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スタジオの種類と選び方を解説!主な設備と利用方法も紹介
- 公開日:2023.03.13
- 更新日:2024.10.11
- スタジオ
スタジオは写真撮影や映像撮影などに使用する施設ですが、目的や用途によって様々な種類があります。スタジオの種類によってできることや用意されている設備が異なるので、目的にあったスタジオを選ぶ必要があります。
この記事では、スタジオの種類や選び方、スタジオを利用する際の注意点など、スタジオを利用くを検討している方に必要な情報を解説します。
この記事の目次
スタジオの活用例
スタジオは、下記のような用途で利用されます。
- CM制作・番組制作
- 宣材撮影
- ライブ撮影
- プロモーション動画撮影
これらの活用例について、詳しく解説していきます。
CM制作・番組制作
CMや番組制作においては、“グリーンバック”と呼ばれる背景を使って撮影を行い、CG背景などを組み合わせた印象的な映像を制作することがあります。スタジオの設備を使うことで、そのような映像の撮影ができます。
ライブ撮影
アーティストのライブ映像は、動画の視聴者がライブ会場で目の前のアーティストを見ているような臨場感のある映像の撮影が必要になります。スタジオに用意されている照明や撮影機材、音響機材を使用すれば、画面越しでもライブを楽しめるような映像の撮影ができます。
プロモーション動画撮影
スタジオはCMやアーティストだけでなく、ECサイトなどの商品のプロモーション動画の撮影にも利用されます。ただ商品やサービスのイメージ画像が掲載されているだけよりも、立体感のある映像や写真があれば、より商品やサービスの良さが伝わり、購買意欲を高められます。
スタジオの種類
撮影用スタジオは、写真や動画撮影に使用されます。照明機材やインテリアなどが用意されており、人物や商品の良さを引き出すために活用できます。
また、撮影用スタジオには主に「白ホリゾントスタジオ」と「ハウススタジオ」があり、さらに近年は「LEDウォールスタジオ」と呼ばれるものもあります。それらの違いについて説明します。
ホリゾントスタジオ
「ホリゾントスタジオ」は、床と壁が曲線上に繋がっており、人物や商品に照明が当たりやすく、影ができないようになっている構造のスタジオです。床とつながっている壁の面数によって「1面ホリゾント」「3面ホリゾント」などと呼ばれることもあり、自動車などの大きなものまで撮影できるよう天井まで曲面になっているものや、一部の床と壁は直角になっていて壁ギリギリまで近づける「直角ホリゾント」と呼ばれるものもあります。
ハウススタジオ
「ハウススタジオ」は、建物のインテリアや家具・什器一式が備えられており、特定のシチュエーションでの撮影を行うことができるスタジオです。必要な資材をイチから手配してセットを組むと時間もお金もかかってしまいますが、求めている雰囲気の設備が備えられたハウススタジオが見つかれば、準備の手間と費用を抑えることができます。
LEDウォールスタジオ
「LEDウォールスタジオ」は、高精度のLEDディスプレイを壁や天井に配置し、仮想空間に入り込んで撮影できるスタジオです。ホリゾントスタジオとは異なり、動画編集で映像を重ねる必要がなく、撮影時点で世界観を作り出すことができます。また、ハウススタジオとは異なり様々なシチュエーションを映像の切り替えのみで再現できるので、設備準備の手間や費用がかかりません。世界中で人気の映画の撮影にも使われていたことで有名ですが、国内でも徐々に普及しています。
スタジオのある設備
スタジオには様々な設備があり、撮影内容によって必要な設備があるか確認する必要があります。設備には「照明機材」と「給電設備」「映像設備」などがあります。それぞれの役割や使い方について説明します。
照明機材
スタジオで使用される照明機材は、写真撮影用と動画撮影用の2種類に分類されます。写真撮影用の照明機材は、「エレクトロニックフラッシュ」と呼ばれる瞬間的に強く発光する機のことを指します。スタジオに用意されている機材と撮影の目的が合っていることを確認しましょう。
ここでは、スタジオに用意されている機材の用途や使い方について説明します。
ストロボ
ストロボは、瞬間的に強い発光をする照明機材です。太陽光を再現することができ、写真撮影の際に天気を気にすることなく光と影の量を調整できます。
定常光ライト
定常光ライトは、ストロボと同じように強い発光する照明機材です。ストロボとは異なり、長い時間の撮影でも光り続けられるものなので、動画撮影する場合に使用されます。
アンブレラ
アンブレラは、ストロボや定常光ライトの光を反射させて広範囲に広げることで、光を柔らかくする役割があります。
フレ板
レフ板は、ストロボや定常光ライトの光を反射させて被写体に向けることで、影を減らすために使われる機材です。影のないキラキラした写真や映像を撮影することができます。
給電設備
撮影に使用する機材は大きな電力を必要とするものが多く、家庭用ではなく専用の給電設備が備えられているのが一般的です。スタジオによって「電気容量」が異なるので、使用する照明機材に対して電気容量が不足していないか確認しておきましょう。
映像施設
LEDウォールスタジオでは、高精度なLEDディスプレイが必要になります。よりリアルな表現を求める場合には「ピッチ」が細かい物を選びましょう。ピッチはLEDの配置間隔のことで、細かくなることでより微細な映像になります。
スタジオの選び方
スタジオには広さや料金などの違いがありますが、選ぶ際には下記のようなことを考慮して選ぶようにしましょう。
- 撮影コンセプト
- 立地・駐車場
- 広さ
これらについて説明します。
撮影コンセプト
撮影目的やシーンなどのコンセプトに合わせてスタジオを選ぶ必要があります。特に、ハウススタジオの場合はセットによって雰囲気が大きく左右してしまうので慎重に選びましょう。
立地・駐車場
撮影には多くの人が関わる場合が多く、さらに必要な機材を持ち込むことがほとんどです。駐車場が併設されているか、駅からアクセスしやすいかなどは事前に確認しておきましょう。
広さ
スタジオは広さによって料金が高くなる傾向にありますが、狭すぎると撮影スタッフや被写体である人物や商品が入らなくなってしまいます。撮影に関わる人数や必要な物の大きさを考慮して余裕のある広さのスタジオを選びましょう。
【まとめ】
スタジオ撮影で、人物や商品の魅力を引き出しましょう!
今回の記事では、スタジオの種類や選び方について説明させていただきました。スタジオでは、設備や照明機材によって人物や商品の魅力を伝えやすい映像の撮影ができます。
近年では、LEDディスプレイを活用した高機能なスタジオもあり、没入感や立体感のある映像を撮影できます。
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