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デジタルサイネージの運用方法は? 仕組みや価格についても解説

  • 公開日:2024.07.22
  • 更新日:2024.10.12
  • LEDビジョン

デジタルサイネージの導入効果を高めるには、正しい運用方法を知る必要があります。今回は、デジタルサイネージの仕組みや選び方をおさらいしつつ、運用の用途やフロー、費用などを解説します。運用費用を抑えるポイントにも触れているので、コストが不安な方もぜひ参考にしてみてください。

運用前に知っておきたいデジタルサイネージの仕組み

デジタルサイネージは、アナログ看板やポスターなどと違って、コンテンツを選んで画面に表示できます。LEDビジョンを例に挙げると、厳密には画面表面にある個々のLED素子が発光して、コンテンツが表示されているように見える仕組みです。

素子の間隔(ピクセルピッチ)が小さいほど、単位面積あたりの素子数が増え解像度が高くなり、高精細の映像を表示させやすくなります。

ピクセルピッチごとに最低適正視認距離の目安があり、目安よりも遠い位置からだと美しく見えます。視聴者とビジョンまでの距離をイメージして導入すると適切に運用しやすくなるでしょう。

デジタルサイネージの種類と運用に失敗しない選び方

デジタルサイネージにはいくつか種類があり、運用に失敗しないために選び方を把握しておくことが重要です。続いては、デジタルサイネージの種類と選び方を解説します。

単体で運用する場合におすすめのスタンドアロン型

スタンドアロン

スタンドアロン型は、ネットワークに接続せずにコンテンツを表示させるデジタルサイネージです。一般的には本体にUSBメモリを差し込めるポートがあります。写真や動画などを記録したメモリを挿入するだけでコンテンツを再生可能です。

ネットワーク接続が不要であり、1つの場所で1つの画面を運用したい場合に適しています。ただ、コンテンツを変えるにはUSBメモリの記録を更新しなければなりません。複数のデジタルサイネージを運用する場合や更新頻度が高い場合には不向きです。

大規模に展開したい場合におすすめのネットワーク型

ネットワーク型は、ネットワーク経由でコンテンツを発信・更新できるデジタルサイネージです。

遠隔操作でコンテンツを発信・更新できるので、複数のデジタルサイネージを大規模に運用したい場合におすすめです。緊急の通知やニュースなど、リアルタイムで情報を発信したい場合にも適しています。

運用にあたってネットワーク環境の準備が必要なほか、電波環境によってはコンテンツの更新がしづらくなる点に注意が必要です。

ネットワーク型でできることや導入時の注意点については下記の記事で解説しているので、詳細を知りたい方はご確認ください。

・ネットワーク型のデジタルサイネージとは? できることや導入時の注意点などを解説!

状況に応じてさまざまな効果が見込めるインタラクティブ型

インタラクティブ型は、コンテンツを発信するだけでなく、視聴者が画面を操作できる双方向タイプのデジタルサイネージです。タッチ操作や音声操作で画面の内容を切り替える製品、人の存在を検知して画面の内容を切り替える製品などがあります。

状況に応じてさまざまな効果が見込めるので、通常のスタンドアロン型やネットワーク型では解決できない課題を抱える環境に最適です。

デジタルサイネージの主な運用用途

デジタルサイネージはさまざまな目的で運用されます。用途を知っておけば、デジタルサイネージを運用するイメージも湧きやすくなるでしょう。引き続き、デジタルサイネージの主な運用用途を解説します。

店舗での運用

カプセルラボ原宿竹下通り店

デジタルサイネージの代表的な用途が店舗での運用です。店内で順番待ちの番号を表示させたり、メニューの映像を表示させたり、さまざまな目的で活用できます。

店外で運用されるケースも少なくありません。たとえば、店舗の前にデジタルサイネージを設置したり、店舗の外壁に設置したりすれば、通行人を呼び込めます。

店舗のデジタルサイネージで運用する主要コンテンツとしては、販促コンテンツと広告コンテンツなどが挙げられます。

販促コンテンツ

販促コンテンツは自社の商品やサービスを魅力的にアピールして購入や利用を促すコンテンツです。食べ物が香ばしく焼かれている様子や、商品の豊富なバリエーション、お得な料金などを表示します。

スペースが狭いレジ裏であれば壁掛けタイプ、店内のレイアウトに応じて位置を調整したい場合はスタンドタイプなどで運用します。

広告コンテンツ

広告コンテンツは商品やサービスなどを広く認知させるためのコンテンツです。商品やサービスの映像だけでなく、会社名や検索ワード、問い合わせ先などを表示します。

デジタルサイネージを設置すれば広告枠として運用し、他社の広告コンテンツを表示させて収益源にすることもできます。

公共施設での情報提供

公共施設でデジタルサイネージを運用して情報提供することもできます。

具体的な施設としては、市役所や駅、バス停などさまざまです。デジタルサイネージを運用して情報提供することで施設の利便性を高められます。

公共施設でデジタルサイネージを運用するときの主要コンテンツとしては、インフォメーションコンテンツや災害・防災コンテンツなどが挙げられます。

インフォメーションコンテンツ

インフォメーションコンテンツは、販促目的ではない情報を発信するコンテンツです。ニュースや天気といった日常生活に必要な情報、フロアガイドや手続きの説明といった案内情報などを表示して運用します。

施設利用者の快適さや満足度が高まるだけでなく、施設職員の案内業務を軽減するのにも役立ちます。

災害・防災コンテンツ

災害・防災コンテンツは、災害状況の把握や防災の備えなどの情報を発信するコンテンツです。

地震の震度や津波の予測などを注意喚起したり、災害が発生したときの行動や対処法などを事前周知したりして運用します。

施設利用者と施設職員の安全を確保するために極めて重要なコンテンツです。具体的なコンテンツの内容について知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください。

・防災デジタルサイネージとは?予防コンテンツの内容や導入事例などを紹介

イベント会場でのエンタメ提供

デジタルサイネージはイベント会場でエンタメを提供する形で運用することもできます。

巨大なデジタルサイネージはインパクトがあり、大人数を集客するイベントでも注目されやすく、運用のやり方次第でイベント参加者を楽しませるのに役立ちます。防水・防塵耐性のある製品であれば屋外のイベント会場でも運用可能です。

よくある運用方法として挙げられるのが空間演出です。

空間演出

デジタルサイネージはイベント会場でエンタメを提供するときの空間演出に最適です。

たとえば音楽イベントであれば、デジタルサイネージで背景を表示させるなどして、歌や演奏の楽しみを倍増させられます。来場者の没入感が高まり、イベントへの満足度も高まるでしょう。

BEPPU ONSEN SHOWER FES. 2023/大分県別府市

デジタルサイネージの運用フロー

デジタルサイネージの効果を発揮するには適切な運用が求められます。正しく利用できるよう、デジタルサイネージの運用フローについて解説します。

プランの設計

キャンペーンやイベントなどの計画を整理して、必要なコンテンツを明確にして放映プランを設計します。たとえば、季節に応じた新メニューの販売や、例年のセール開始時期などに対応できるように放映準備が必要です。

コンテンツの制作

コンテンツを制作する方法は、パワーポイントソフトで自作する方法や映像制作会社に依頼する方法があります。運用環境に適したコンテンツを作りたいのであれば、導入実績が豊富なデジタルサイネージ会社に、機器の導入とともに映像制作まで任せるのもおすすめです。

配信スケジュールの作成

魅力的なコンテンツを作成しても、配信時間を誤ってしまえば、ターゲットに視聴してもらえないほか、視聴者にアクションを促せません。朝・昼・夜の通行人や客層を分析して、時間帯にあったコンテンツを配信できるようにスケジューリングしましょう。

コンテンツの配信

ネットワーク型であれば、すべてのデジタルサイネージでコンテンツがスケジュール通りに配信されるようにシステム上で設定します。スタンドアロン型あれば、USBにコンテンツを保存したうえで機器に挿入して配信します。

メンテナンス・保守

デジタルサイネージはアナログ看板やポスターと違って故障することがあります。故障が長引けば情報発信の機会を失い、売上の減少にもつながりかねません。早急に復帰できる運用体制を整えておきましょう。

デジタルサイネージを運用するために必要なもの

デジタルサイネージを運用するために必要なものは下記の通りです。

運用に必要なもの 概要
ディスプレイ 画像や映像を表示させる画面機器。主に屋外用や屋内用に分かれている。
コンテンツ ディスプレイに表示させる画像や映像。食べ物のアピールや受付の自動化、災害情報の掲示など、目的に応じて運用する。
STB(セット・トップ・ボックス) ディスプレイに接続して特定のコンテンツを視聴できるようにする機器。コンパクトで価格が安く運用しやすい。
CMS(コンテンツマネジメントシステム) プログラミング知識なしで管理画面から画像や映像などを更新できるシステム。コンテンツのスケジューリングやSTBへのネットワーク送信もできる。
インターネット環境 インターネットからコンテンツを受信して運用する場合に必要。ニュースや天気予報、マーケット情報などを発信できる。

デジタルサイネージの運用に必要な費用

デジタルサイネージを運用するにはさまざまな費用が発生します。デジタルサイネージの運用に必要な費用を解説します。

デジタルサイネージ本体の価格

デジタルサイネージの本体を購入するときに費用が発生します。本体の種類によって価格は変わり、設置が簡単なスタンドアロン型はネットワーク型より比較的安い傾向です。タッチパネル型は高額な製品もありますが、小型製品を選べば安く運用できます。

デジタルサイネージ関連機器の価格

USBメモリはたくさん記録できるカードだと高価になりやすいです。CMSは機能やデータ量によって費用が変わり、初期費用だけでなく運用中に月額料金も発生します。STBに関しては機能がシンプルなので、パソコンより安く購入できることが多いです。

デジタルサイネージのランニングコスト

運用中に発生する主要なランニングコストは電気代です。屋内用や屋外用の種類によって変わります。屋外用は日中でも視認性が安定するように高い輝度が必要です。消費電力が高くなりやすく、屋内用よりも電気代が高くなりやすいです。

デジタルサイネージの本体価格、関連機器の価格、ランニングコストなどについては、下記の記事で詳細をご確認ください。

・デジタルサイネージの費用はどれくらい? ランニングコストの相場や節約するポイントなどを解説!

・デジタルサイネージの電気代は?ランニングコスト・初期費用まで徹底解説

デジタルサイネージの運用費用を抑えるには?

デジタルサイネージの運用費用が負担になってしまうこともあるでしょう。デジタルサイネージの運用費用を抑えたいのであれば、レンタルやリースを検討するのもおすすめです。

デジタルサイネージのレンタルやリースを検討

レンタルやリースであれば、必要な期間だけデジタルサイネージを利用できるので、運用に必要な本体価格を削減できます。

関連するソフトウェアなども含めて必要な期間だけ借りられる場合があります。デジタルサイネージを使わない期間に月額料金を無駄に支払う必要もありません。

短期的な運用はレンタル、中期的な運用はリースを検討してみましょう。

デジタルサイネージを運用するならLED TOKYOに相談

デジタルサイネージは店舗や公共施設、イベント会場などさまざまな場所で運用できることをお伝えしました。デジタルサイネージの用途がわかって、運用に興味を持っていただけたのではないでしょうか。

ただ、デジタルサイネージには運用コストも発生するため、無計画に導入すると後悔する恐れもあります。

LED TOKYOでは、デジタルサイネージの選定からを運用、保守までトータルでサポートしています。導入環境についてヒアリングしたうえで最適な運用方法をご提案いたします。デジタルサイネージの運用に失敗したくない方はぜひLED TOKYOまでご相談ください。

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デジタルサイネージの運用方法は? 仕組みや価格についても解説
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デジタルサイネージの運用方法は? 仕組みや価格についても解説
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デジタルサイネージの導入効果を高めるには、正しい運用方法を知る必要があります。今回は、デジタルサイネージの仕組みや選び方をおさらいしつつ、運用の用途やフロー、費用などを解説します。運用費用を抑えるポイントにも触れているので、コストが不安な方もぜひ参考にしてみてください。
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