭いスペースでも設置しやすいなどの利点がありますが、どのようなシーンに向いているのでしょうか。7〜20インチ程度のディスプレイは、卓上やレジ横など、限られたスペースを有効に使える点が大きな魅力です。一般的なタブレットサイズと同様のイメージで、商業施設や飲食店など幅広い場面で活用されています。
小型ディスプレイは持ち運びが容易で、イベント時の突発的な設置にも対応しやすいです。また、ピンポイントの訴求に強く、視線を誘導する意味でも有効に機能します。有機ELのような高精細パネルを選べば、小さいながらも見やすい画面演出ができるでしょう。
ただし、大勢に向けて情報を一度に伝えたい場合には画面が小さすぎることがあります。そのため、このサイズ帯を選ぶ際は、どのくらいの人数や距離感で視聴されるかを念頭に置きながら導入することが大切です。
店舗内や狭小スペース
レジカウンター周りや棚の上など、わずかな空間を活用できるのが小型ディスプレイの大きな特徴です。限られた場所でも情報発信が可能なため、商品レコメンドやクーポン情報の提示、メニュー表の表示などに活躍します。
人の目が集まりやすいスポットに設置しやすい点もメリットの一つです。店内で顧客が立ち止まるような場所に小型ディスプレイを設置することで、購買意欲を高めたり、案内をスムーズに行ったりすることが期待できます。
コンパクトなサイズでありながら、動画やアニメーションを表示すれば十分な訴求力を発揮できます。最小限のスペースで効果的なプロモーションを行うためにも、小型のデジタルサイネージは有力な選択肢です。
広告や案内用情報発信
小型サイズのディスプレイは、ピンポイントで必要な情報を伝えたいときに役立ちます。商品の紹介動画や簡単な店内マップを流すなど、視認性が確保されやすい距離感であれば効果的です。
特に顧客が手に取りやすい位置や目線に合わせることで、販促効果をさらに高めることができます。商品展示コーナーの近くに設置する場合も、小型サイネージはスペース効率が良いため便利です。
細かい文字情報を表示する場合でも、高解像度モデルを選ぶことで読みやすさを確保できます。人の流れが多い場所では、短く分かりやすいコンテンツを瞬時に伝えるのがポイントとなります。
中型サイズ(30~55インチ)の用途

ある程度の大きさがあり、見やすさと設置性のバランスが取れる中型サイズは、多くの場所で活用されています。30~55インチのディスプレイは、商業施設やオフィス、公共スペースなどで最も一般的に利用されるサイズ帯と言えます。人目に止まりやすく、かつ設置作業も比較的容易なので、導入のハードルが低いのが魅力です。
このサイズ帯はフルHDや4Kなど高解像度パネルが多く用意されているため、映像や文字情報をくっきり鮮明に表示できます。特に動画広告やスライドショーなどダイナミックな演出を行う場合は、十分なインパクトが期待できます。
視認距離としては、数メートル程度までを想定した場所で効果的に活用できるでしょう。ショッピングモール内の案内板や飲食店メニューのディスプレイなど、目的に合わせて柔軟に利用できる点が中型の利点です。
飲食店や公共スペースでの利用法
中型のディスプレイは、飲食店のメニュー表示に活用する例が増えています。静止画だけではなく動画メニューを流すことで、料理の魅力を視覚的に伝えられ、顧客へのアピール度を高められます。
また、駅や空港といった公共スペースにも、このサイズ帯のディスプレイが広く採用されています。旅行者への案内や広告など、多目的に映像が使いやすいサイズであるためです。
ある程度距離がある場所でも十分に視認できるため、人混みの多い場所で情報を提供する際に便利です。混雑状況やタイムスケジュールを映し出すなどのリアルタイム情報発信にも適しています。
屋内外での汎用的な設置
30~55インチのディスプレイは、壁掛けやスタンドなど設置方法の選択肢が豊富なのも魅力です。用途に合わせてポールマウントにしたり、縦型表示に対応したりといった柔軟性があります。
耐候性を備えた屋外対応モデルも登場しており、屋外イベントや簡易看板代わりとしても使用可能です。LEDパネル搭載モデルを選べば、高い輝度で日中の屋外でも視認性を保てます。
そのため、企業のエントランスや商業施設の入り口など、人の目に触れやすい場所に設置することで大きな広告効果を狙えます。見やすさと設置のしやすさ、運用コストのバランスを考慮すると、中型ディスプレイは非常に汎用性が高い選択肢となるでしょう。
大型サイズ(60インチ以上)の用途

大画面による迫力ある演出や広範囲への情報提供を目的に、大型サイズを選ぶケースも増えています。60インチ以上のディスプレイは、遠くからでも視認性が高く、一度に多くの人の目を引きつける魅力があります。商業施設のメインエリアや企業のロビーなど、集客効果やブランディングを重視する場面でよく使われます。
昨今ではビルの外壁やショッピングモールの広場など、超大型のLEDビジョンを目にする機会も多いでしょう。大きいほど導入コストは高くなりがちですが、その分インパクトも絶大で、プロモーション効果に優れています。
一方で、大型ディスプレイを活用するにはしっかりとした運用体制が必要です。設置許可や電気設備、コンテンツの更新などを計画的に進めないと、せっかくの大型サイネージも効果を発揮しにくいことがあります。
LEDビジョンについて、詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。
イベントやプロモーションでの使用

大型ディスプレイは、イベント会場でのステージ演出やライブ中継など、説得力のある映像を流したい場面で重宝されます。観客にインパクトを与える映像効果を演出できるため、アーティストのライブやスポーツイベントでの活用も増えています。
屋内イベントの場合は照明を暗くして映像を引き立たせることも容易であり、空間全体の演出力を高めることが可能です。特に最新のLEDビジョンでは色鮮やかな表現が可能で、観客の没入感を高める効果が期待できます。
コンテンツ出力には高解像度の映像素材や機材が必要になる場合がありますが、それだけに得られる宣伝効果や観客満足度は高く、大型サイズならではのメリットが得られます。
街中やビルボードの大型広告

街中に設置されている超大型ビジョンは、多くの人々の目に留まりやすく、高い広告効果が期待できます。遠くからでも鮮明に見えるよう、LEDの輝度調整や解像度設計が施されているのも特徴です。
ビルボードサイズのサイネージは、そこを通る人々に企業や製品を強く印象付ける力があり、新商品やキャンペーン告知に非常に適しています。また、動画やアニメーションを組み合わせることで、静止広告にはない高い訴求力を得られます。
ただし、設置エリアの規制や条例、施工面での制限もあるため、導入前に確認を怠らないようにしましょう。大型広告を適切に運用することで、企業のブランディングや販売促進に大きな効果がもたらされます。
デジタルサイネージの効果的なサイズ選びのポイント

それぞれのサイズにはメリット・デメリットがあるため、実際の利用シーンに応じて総合的に判断する必要があります。こちらでは最適なサイズのデジタルサイネージを選ぶポイントについて紹介します。
利用シーンに応じたサイズ選定ポイント
使われる場所の広さや視聴者数を考慮し、適切なディスプレイサイズを選定することが大切です。小型なら接近してみる人向け、中型以上ならある程度の距離からでも見やすい、といった大きな指標を持つと選びやすくなります。
どの程度の映像クオリティを求めるかもポイントです。文字情報を多く表示するのであれば、ある程度のインチサイズと解像度が必要になります。逆に、単純な画像広告を流すだけなら、そこまで高解像度を必要としない場合もあります。
用途を明確にすることで、無駄に大きすぎるディスプレイを導入してしまうリスクや、逆に小さすぎて視認性を損なう事態を避けられます。事前の情報整理は導入成功のカギと言えるでしょう。
視認性と設置距離の考慮
視聴者がどのくらいの距離からディスプレイを見るのかを考慮することは、サイズ選びにおいて非常に重要です。遠距離であれば大型ディスプレイを選び、より多くの人の目を引きつける戦略が求められるでしょう。
近距離であれば、あえて小型ディスプレイを使い、視認性を確保しながら細かい情報を伝える方法も適しています。また、屋内なのか屋外なのかによっても適切なサイズや明るさが変わるため、導入箇所を明確にイメージして選択しましょう。
実際に視聴テストを行い、読みにくさや動きの制限などを確認しながら最適なサイズを見つけるのがおすすめです。視認性を重視するアングルや設置高さなども合わせて検討すると、より効果的な運用が可能になります。
屋内と屋外での違いと注意点
屋内に設置されるサイネージは、照明や光の反射などを考慮して選びます。光沢が強いパネルだと照明と画面が反射し合い、コンテンツが見えづらくなる場合があるため、アンチグレアや眩しさ対策が重要です。
屋外用では、防水・防塵性能や耐候性が求められるだけでなく、日中でもはっきり映る高輝度モデルである必要があります。特にLEDタイプの大画面ビジョンは、遠距離でもはっきり見えるため屋外広告に広く採用されています。
そのほかにも、設置したい場所の条件や気候の違いによって求められるスペックが変わるため、導入前は十分なリサーチと試験運用が不可欠です。環境に合ったパネルを選ぶことで、トラブルを防ぎ、長期的な稼働を確保することができます。
まとめ
デジタルサイネージのサイズ選びは、画面比率や解像度とのバランス、視聴距離や設置環境など多くの要素が関わります。最適なインチサイズを見極め、効果的な情報発信を行いましょう。
また、サイズに合ったコンテンツ設計が重要です。せっかく大きなディスプレイを用意しても、低解像度の素材や洗練されていない文言では訴求力が下がる恐れがあります。適切なサイズに最適化されたコンテンツ運用が求められます。
どのように使い、何を表示し、どんな反応を期待するのか明確にしたうえでデジタルサイネージを選ぶことが、導入効果を最大化するための近道です。サイズにこだわるだけでなく、長期的なメンテナンスやコンテンツ更新のしやすさも考慮して、多角的に検討しましょう。
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