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パブリックビューイングとは? 許可申請手続きの必要性、やり方を知るための準備、開催場所の例、LEDビジョンの導入事例などを紹介!

  • 公開日:2024.01.24
  • 更新日:2024.03.13
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近年は映像機器やネットワークシステムの発展により、映像視聴の在り方も大きく変化しつつあります。より多くの人々に映像で感動を共有する手段として注目されているのがパブリックビューイングです。

この記事では、パブリックビューイングとは何かをはじめ、許可申請手続きの必要性、やり方を知るための準備、開催場所の例などをご紹介します。パブリックビューイングに関するLEDビジョンの導入事例にも触れているので、LEDビジョンの導入を検討している方もぜひ参考にしてみてください。

この記事の目次

パブリックビューイングとは

パブリックビューイング(英語でpublic viewing)とは、スタジアムや公園、広場の特設会場に設置されたLEDビジョンなどの大型映像表示器を利用し、別の会場で行われているスポーツの試合を観戦すること、また、それを目的としたイベントをさす言葉です。

スポーツ競技では、オリンピックやFIFAワールドカップ、プロ野球、Jリーグのリーグ戦終盤、ポストシーズン、プロボクシングの世界戦などで選手の地元向けなどに行われています。

近年ではスポーツの試合に限らず、ロケット打ち上げや花火、コンサートなどの大型イベントを生中継するなど、多方面への利用が広がっています。

パブリックビューイングを行うには、遠隔地からのデータを充分に取得する必要があるため、映像表示器だけでなく衛星生中継や光ファイバーの技術、インフラの整備なども関係してきた歴史があります。

現在では、映像や音声をストレスなく取得できるほか、LEDビジョンの進化により映像を鮮明で高精細に放映できるので、パブリックビューイングにおいて重要な臨場感を伝えられるようになりました。

パブリックビューイングの開催目的

パブリックビューイングの開催目的は多岐にわたります。

たとえば、入場券を持たない観覧・観戦希望者が多い場合、イベント会場に入りきれない観覧・観戦希望者が出た場合、遠隔地でイベントを行う場合などに対応するために開催されるのが一般的です。近年、パブリックビューイングの開催目的として注目されたのが、無観客試合への対応です。

新型コロナウイルス感染拡大を受け、東京2020年のオリンピック・パラリンピックはほぼ無観客での開催となりましたが、パブリックビューイングでの観戦が各地で検討されました。

多くの自治体で中止になってしまいましたが、最終的にパブリックビューイングの実施に踏み切った自治体もありました

いずれにせよ、さまざまな事情で観覧・観戦を断念せざるを得ないケースに、パブリックビューイングは検討されるとわかります。

パブリックビューイングのメリット

パブリックビューイングは、公に映像を発信するイベントであることから、開催するとたくさんの人々が集まる可能性があります。

パブリックビューイングの開催を決定し、人気の競技やスポーツなどの映像を観戦できることを周知すれば、スポーツ好きの方をはじめイベントが好きな幅広い年齢層の方を集客できるでしょう。

たとえば、飲食店でパブリックビューイングを開催すれば、普段料理やお酒が好きで訪れている常連客とは別に、観戦目当てで訪れる新規利用者に店舗の魅力を味わってもらうことができます。店舗の魅力がうまく伝われば、パブリックビューイングの開催後も飲食目的で訪れるようになるかもしれません。

大規模なイベントに際して定期的にパブリックビューイングを開催すれば、ビジネスを拡大するチャンスを得られるでしょう。

パブリックビューイングは違法?

パブリックビューイングで放映される試合映像は著作物に該当し、著作権が発生します。
そのため、著作権を侵害するパブリックビューイングは実施できません。

“放送され、有線放送され、特定入力型自動公衆送信が行われ、又は放送同時配信等(放送又は有線放送が終了した後に開始されるものを除く。)が行われる著作物は、営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金を受けない場合には、受信装置を用いて公に伝達することができる。通常の家庭用受信装置を用いてする場合も、同様とする。”

引用:著作権法 第三十八条(e-Govポータル)

小規模な飲食店の家庭用テレビで放送するのは問題ありません。しかし、営利目的で大型スクリーンや業務用スピーカーを設置してパブリックビューイングを行う場合は権利者の許可が必要です。著作権のルールをよく確認し、権利者に迷惑をかけないように注意しましょう。

パブリックビューイングの許可申請手続きの必要性

パブリックビューイングを行う場合、著作権に違反しないように権利者の許可が必要だとお伝えしましたが、本当に手続きが必要なのかどうか曖昧に感じている方もいるでしょう。

参考にNHKが定めるパブリックビューイングのルールについてご紹介します。
NHKはパブリックビューイングの手続きが必要な場合について、著作権法100条を根拠に伝達しています。

“(テレビジョン放送の伝達権)

第百条 放送事業者は、そのテレビジョン放送又はこれを受信して行なう有線放送を受信して、影像を拡大する特別の装置を用いてその放送を公に伝達する権利を専有する。”

引用:著作権法 第百条(e-Govポータル)

映像を拡大する特別な装置を用いて放送を公に伝達する権利は、放送事業者が占有しています。したがって、大型ビジョンやデジタルサイネージ等の大型ディスプレイ、プロジェクター等で投影する大型スクリーンなどで放送を同時公開する場合は、NHKの許諾が必要だとしています。

家電量販店等で購入できる市販のテレビで放送を公開するケースに関して、許諾は不要とのことです。

なお、放送を録画した内容は公開できません。また、個人による申請にも対応しておらず、非営利かつ無料のイベント・企画に限定されています。
そのほか、パブリックビューイングで使用する装置は、放送受信契約も結ばなければなりません。

このようにパブリックビューイングは、放送事業者によって細かく申請の必要性や要件、注意点などが提示されています。
パブリックビューイングを行うときは、必ず放送事業者にルールを確認することが重要です。

参照:パブリックビューイングの申請について(NHK)

パブリックビューイングのやり方を知るために必要な準備

パブリックビューイングのやり方のイメージを湧かせられるよう、必要な準備をいくつか解説します。

申請

すでにパブリックビューイングを独断で実施すると違法になる恐れがあり、許可が必要であるとお伝えしました。

そのため、基本的にはパブリックビューイングの実施にあたって、関連団体に申請書や誓約書といった必要書類を記入して提出します。たとえば、申請書にはパブリックビューイングの実施主体の情報を記載し、誓約書では関連団体が定める事項や放映権者の中継条件の遵守を誓約します。

そのほか、パブリックビューイングの実施を承認してもらうために、実施会場や実施計画の内容を実施計画書にまとめて提出するケースもあります。

パブリックビューイングの実施後に、来場者数や会場の様子を報告書にまとめて提出する場合もあるので、指定される報告書の内容を事前に確認しておくことも重要でしょう。

ディスプレイ

パブリックビューイングでは映像を流すためのディスプレイ機器が必要です。よく活用されるディスプレイ機器の例としてLEDビジョンが挙げられます。

LEDビジョンは、屋内外問わず高精細な映像を放映できるLED搭載型の表示器です。
パネルの組み合わせによってサイズ変更できるので、大型の画面で映像を表示できます。

設置も比較的簡単なことから、パブリックビューイングという新しいスポーツ観戦とも相性がよいでしょう。
屋内用だけでなく屋外用のLEDビジョンも展開されています。屋外用は水やほこりにも強く、野外のパブリックビューイングでも利用可能です。

会場設営

パブリックビューイングでは、参加者が映像をじっくりと楽しめるように、会場設営をする必要があります。

たとえば室内であれば、ディスプレイを取り囲むようにしてイスを配置するパターンが挙げられます
野外で行われる場合は、イスを縦横の列を作るよう規則的に並べることで、たくさんの人が座れるような設営も検討できます。

大型ディスプレイの前に登壇する人のために、ステージを準備するケースも珍しくありません。その場合、ステージに人が入らないように三角コーンと棒を組み合わせて配置する必要もあります。

トークショーの台本

パブリックビューイングでは、ディスプレイの前でトークショーが行われることがあります。

たとえばスポーツ観戦の場合、試合前やハーフタイムの時間に、現役選手が試合展開の予想や注目選手などを解説します。

スムーズにトークショーを進めるためには、進行用の台本を用意しておくのが無難でしょう。

開催の周知・申込受付

パブリックビューイングの開催を決定したら、広く周知して申し込みを受け付けます。

たとえば、ホームページにパブリックビューイングの開催日や会場、申込締切、参加費用などを掲載します。
サイトでは申し込みフォームも用意して、名前や生年月日、住所、連絡先、支払方法などの入力を受け付けられるようにします

パブリックビューイングの参加者が戸惑わないように注意点も掲載しましょう。
たとえば、「申し込み多数の場合は抽選」「18歳未満は保護者の同伴が必要」「ベビーカーの入場不可」などの記載が挙げられます。

当日の開催をシミュレーションして注意点を漏れなくリストアップすることが大切です。

感染症対策

パブリックビューイングは、大勢で映像を視聴するイベントであり、感染症拡大のリスクがあります。
したがって、感染症対策の準備をすることも重要です。

具体的な対策は下記の通りです。

・密閉や密集、密接を回避するために会場レイアウトの検討や人数の抑制を行う
・飛沫感染や接触感染を防止するためにマスクの着用を事前周知する
・会場内の清掃や消毒、手指消毒など、殺菌や消毒の実施環境を整える
・体調不良者の入場を制限する
・体調不良者が発生したときの対応の流れを決めておく

パブリックビューイングの開催場所

パブリックビューイングの開催場所は多種多様です。よくある開催場所をまとめてみます。

バー

美味しいお酒や料理とともにパブリックビューイングを楽しむのに最適なのがバーです。イギリスやアメリカなど、海外の雰囲気を味わえるお店がたくさんあり、一味違ったスポーツ観戦を楽しむことができます。駅から近い場所に立地しているバーも多く、仕事帰りでも立ち寄りやすいです。ダーツやカラオケ設備が整っているバーもあり、スポーツ観戦とは別にアトラクション要素を楽しめるのも魅力でしょう。

公園

公園で一定期間にわたってパブリックビューイングが開催されることもあります。公園では、野外という特性を活かして観覧以外にもさまざまな楽しみを用意できます。たとえば、音楽のパフォーマンスやスポーツ体験、キッチンカー、トークショー、選手来場などです。無料で入場できる場合もありますが、周辺にある有料駐車場の利用が求められるケースもあります。

映画館

近年、インターネットで映画が視聴できるようになったため、映画館離れが進んでいるといわれています。集客力を高めるために、映画館でもスポーツのパブリックビューイングが開催されるようになりつつあります。巨大なスクリーンや質の高い音響設備が整っているので、ほかの会場と比較して臨場感を味わいやすいです。スポーツ以外には、お笑いイベントに関するパブリックビューイングの開催も期待されています。

市役所

パブリックビューイングは公共施設である市役所で開催されることがあります。イベントスペースで、キッチンカーやグッズ販売などが行われることもあります。横断幕の掲示や拡声器などの利用は制限されることもあるようです。そのほか、来場者に対してパブリックビューイング開催に関するアンケートの協力をお願いされる場合もあります。

駅前

駅前もパブリックビューイングの開催会場として候補に挙がります。体験会の実施や、キッチンカー、グッズ店の出店などが行われることもあります。
駅前は人通りが多い場所なので、多くの方々から映像を視聴してもらえるでしょう。室内とは違って天候によっては開催できなくなるケースも少なくありません。駅前の利用に関しては、まちづくりに関する一般財団法人などが問い合わせを受け付けています

パブリックビューイングの料金

パブリックビューイングをビジネスとして検討している方であれば、どれくらいの料金に設定すべきなのか、目安を知りたいところでしょう。
パブリックビューイングの料金例を実際のイベントを取り上げてご紹介します。

ラグビーワールドカップ 2023 フランス大会 パブリックビューイング

まずは札幌ドームにおける「ラグビーワールドカップ 2023 フランス大会 パブリックビューイング」のケースを紹介します。

2023年のフランス大会については、パブリックビューイングの入場料を無料としていました。
ただ、入場料が無料である一方で前売駐車券が販売されていました。

各種駐車券の料金は下記の通りです。

  • 普通車駐車券:1台1,000円
  • 障がい者用駐車券:1台500円
  • 大型車駐車券:1台2,000円
  • 車いす専用駐車券:1台500円

参照:「ラグビーワールドカップ 2023 フランス大会 パブリックビューイング」における前売駐車券の販売について(札幌ドーム)

AFCアジアカップカタール2023 パブリックビューイング

東京ドームシティ内にあるJFAが発信するサッカー体験施設「blue-ing!(ブルーイング)」では、AFC アジアカップカタール2023のグループステージで戦うSAMURAI BLUEの3試合(2024年1月14日・19日・24日)について、パブリックビューイングの開催が決定しました。

チケットの料金は1人あたり1ドリンク付きで3,500円です。
人数は各試合150名となっています。いずれの試合も日本代表OBがゲストとして登場します。

参照:「AFCアジアカップカタール2023」パブリックビューイング開催決定! グループステージ3試合のチケット販売開始! 抽選制(blue-ing!)

日本将棋連盟 ABEMA地域対抗戦 パブリックビューイング

2024年1月、ABEMA主催で日本将棋連盟協力のもと、各地域でABEMA地域対抗戦のパブリックビューイングが開催されます。

来場棋士と一緒に観覧できるほか、各会場で軽食を楽しむこともできます。
参加会場の地域チームのオリジナルタオルをもらえるのも魅力です。

入場料は1人あたり11,000円(税込)となっています。

参照:―ABEMA地域対抗戦 パブリックビューイング開催!―(日本将棋連盟)

パブリックビューイングの開催事例

パブリックビューイングはさまざまな場所で実施されており、たくさんの開催事例があります。
ここではパブリックビューイングの開催事例をご紹介します。

野球観戦(WBC)

パブリックビューイングの事例として挙げられるのが野球観戦です。

伊藤忠商事は、WBC(ワールドベースボールクラシック)の決勝戦である日本・アメリカ戦を社員が観戦できるよう、社内の会議室にパブリックビューイング会場を設置しました。
1回裏の時点で約250人の社員が観戦し、会長も声援を送ったとのことです。観戦は勤務扱いとして認められたので、社員も心置きなく応援できたことでしょう。

パブリックビューイングは野外で行われるだけでなく、屋内で開催されることもあるとわかります。

参照:観戦は“勤務扱い” 伊藤忠商事で急遽WBCパブリックビューイング 岡藤正広会長も応援(TBS NEWS DIG)

バスケ(ワールドカップ)

「FIBAバスケットボールワールドカップ2023沖縄グループステージ」の大会期間にわたって、FIBA公式ファンゾーンが用意され、入場料無料でパブリックビューイングが開催されました。開催期間は2023年8月25日(金)~9月3日(日)です。

大型モニターによるパブリックビューイングだけでなく、FIBAワールドカップ公式スポンサーのアクティビティや、バスケットボールの体験コーナー、伝統文化のステージパフォーマンス、地元沖縄・試合開催国の食を楽しめる飲食ブースなども用意されました。

パブリックビューイングは試合の観戦だけでなく、スポーツの普及や文化の理解などを促進する役目も果たしているのだとわかります。

参照:ワールドカップを楽しむファンゾーン(OKINAWA2023日本代表応援サイト)

NHK大河ドラマ(光る君へ)

NHK大河ドラマ「光る君へ」の放送開始に合わせて、2024年1月7日の夜に越前市でパブリックビューイングが行われました。
「光る君へ」は源氏物語の作者である紫式部の生涯を描くドラマであり、越前市は紫式部が1年間余りの間暮らしたとされる地域です。

パブリックビューイングでは市内のホールに抽選で選ばれた約400名が集いました。放送後には同じくパブリックビューイングが実施されている京都市と中継が接続され、吉高由里子さん(紫式部役)らが演じる人物像や見どころも紹介されました。

物語に関連する地域でパブリックビューイングを開催することで、ドラマに対する期待感を高められるようです。

参照:「光る君へ」紫式部ゆかりの越前市でパブリックビューイング(NHK)
参照:吉高由里子さん・柄本佑さん 大河ドラマ「光る君へ」初回放送に合わせて京都へ!(NHK)

ゲーム(ストリートファイターリーグ)

株式会社カプコンが販売する格闘ゲーム「ストリートファイター6」で開催されるeスポーツ大会のパブリックビューイングが各地で開催されました。

飲食店や商業施設などを営業する事業者が、電子チケット販売プラットフォーム「ZAIKO」で対象チケットを購入すると、「ZAIKO」で配信される「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2023」の大会映像を店舗や施設内のモニターで上映できる公式企画です。
SNSでは各事業者が、つぶやき投稿によって「お酒を飲みながら観戦できる」など、パブリックビューイングの開催を周知していました。

パブリックビューイングの開催に際しては別途カプコンとの有償契約が必要でした。

参照:飲食店・商業施設等の事業者向け「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2023」パブリックビューイング企画、2nd Stageチケットが販売開始!(株式会社カプコン)

パブリックビューイングでLEDビジョンを導入した事例

パブリックビューイングではLEDビジョンの利用を検討できることをお伝えしました。LEDビジョンがどのように活用されるのか、具体的な事例を通して知りたい方もいるでしょう。ここでは、パブリックビューイングでLEDビジョンが導入された事例をご紹介します。

ヨドコウ桜スタジアム

セレッソ大阪のホームスタジアムであるヨドコウ桜スタジアムでは、2022年5月14日~15日にキャンプイベントが実施されました。

キャンプでは、セレッソ大阪対名古屋グランパスの試合が、大型LEDビジョンによるパブリックビューイングとして公開されています。
ピッチの上にレジャーシートを敷くことで会場を設営しており、参加者は広々とした空間で試合観戦を楽しむことができました。

この事例からは、LEDビジョンとレジャーシートを組み合わせればパブリックビューイングを実施できることがわかるでしょう。

大型LEDビジョンを使用したパブリックビューイング!「ヨドコウ桜スタジアム」

GG Shibuya mobile esports cafe&bar(ジージーシブヤ モバイル イー スポーツ カフェ アンドバー)

渋谷PARCOのGG Shibuya mobile esports cafe&barは、eスポーツのパブリックビューインを楽しめるカフェ&バーです。

GG Shibuya mobile esports cafe&bar / LEDビジョン

2019年11月のグランドオープンに際して、eスポーツのパブリックビューイング用の店内モニターとしてLEDビジョンが設置されました。
LEDビジョンのサイズは横幅3.654メートル、縦2.055メートルです。高精細1.9ミリピッチのLEDパネルを36枚組み合わせて壁に埋め込む方法で実装されました。
パブリックビューイングではイスに座って映像を視聴できます

カジュアルな店舗を惹き立てるシームレスなLEDビジョンは、カフェ&バーの雰囲気に自然に溶け込み、eスポーツを盛り上げる空間づくりをサポートしました。

新生渋谷PARCOに日本初eスポーツcafe&barオープン

パブリックビューイングを効率的に開催する方法

パブリックビューイングを開催するのにLEDビジョンなどの大画面を用意する必要がありますが、開催に慣れている事業者でなければ大型ディスプレイの搬入・設置・撤去などが難しいように感じるかもしれません。

実はパブリックビューイングを効率的に開催できる便利な方法があります。

LEDビジョントラックを利用する開催方法です。

LEDビジョントラックは、左右両面の位置などにLEDビジョンが搭載されたトラックです。
一般的に発電機を搭載しているため、電源を準備する必要はありません。スピーカーやパワーアンプなどを搭載すれば、音響設備の手配も不要です。
トラックを会場に移動させて停車するだけで、パブリックビューイングに必要なLEDビジョンを搬入して設置できます。

LEDビジョンの設置工事が必要ないので、撤去の負担も少ないです。
昇降機でビジョンをリフトアップできるトラックもあり、前に人が通る場所でも全画面を視認できるように調整できます。
オリンピックやラグビーワールドカップ、プロ野球、Jリーグなどで活躍しました。

LEDビジョントラックの詳細は下記の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。

LEDビジョントラックとは? メリットや注意点、導入事例について解説!

パブリックビューイングに関するQ&A

パブリックビューイングについて気になる疑問にQ&A形式で回答します。

Q1.会場設営のノウハウがなくパブリックビューイングのやり方に不安がある場合は?

A1.イベント開催に関する専門業者に依頼する方法があります。

イベント開催に関する専門業者がパブリックビューイング開催を支援してくれることがあります。
たとえば、パブリックビューイングに際してテーブルイスやテント、進行、台本作り、音響手配、備品などを担当してもらえます。

導入するディスプレイに悩んでいる場合は、ディスプレイの専門会社に相談しましょう。
ディスプレイ専門会社であれば、会場に適したLEDビジョンを提案してもらえます。

Q2.パブリックビューイングの会場が用意できない場合は?

A2.貸し切りのイベントスペースをレンタルすることも可能です。

近年は、さまざまな目的に対応できるように、スペースを貸し切りでレンタルするサービスが登場しています。
インターネットで検索サイトにアクセスするだけで、パブリックビューイングに活用できる会場を探してレンタルすることが可能です。

イスやテーブル、プロジェクター、音響設備などが用意されている会場もあるので、会場設営の準備も負担を減らせるでしょう。

Q3.パブリックビューイングの実施にあたって放映以外の行為は自由?

A3.関連団体のルールを順守する必要があります。

パブリックビューイングでは、関連団体から会場内での物販や飲食物の販売などが禁止されることがあります。
そのほかにも思想の布教を目的とする行為や、反社会的勢力と関係がある行為、宣伝行為などが禁止されるケースも珍しくありません。
ガイドラインに違反する行為が発見されると、関連団体から注意勧告を受けるだけでは済まず、承認が取り消される恐れもあります。

集客力を高めるためのアイデアを実施したい場合は、関連団体に必ず問い合わせをしましょう。

パブリックビューイングの実施やディスプレイの選定はLED TOKYOに相談

今回は、パブリックビューイングとは何かがわかるよう、意味や目的、メリット、開催事例などを解説しました。

パブリックビューイングは、スタジアムや広場などに設置された大型映像表示器を利用し、別会場で実施される試合を観戦すること、あるいは観戦するイベントをさす言葉です。パブリックビューイングを実施すれば、イベントの開催に応じて観戦者を施設に集客できるため、施設の利用を促進できる可能性があります。

ただし、パブリックビューイングを実施する場合は、基本的に放送事業者などに許可申請を行わなければなりません。また、会場設営やトークショー、感染対策などの準備も必要です。特に映像を発信するディスプレイの準備が不可欠であり、会場に適した機器を導入する必要があります。

LED TOKYOでは、大型LEDビジョンを含めて屋外用・屋内用・床用・湾曲型・透過型・ボール型・液晶型などのディスプレイを幅広く揃えています。
短期利用に役立つレンタルサービスを行っているほか、パブリックビューイング会場の設営まで承っています。

パブリックビューイングの実施を検討している方は、ぜひLED TOKYOにご相談ください。

Summary
パブリックビューイングとは? 許可申請手続きの必要性、やり方を知るための準備、開催場所の例、LEDビジョンの導入事例などを紹介!
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パブリックビューイングとは? 許可申請手続きの必要性、やり方を知るための準備、開催場所の例、LEDビジョンの導入事例などを紹介!
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この記事では、パブリックビューイングとは何かをはじめ、許可申請手続きの必要性、やり方を知るための準備、開催場所の例などをご紹介します。パブリックビューイングに関するLEDビジョンの導入事例にも触れているので、LEDビジョンの導入を検討している方もぜひ参考にしてみてください。
Author
Publisher Name
LED TOKYO

世界基準のLEDビジョンを圧倒的コスパでご提供!

ご購入はもちろん、レンタルのご相談も歓迎しております。
専門のスタッフによる安心のサポートのもと、お客様に最適な提案をさせていただきます。
是非お気軽にLED TOKYOまでご連絡ください。

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