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ファザードとは?メディアファサードとの違いは?│ 店舗正面をデジタル化して入店率アップする方法
- 公開日:2019.09.05
- 更新日:2024.01.25
- LEDビジョン
ファサードとは、「建物の正面部分」を指すフランス語の単語です。時代の変化とともに「ファサード」と「メディア」を掛け合わせた「メディアファサード」という言葉が生まれました。
メディアファサードとは、店舗の外壁や正面に照明装置などを設置し、店舗の外観全体をフルに活用した演出をする仕組みです。華やかな演出が通り過ぎる人の目を惹きつけ、集客率の向上を狙えます。
この記事ではファサードとメディアファサードの持つ意味やファサードを活用した演出、メディアファサードとその導入事例についてご紹介します。
この記事の目次
ファサードとは?
ファサードとは、建物の正面部分のことを指すフランス語の単語です。例えば古い建物の正面部分のみを残し、後面を改築することをファサード保存と言います。主に建築業界などで使われることの多い専門用語です。
ファサード:店舗の正面
ファサード部分は店舗の顔とも言える部分で、集客においても重要な要素のひとつです。どのようなファサードを作るかによって、店舗が通行人に与える第一印象が大きく異なってきます。
そのため多くの店舗は、その店の持つブランドイメージに合わせてファサードを構築しています。色彩で変化をつけたり、小道具で演出を加えたり、その表現方法はさまざまです。その中でも特に効果的な演出として、ファサード看板が知られています。
ファサード看板とは?
ファサード看板とは、店舗の正面に掲げる看板のことです。視認性の高い入口付近に置くことで人目を引きつけ、お店の顔となりアピールポイントを発信できます。
ブランドイメージにより看板の形状や大きさ、掲示する内容は異なります。それぞれの店舗がオリジナリティを競い合っており、さまざまなファサード看板が世の中には溢れています。
逆に、ファサード看板をあえて設けないことで、隠れ家のような落ち着いた雰囲気を醸し出す店舗も存在します。
ファサード看板の工夫例
ファサード看板にはさまざまな工夫の仕方が存在しますが、多く見受けられるのはシンボルカラーの統一です。ブランドイメージに合わせてシンボルカラーを使い、店舗の雰囲気に合わせた看板に仕立て上げています。
チェーン店などでは各店舗で共通のファサード看板を用いて、雰囲気の統一を図っていることもあります。また、夜には照明を用いてファサード看板を照らすことで、遠くからでも店舗の名前や位置を把握しやすくなります。
それぞれの店舗や営業形態に合ったファサード看板を用いれば、集客率の向上にも繋がるでしょう。
メディアファサードとは?ファサードをどう演出する?
ファサード看板を更に拡張した概念で、メディアファサードというものがあります。ファサード看板よりダイナミックな演出をすることで通行人の目を大胆に惹きつけ、集客率の向上だけではなく街の景観のひとつとして店舗を位置づけられる技術です。
ここでは、さまざまな場所で活用されているメディアファサードについて、簡単にご紹介します。
メディアファサードとは?
メディアとは情報媒体を意味し、ファサードとは建物の正面を意味します。この2つの単語を合わせたメディアファサードとは、建物の外壁に光源やディスプレイを設置し、動きのある演出をすることで建物そのものをメディアとして活用する演出や技術のことを言います。
建物の形や色を変えることはなかなか難しいですが、メディアファサードを導入することで既存の設備に変更を加えることなく視覚的な演出ができます。
プロジェクションマッピング、デジタルサイネージとの違いは?
プロジェクションマッピングは、建物などの構造物や空間に映像を投影することで立体的な映像を作り出す技術のことです。また、デジタルサイネージとは、デジタル技術を活用して映像や文字などを表示するディスプレイなどの媒体のことです。
メディアファサードもこれら2つの技術と混同されがちですが、メディアファサードは演出の技法で、プロジェクションマッピングは映写機機を使った演出、デジタルサイネージは演出に用いられる道具という違いがあります。
以下の記事では、デジタルサイネージやプロジェクションマッピングについて詳しく解説しています。
プロジェクターとLEDディスプレイどちらを導入すべき?失敗しないデジタルサイネージの選び方
導入の際の注意点
導入の際は、まず自治体の景観保護条例などに抵触することがないか、事前の確認が必須です。
また、演出全体の完成度も重要なポイントとなります。メディアファサードを導入しても演出が今ひとつであったり、店舗のブランドイメージに似つかわしくないものであると集客率の向上は見込めなくなる可能性があります。事前の入念なシミュレーションが重要だと言えるでしょう。
また、購入時にかかる費用だけでなくメンテナンスに必要なコストを考慮し、計画的に導入する必要があります。
メディアファサードの事例
ここでは、実際にメディアファサードを導入した店舗の事例を3つ紹介します。それぞれの店舗のジャンルや営業形態は違うものの、メディアファサードを上手く利用することでブランドイメージのアピールに成功しています。
GRAND HARAJUKU
株式会社GRANDDESIGNは、拠点となるビル「GRAND HARAJUKU」にLEDビジョンを設置しました。
建物のデザインにマッチしたメディアファサードを導入することで、従来の画像やテキストベースの広告から動画によるプロモーションに切り替え、訴求力がアップしたことや発信する情報の自由度が上がったことで、今後のプロモーションにさまざまな可能性も広がったと言えます。
梅林堂
有限会社梅林堂は、ビル2階のテナント窓面にウィンドウビジョンを設置しました。このウィンドウビジョンは透過型で外光を遮らないことから、室内の明るさを確保したままで昼夜共に映像の発信ができます。
また、ウィンドウビジョンはパネルを組み合わせることで自由な設置ができるため、湾曲面にも問題なく導入が可能です。梅林堂は元々の立地も優れていることから、更に効果的なプロモーションの実施に繋がりました。
アパマンショップ長崎店
アパマンショップ長崎店は、建物にウィンドウビジョンを2面設置しました。ウィンドウビジョンは最大90%の透過性を持っていることから、建物の持つ開放感をそのままに大迫力の映像を発信できます。
また、アパマンショップ長崎店は浦上駅や国道206号線に面しているため、昼は店舗のプロモーション映像を投影し、夜は広告を投影する形での運用をしています。メディアファサードは時間で区切り異なったコンテンツを表示させることもできるため、柔軟性の高い運用ができることも特長の一つです。
メディアファサードで「目に入る」「入りたくなる」店舗に!
メディアファサードを効果的に活用することで、店舗の持つ開放感はそのままに、ブランドイメージをダイナミックに映像や光と音の演出などでアピールできます。通行人への訴求力も格段に向上できるため、入店率の向上にもダイレクトに作用するツールです。
デジタル時代の新しい情報発信手段のひとつとして、メディアファサードは効果の高い選択肢の一つだと言えるでしょう。
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