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【2025年最新】デジタルサイネージとは?基礎知識から実際の活用事例まで徹底解説!
- 公開日:2023.11.01
- 更新日:2025.01.31
- LEDビジョン液晶ディスプレイ
近年、さまざまな場所でデジタルサイネージが設置されるようになりました。しかし、デジタルサイネージとは具体的にどのようなものなのか、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、デジタルサイネージの種類や仕組みといった基本的な知識から、デジタルサイネージの用途や実際の活用事例まで徹底解説いたします。
「デジタルサイネージとは何か」「導入を検討しているが、どのように活用すればよいのか」とお考えの方は、ぜひご一読ください。
この記事の目次
デジタルサイネージとは?

デジタルサイネージとは、ディスプレイなどのデジタル映像機器を用いた電子看板のことです。サイネージ(Signage)には「看板」や「標識」という意味がありますが、最近ではサイネージと言えば「デジタルサイネージ(電子看板)」のことを指すことも多くなりました。
一昔前までデジタルサイネージは、繁華街のビルの壁面に設置された大型ビジョンがメインでした。しかし現在は、駅やバス停、店舗、商業施設、オフィス、工場、イベント会場、電車、バス、タクシーなどあらゆるところにデジタルサイネージが活用されています。
デジタルサイネージは、ほかにも「電子掲示板」「電子POP」「電子広告板」「電子ポスター」「電子情報ボード」「デジタル掲示板」「デジタルPOP」「イルミネーション・サイネージ」「ダイナミック・サイネージ」などと呼ばれることもあります。
デジタルサイネージの種類
デジタルサイネージは、大きく分けて「LEDビジョン」と「液晶ディスプレイ」の2種類に分類されます。ここでは、それぞれの特徴について解説します。
LEDビジョン

LEDビジョンは、Light Emitting Diode(LED)を用いて画像や映像を表示するデジタルサイネージです。LEDは「発光ダイオード」とも呼ばれ、電気を通すことで発光する特性を持っています。1つのLEDが発光できる色は単一ですが、長年の技術開発によりさまざまな色のLEDが実現されてきました。
LEDビジョンは、ディスプレイ表面に多数のLEDを配置し、それぞれが発する異なる色の光を組み合わせて映像を表示しています。各LEDが自ら発光することで、屋外の日射しにも負けない高い視認性を誇り、防水性や防塵性に優れているため、過酷な環境下でも運用が可能です。
また、画像のように曲面や不規則な形状といった、液晶ディスプレイでは設置が難しかった場所でも、LEDビジョンなら設置が可能です。
LEDビジョンについて、より詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
液晶ディスプレイ

液晶ディスプレイは、液晶の特性を活かして画像や映像を映し出すデジタルサイネージです。液晶は液体と結晶の両方の特性を持つ物質で、一部の液晶は電圧を加えることで光の透過率が変わるという性質があります。この仕組みを利用して、バックライトからの光を部分的に遮りつつ、通過する光の色を調整することで映像を表示します。なお、液晶ディスプレイはLCD(Liquid Crystal Display)とも呼ばれます。
LEDビジョンのような明るさ(輝度)や防水・防塵性能はないため屋外で使用するのは不向きですが、屋内のさまざまな環境とマッチしやすく、展示会、会議室、店舗など幅広い場面で採用されています。また、液晶ディスプレイはLEDビジョンと比較して導入コストが抑えられるケースが多いため、導入コストを抑えたい場合には、液晶ディスプレイが選ばれることも多いです。
LEDビジョンと液晶ディスプレイの違いについて、より詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
デジタルサイネージの仕組み・映像配信方法
デジタルサイネージの映像配信方法は大きく分けて「スタンドアロン型」「ネットワーク型」の2つのタイプがあります。用途によって最適なタイプが変わるので、それぞれのタイプの特徴を理解することが大切です。こちらでは、それぞれのタイプについて解説します。
スタンドアロン型

スタンドアロン型は、インターネットに接続せず、動画や静止画を保存したUSBメモリーやSDカードを、デジタルサイネージの本体に直接差し込んでコンテンツを流します。シンプルな仕組みなので、メカやITに弱い人でも使いやすいです。導入コストやランニングコストも比較的安く抑えられます。また、オフラインで運用するため、ハッキングされるなどのセキュリティリスクもありません。通信不良などもないため、安定した表示ができます。
ただし、スタンドアロン型はディスプレイごとにUSBメモリーなどを差し込んでコンテンツを更新する必要があり、複数のディスプレイを運用する場合は手間がかかります。また、時間帯や曜日ごとにコンテンツを切り替える際も、その都度手動で更新作業を行う必要があります。
ディスプレイの数が少なく更新頻度も少ない場合は、コストが抑えられるスタンドアロン型がおすすめです。
2. ネットワーク型


ネットワーク型は、その名の通りネットワークを利用してコンテンツを流します。ネットワーク型の中でも、自社サーバーで運用する「オンプレミス型」と、社外のクラウドサーバーで運用する「クラウド型」に分けられます。
複数のディスプレイがネットワークで繋がっているため、リモートでコンテンツの一括変更が可能です。予約配信もできるため、時間帯や曜日によるコンテンツの切り替えもしやすいです。
複数の拠点にデジタルサイネージが設置されていても、ネットワーク型ならば一人で配信管理ができます。各拠点に配信担当者を置く必要がないため、現場の負担も減らせるでしょう。ただし、導入コストやランニングコストは、スタンドアロン型に比べて高くなります。
また、導入の際は運用方法を学ぶ必要があります。とくにオンプレミス型は自社でサーバーを管理するため、専門知識を必要とします。ITの取り扱いに慣れていない人は、クラウド型のほうが導入しやすいでしょう。
デジタルサイネージのメリット
デジタルサイネージを導入することで、さまざまなメリットがあります。こちらでは、その中でも特に代表的な4つのメリットをご紹介します。
メリット1. 訴求力のある明るい映像
デジタルサイネージの大きなメリットのひとつが、訴求力のある明るい映像です。デジタルサイネージで使われる高輝度のディスプレイやLEDビジョンは、遠くからでも視認できます。夜間はもちろん、昼間の雑多な雰囲気のなかでも目立つため、人の注目を集めやすいです。
近年は明るい映像に加え、3Dで飛び出して見える映像や、キューブ型ディスプレイの上を縦横無尽に駆け回る映像など、さらにインパクトのあるデジタルサイネージも登場しています。インパクトのある映像は、SNSなどでの拡散が期待できるのもメリットです。
広告や集客、販売促進のほかに、店舗やイベント会場などの雰囲気に合わせた映像を流すことで効果的な空間演出も可能です。
メリット2.コンテンツの差し替えが簡単
コンテンツを変更したい場合、ポスターのような紙媒体は貼り替えが必要です。それに対してデジタルサイネージは、コンテンツのデータをディスプレイに表示させるだけなので簡単に差し替えが可能です。
そのため、電車であれば朝の通勤や通学の時間にはビジネスパーソンや学生向けの広告、昼間は主婦や高齢者向けの広告、休日はファミリー向けの広告など、時間帯や曜日によって広告を出しわけることも簡単です。
ネットワークに繋がっていれば、たとえば全国展開しているチェーン店のデジタルサイネージのコンテンツを、本部からリモートで同時に差し替えられます。突発的なキャンペーンや修正にも対応しやすいです。また、交通情報や株価情報、災害情報、ニュース、待ち時間、順番待ちの呼び出し番号など、リアルタイムでの情報提供も可能です。
メリット3.設置の自由度が高くあらゆる場所で情報を発信できる
デジタルサイネージは設置の自由度が高くあらゆる場所で情報を発信することが可能です。たとえば、ビルの壁面にデジタルサイネージを設置して、たくさんの通行人から画面を視聴してもらえます。また、小型のデジタルサイネージであれば、商品棚に設置して商品情報を詳細に表示させることも可能です。
アイデア次第であらゆる場所に設置できるため、デジタルサイネージを利用すれば、情報発信の可能性を大幅に広げられるでしょう。
メリット4. データ収集もできるインタラクティブ性
タッチパネル式のデジタルサイネージならば、紙媒体では不可能なインタラクティブ性もあります。昔から書店や図書館の在庫検索などはありましたが、近年は飲食店での注文もタッチパネルが増えてきました。
さらにバーチャルで服を試着したり、インテリアをシミュレーションしたりなど、インタラクティブ性のあるデジタルサイネージの用途は幅広いです。タッチパネルではなく、人の動きにあわせて映像を変化させるモーションセンサー搭載のデジタルサイネージもあります。
また、インタラクティブ性のあるデジタルサイネージは、データを収集してマーケティングに活用できるのがメリットです。タッチパネルの操作ログを分析すれば、どのような情報や商品にニーズがあるのかわかります。AIカメラが搭載されていれば、性別や年齢、表情、体型などの属性を分析し、属性に合わせた広告表示なども可能です。
デジタルサイネージの用途
デジタルサイネージは、さまざまな用途で活用されています。こちらでは、LED TOKYOが手掛けた事例や提供するサービスを交えながら、代表的な用途を4つに分けてご紹介します。
1. 広告配信
これまでデジタルサイネージは、広告配信をメインに活用されてきました。以前は繁華街のビルの壁面に設置された大型ビジョンだけでしたが、近年はあらゆるところでデジタルサイネージの広告配信が目に留まります。例えば、公共交通機関内でも利用が進んでおり、主要駅では柱や壁面がサイネージで埋め尽くされ、広告ジャックが行われることも珍しくありません。
また、LED TOKYOが運用するハレザビジョンでは、3面のLEDビジョンを使用した企業広告や応援広告など様々なコンテンツの放映が可能です。
ハレザビジョンにご興味のある方はこちらや下記の記事をご覧ください。
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2. インフォメーションや情報共有
デジタルサイネージは、インフォメーションとしても多くの場所で活用されています。交通機関の運行案内や、施設のフロアガイド、順番待ちの呼び出し表示などもインフォメーションの一例です。また、業務効率化を図るオフィスや工場などでの情報共有にも使われています。
飲食店などではメニューがデジタルサイネージになっており、タッチパネルで注文できるところも増えました。また、オフィスや工場などでもデジタルサイネージが情報共有のために積極的に活用されています。
3. 集客や販売促進
デジタルサイネージは明るい映像で目立つため、店舗前での集客に効果的です。目立って人の目を引くだけでなく、商品やサービス、キャンペーン、メニューなどの情報をしっかり伝えられます。店舗前に設置して商品やサービスをアピールすれば、高い集客効果が得られます。
また、商品の近くで商品説明やベネフィットを訴求することにより販売促進も図れます。
4. 空間演出
デジタルサイネージは、店舗やオフィス、各種施設、イベント会場などの空間演出にも効果的です。美しい映像や刺激的な映像など、目的に応じた映像を流すことにより来訪者に特別な体験を提供できます。
ブランドのコンセプト映像を流してブランドイメージを高めたり、自然の美しい映像を流してリラクゼーションを誘ったり、没入感や臨場感の高い映像で驚きや感動を与えたり、目的に合わせて効果的な空間演出が可能です。
デジタルサイネージの活用シーン
ここまで、デジタルサイネージの基本的な情報についてご紹介しました。
ここからはデジタルサイネージの活用シーンをより具体的にイメージしていただくために、LED TOKYOが実際に手掛けた事例を交えながら、シーン毎に分けて解説します。
1. イベント
音楽ライブやeスポーツ、展示会などの各種イベントに、デジタルサイネージはよく使われています。大型LEDビジョンが映し出す明るく鮮明な映像により、遠くからでもステージの様子を楽しむことができ、会場全体の盛り上がりを演出します。展示会ではその目立つ存在感が集客効果を高めるだけでなく、ブースの空間演出にも役立ちます。
2. 商業施設
デジタルサイネージは、商業施設内での店舗案内やセール情報の告知、イベントのプロモーションなどで活用されています。動きのある映像や明るい表示で、訪れる人々の目を引きつけ、購買意欲を高める効果も期待できます。
3. オフィス
デジタルサイネージは、オフィスでも活用されています。ビジョンや事業計画、売上状況、社内ニュース、イベントの告知など、情報共有のツールとして使われています。これらの情報はメールでも伝えられますが、デジタルサイネージは複数人で同時に見ることによりスムーズに情報を共有することが可能です。
4. ホテル
ホテルでも、インフォメーションとして活躍するデジタルサイネージが増えてきました。フロアガイドや施設案内、キャンペーンなどのほか、周辺の観光スポットや飲食店、コンビニなどの情報も提供できます。
また、タッチパネル式のデジタルサイネージを活用することで多言語の対応が可能となり、外国人観光客へのサービス向上にもつながります。
5. 病院
病院やクリニックなどでも、デジタルサイネージが増えてきました。順番待ちの呼び出し表示のほか、定期検診や病気予防、健康習慣などの情報も提供できます。
ポスターは自分から積極的に見にいく必要がありますが、デジタルサイネージならば受け身でも情報が得られるため、体力が落ちている人にも情報が伝わりやすいです。
LED TOKYOでは上記でご紹介した以外にも多くのシーンで設置実績がございます。
その他の活用シーン・設置事例を知りたい方はこちらや下記も併せてご覧ください。
まとめ
デジタルサイネージについて、デジタルサイネージの種類や仕組みといった基本的な知識から、デジタルサイネージの用途や実際の活用事例などを解説しました。
デジタルサイネージは紙媒体に比べてメリットが多いため、デジタルサイネージの種類や仕組みといった基本的な知識から、デジタルサイネージの用途や実際の活用事例で活用されています。市場規模は右肩上がりで拡大しており、今後もデジタルサイネージはますます普及していく見込みです。
LED TOKYOでは、デジタルサイネージの販売およびレンタルを提供しております。製品の選定から設置、映像制作、運用管理、保守までワンストップでお任せください。
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