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デジタルサイネージとテレビのモニターは何が違う?サイネージ用ディスプレイを使うべき理由
デジタルサイネージは、液晶パネルやLEDビジョンなどのディスプレイを表示部分に搭載し、画像や映像を自在に表現できる看板として利用されています。
屋外用デジタルサイネージは、広告や宣伝を行う媒体として利用されることが一般的で、人々の注目を集め高い宣伝効果を発揮します。
ここでは、屋内用のデジタルサイネージに焦点をあて、情報共有デバイスとしてデジタルサイネージを導入するメリットと、似たような機能をもつ民生用テレビや業務用モニターとの比較を行います。
テレビとデジタルサイネージは何が違う?
はじめに、デジタルサイネージのもつ主要な機能とや特徴を紹介します。また、民生用のテレビがデジタルサイネージとして十分に代用できるものなのかを検討します。
デジタルサイネージの機能と特徴
デジタルサイネージは、業務での利用を想定した設計がされており、高い耐久性をもつ点が大きな特徴です。
長時間の連続稼働や、24時間365日の運用を行う場合も定期的なメンテナンスが行われていれば5~10年単位で利用が可能です。
また、特に屋外利用で発揮されるメリットは、耐熱性、防塵防水性能です。屋外は風や雨、直射日光に晒されるなど電子機器にとって過酷な環境です。
デジタルサイネージはこれらに対する対策が十分になされている製品がラインナップされています。
ハードウェア的な耐久性の他に、機能面での特徴も紹介します。
デジタルサイネージは非常に明るく映像を表示できるパネルを搭載しているため、屋内外問わず、直射日光が当たる環境でも高い視認性を確保できます。
また、デジタルサイネージにはコンテンツの管理を行うためのセットトップボックスと呼ばれる機器が内蔵されていたり、有線LANや無線LANに対応した製品があります。
これらの機能はデジタルサイネージを運用する上で必ずしも必要なものではありませんが、コンテンツの更新や管理の手間を省いたり、より高度なコンテンツ運用を行う上で活躍します。
テレビはデジタルサイネージとして代用できる?
続いては、民生用のテレビの特徴と、テレビをデジタルサイネージとして利用することができるか検討します。
デジタルサイネージとの最大の違いは、テレビは基本的に屋内での利用が想定されているため、防水防塵性能をもたず屋外での使用ができない点です。
また、ディスプレイの輝度がデジタルサイネージと比較して低いため、屋内であっても直射日光が当たる環境下では十分な視認性を確保できません。
機能面としての違いもいくつか挙げられます。
テレビには簡易的に外部メモリーから動画や写真を表示させる機能が備わっていますが、切り替えのタイミングや表示する順番などを細かくコントロールすることはできません。
デジタルサイネージとして運用するためには別途セットトップボックスを購入し、コンテンツの管理を行う必要があります。
安価なセットトップボックスは1万円台から購入できるため、デジタルサイネージを初めて導入する際には最も低コストで利用可能な方法です。
テレビをデジタルサイネージとして代用することは可能ですが、使用できる場面は大幅に少なくなってしまいます。また、耐久性の面でも不安が残ります。
デジタルサイネージ用途で使える業務用ディスプレイ
民生用のテレビはデジタルサイネージとして使用することに向きません。
しかし、似たような見た目をしている業務用のディスプレイの場合は民生用テレビの抱える問題点を解消しているため、デジタルサイネージとして運用できます。
テレビを製造する各社から業務用ディスプレイとして発売されている製品には、いくつかの特徴があります。
連続稼働を想定して高耐久な設計がされていたり、使用するディスプレイが高輝度なものに変更されている点やそれに伴う長期間の保証が付帯されています。
機能面としても充実が図られており、コンテンツ管理システムが予め内蔵されていたり、コンテンツ管理を行うパソコン用のソフトウェアが付属している製品もあります。
また、民生用テレビと異なり、画面の向きが縦横どちらでも設置できるよう工夫がされています。
その他に、別売のTVチューナーを導入することで、画面を分割してコンテンツとテレビ番組を同時に放映する機能をもたせることもでき、運用の幅が大きく広がります。
業務用ディスプレイは、民生用テレビの問題点であった耐久性と機能面を大幅に向上させているため、屋内では場所を選ばず設置できます。
サイネージに使われるディスプレイの違い
デジタルサイネージは、搭載されているパネルの種類によって大きく分けて3種類に分けることができます。
利用場面に合わせて最適なディスプレイを搭載したデジタルサイネージを使用することが重要です。
ここでは、液晶パネル、LEDビジョン、有機ELディスプレイのそれぞれの特徴と、最適な利用場面について紹介します。
液晶パネルの特徴
液晶パネルは、デジタルサイネージだけでなく、テレビやスマートフォンなどに広く利用されているディスプレイです。
特に至近距離でのコンテンツ視聴に最適で、高解像度で美麗な映像を映し出せます。
最大輝度には劣りますが、低消費電力なため、屋内用デジタルサイネージとして使用されることが一般的です。
電車内のドア上の広告や駅構内の柱に設置されている広告などに採用されています。
7インチ程度の小型のディスプレイから、85インチ程度までが一般的に利用されている大きさです。
LEDビジョンの特徴
LEDビジョンは、無数の小型のLEDチップが敷き詰められたモジュールを、タイル状に複数枚つなぎ合わせることで一つのディスプレイとして映像を映し出します。
巨大なディスプレイを継ぎ目なく作り出せるため、屋外で目にする大型ビジョンはほとんどがLEDビジョンを採用しています。
非常に明るい映像表示を得意とするため、屋外はもちろん屋内における空間演出でも活躍するディスプレイです。
ただし、他の二種類のディスプレイとは異なり、至近距離での映像鑑賞には不向きです。
数メートルから数十メートル程度ディスプレイから離れてコンテンツを鑑賞するような場面での利用が最適です。
最大数百インチにもなる超巨大ディスプレイも構成できるため、屋外フェスやドームでのイベントなどでも使用されています。
有機ELディスプレイの特徴
有機ELディスプレイは近年民生用テレビでの普及が進んでいます。
豊かな色彩表現が可能で、特に黒色の表現で液晶ディスプレイに勝るといわれています。
また、非常に薄く、湾曲させたディスプレイとしての利用もできるため、特殊な場面において有機ELディスプレイを搭載したデジタルサイネージも利用されています。
ディスプレイのサイズは液晶ディスプレイとほぼ同等となり、85インチ程度までが一般的です。
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