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LEDビジョンとは? メリット・デメリット、価格、注意点、導入事例などを解説!
- 公開日:2023.06.21
- 更新日:2024.10.11
- LEDビジョン
近年、オフィスや商業施設、繁華街など、さまざまな場所でLEDビジョンが導入されています。ビジネスに役立てられないか検討している方も多いでしょう。
ただ、LEDビジョンの特徴を理解しておかないと、効果が薄れてしまう恐れもあります。
今回は、LEDビジョンとは何かがわかるように、構造や使い道、メリット・デメリット、価格、導入事例などを解説します。関連する基礎用語や導入するときの流れ、注意点などにも触れているので、あわせてチェックしてみてください。
この記事の目次
LEDビジョンとは?
LEDビジョンはデジタルサイネージと呼ばれる電子看板のひとつです。
Light Emitting Diode(LED)=発光ダイオードを使用していることが特徴で、他のサイネージと比べると高精細、高輝度、高コントラストで昼夜問わず長距離からの視認性に優れています。
近年、オフィスや商業施設、繁華街など、さまざまな場所でLEDビジョンが導入されています。ビジネスに役立てられないか検討している方も多いでしょう。
今回は、LEDビジョンとは何かがわかるように、構造や使い道、メリット・デメリット、価格、導入事例などを解説します。関連する基礎用語や導入するときの流れなどにも触れているので、あわせてチェックしてみてください。
LEDビジョンの仕組み
LEDビジョンの仕組みに関しては下記記事で解説しているので参考にしてみてください。
またLEDビジョンを設置するときには、そのほかの機器も必要になります。
具体的に必要な機器は下記の通りです。
機器 |
役割 |
本受電ケーブル |
分電盤から電気を受電する |
ビジョン用電源ケーブル |
本受電ケーブルとLEDビジョンを接続する |
LEDビジョン本体 |
映像を映すためのディスプレイ |
鉄骨フレーム |
LEDビジョンを固定する土台 |
配信管理ソフト |
作成したスケジュールをSTBに送信する |
再生用STB |
配信管理ソフトで作成されたスケジュールを受信する |
LED送信機 |
パソコンやSTBといった映像の出力元から映像信号を受け取って色味や輝度などを調整してLEDビジョンに映す |
LANケーブル |
LEDビジョンとLED送信機を接続する |
LEDビジョンの使い道
LEDビジョンはさまざまな目的で使われています。具体的な使い道を列挙してみます。
- 店舗のフロア案内や営業情報の発信
- 展示会のブースにおける企業紹介映像の放映
- 商業施設のアトラクションエリアの背景演出
- esports学校におけるゲーム映像の表示
- 野立て看板として施設へ誘導
- 新曲のミュージックビデオにおける背景演出
LEDビジョンは、情報配信や空間演出など使い道の幅が広いです。
アイデア次第で自社のビジネスを有利に進められる可能性を秘めています。
LEDビジョンと液晶ディスプレイの違い
液晶ディスプレイ(LCD)は、Liquid Crystal Displayの略称であり、液晶物質に電圧を加えると透過率が変化する特徴を活かして、バックライトの変調により映像を表示する機器です。
簡単にいうと、電圧の強さを変えてバックライトの光を遮断したり通したりする仕組みになっています。
その点、LEDビジョンは表面を覆うLED素子自体が光を放出します。液晶ディスプレイよりも画面が明るいです。
【関連リンク】
〉LEDビジョンとデジタルサイネージの違いは? 事例や導入方法、おすすめの人なども解説!
〉液晶ディスプレイの仕組みから分かるLEDビジョンとの違いとは?
基礎用語1.LED
LEDとは、Light Emitting Diodeの略称であり、光る半導体と呼ばれています。
1993年に、高輝度の青色LEDが実用化されたのをきっかけに白色LEDが実現して、日常生活でLED照明の普及が進むようになりました。
LEDは、電子の多いN型半導体と、ホールの多いP型半導体を接合した部品です。部品に電圧を加えると、電子とホールが接合部で再結合して、その瞬間に生じたエネルギーが光として発生します。
基礎用語2.ピッチサイズ
LEDビジョンではLED素子が並んでいるとお伝えしましたが、製品によって並び方が異なり、見え方が違います。
並び方に関する指標がピッチサイズです。ピッチサイズとは、LED素子の間隔の長さをあらわす数値であり、小さいほど映像がキレイに見えます。
基礎用語3.輝度
輝度とは、シンプルにLEDビジョンの明るさを示す数値です。数値が高いほどLEDビジョンが明るくなります。輝度の単位はcd/m²(カンデラ平方メートル)です。
目安として、屋外用であれば約4,000~5,000cd/㎡、屋内用であれば約600~1,000cd/㎡となっています。
なお、テレビは約100~200cd/㎡、デスクトップパソコンは約250~350cd/㎡です。屋外や明るい場所などでは、比較的輝度の高いLEDビジョンが適しています。
ルクス(lx)・カンデラ(cd)・ルーメン(lm)の違いとは?ニト(nt/nit)について、明るさの単位についてわかりやすく解説
LEDビジョンのメリット
LEDビジョンにはさまざまなメリットがあります。LEDビジョンのメリットを解説します。
メリット1.電気代を節約しやすい
LEDは、電気エネルギーを熱エネルギーに変換せずに、直接光エネルギーに変換するため、電気エネルギーのロスが少ないです。つまり、従来よりも効率的に光を発生させられます。
そのため、LEDビジョンも消費電力が少ない傾向にあり、電気代を節約しやすいです。
メリット2.長く使いやすい
LEDビジョンの耐久性は、約5万時間が目安となっています。液晶ディスプレイの寿命が約3万時間といわれているので、比較的寿命が長いです。
1日10時間点灯させるケースであれば、設計上10年以上利用することも不可能ではありません。
高価なディスプレイを何度も買い替えたくないという方に適しているでしょう。
メリット3.屋外でも映像を鮮明に映せる
LEDビジョンは、液晶ディスプレイと違って直接発光するため、日差しが強い日中の屋外でも映像を鮮明に映せます。屋外で開催されるイベントで映像を放映したい場合に役立つでしょう。
また、看板と異なり発光することから、夜に宣伝を継続できるのも便利です。
メリット4.故障によるリスクを最小限に抑えられる
液晶ディスプレイの一部が故障してしまうと、本体ごと交換する必要があります。
故障していない部分を交換するのは経済的とはいえません。
その点、LEDビジョンは故障した部分だけを交換できます。
本体ごと交換しなくて済むので、故障によるリスクを最小限に抑えやすいです。
メリット5.サイズを大きくして視認性を高められる
LEDビジョンは、パネルをタイル状に組み合わせて作られているとお伝えしました。
つまり、タイルの組み合わせによっては巨大なディスプレイを構築することも可能です。
遠くからでも目立つように設置できるので、より多くの人に視聴してもらいたい場合におすすめできます。
LEDビジョンのデメリット
LEDビジョンにはメリットだけでなくデメリットもあります。導入してから後悔しないようにデメリットまで把握しておくことが重要です。ここではLEDビジョンのデメリットをまとめてみます。
デメリット1.故障すると宣伝できなくなる
LEDビジョンは、故障によって部分的に映像が映らなくなることがあります。
たとえば、日付の部分だけが映らなくなり、宣伝に失敗している事例がありました。故障したときに素早く復旧できる製品を選ぶことが重要です。
デメリット2.利用対象エリアが限定される場合がある
LEDビジョンは販売会社を通して購入・レンタルされることが多いです。基本的には全国に対応しています。
ただ、販売会社によっては関東圏内のみだけなど、対応エリアを絞っているケースもあります。販売会社を選ぶときは、利用エリアが限定されていないかどうか、見落としなく確認しましょう。
デメリット3.保証期間が短いことがある
LEDビジョンは、通常の家電のように保証期間が設定され、期間内の故障については無料で修理してもらえます。
ただ、保証期間は販売会社によって異なり、1~3年を目安として設定されている傾向です。保証期間が短いこともあるので、必要なら契約のタイミングで延長を希望しましょう。
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まずは資料ダウンロード >LEDビジョンを導入するときの流れ
LEDビジョンの全体像がわかり、導入してみたくなった方もいるでしょう。下記記事では、LEDビジョンを導入するときの流れをまとめてあるので、気になった方は参考にしてみてください。
〉LEDビジョンの正しい施工方法とは?メリットや注意点・よくあるトラブルも解説
LEDビジョンの価格
LEDビジョンは便利な機器ですが、どれくらいの価格で導入できるのか、気になるところでしょう。LEDビジョンは購入・レンタルによって価格が異なります。購入価格とレンタル価格に関して、下記リンクに目安を掲載しているので気になった方は見てみてください。
LEDビジョンの納期
LEDビジョンが便利でも、必要なタイミングで導入できなければ、意味がありませんよね。LEDビジョンの納期についても気になるところではないでしょうか。
LEDビジョンを購入する場合、受注生産であればおおよそ45日~60日ほどかかります。
したがって、LEDビジョンが必要になったときは、なるべく早く販売会社に相談することをおすすめします。
ただ、レンタルであれば、エリアや施工規模によっては、最短翌日で利用することも可能です。緊急で必要になった場合などは、レンタルを検討してみるとよいでしょう。
LEDビジョンの導入事例
LEDビジョンの導入を検討するときは、実際に利用された事例が参考になります。
弊社では様々な会社にLEDビジョンを導入しているため、下記リンクを参考にしてみてください。
LEDビジョンの注意点
LEDビジョンを導入するときにはいくつか注意点があります。ディスプレイを適切に使いこなすためにもあらかじめ把握しておきましょう。
注意点1.製品によって防水耐性が異なる
LEDビジョンは画面が明るいため、屋外でも使いやすいことをお伝えしました。しかし、製品によって防水耐性が異なるため、屋外で使用すると故障する恐れがあります。
屋外で利用するのであれば、防水耐性の高い屋外専用LEDビジョンを導入することが重要です。屋外専用であれば、雨の影響を受けないため、天候を気にせずに利用できます。
防水耐性はIP保護等級という指標で示されるのが一般的です。導入前に見落としなく確認しておきましょう。
IPコードとは「International Protection」を略したコード名です。2003年に国際電気標準会議(IEC)によって定められている電気製品の防水・防塵性能を表す規格です。
注意点2.条例の確認が必要
野外では屋外専用LEDビジョンを利用する必要がありますが、設置ルールについてもよく確認しなければなりません。
特に注意が必要なのが、屋外広告物条例です。屋外に設置するほとんどのLEDビジョンは屋外広告物条例の規制対象になっています。
ルールを見落として設置してしまうと、行政から是正勧告を受けることになります。最悪のケースでは、LEDビジョンの撤去が要求される恐れもあります。少しでも不安があれば、LEDビジョンの販売会社に相談しましょう。
LEDビジョンを導入するなら実績豊富なLED TOKYOに相談
今回は、LEDビジョンの概要をはじめ、種類やメリット・デメリット、注意点などをご紹介しました。
LEDビジョンは、発光ダイオードで構成されているディスプレイです。LED素子自体が自ら光を放出するため、液晶ディスプレイよりも画面が明るいという特徴がありました。
防水・防塵性能を備えた屋外用のLEDビジョンもあり、野外でも直射日光に負けない明るさを保てます。昼夜問わずに映像を放映できるので、屋外イベントを行うときにも便利です。
パネルを組み合わせて巨大なディスプレイを構築することもできるため、遠くから目立たせたいという場合にも検討できます。
ただ、看板と違って故障して部分的に映像が映らなくなるトラブルが生じる恐れがあります。可能な限りトラブルを減らせるよう、信頼できる実績を持ち、長期的に保守点検してくれる販売会社を選ぶことが重要です。
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